Oracle Financial Services Risk Management

オラクルの金融・リスク管理ソフトウェアは、組織全体にわたり、リスクの測定、管理、軽減、レポート方法の改善を支援します。当社の金融・リスク管理ソフトウェアは、信用リスク、市場リスク、流動性リスク、金利リスク、ビジネス・リスクにまたがり、リスクとパフォーマンスの単一かつ一貫した可視化を実現します。


LIBOR移行-リスク管理戦略の見直し

オラクルの金融サービス・リスク管理機能の詳細

戦略的意思決定の推進とリスク管理業務の強化

Oracle Financial Services Stress Testing and Scenario Analysisは、一元管理された統合リスク管理フレームワークを提供し、金融機関が規制要件と日常業務のために全社的なストレス・テスト・プロセスを効率化できるよう支援します。これにより、包括的なストレス・テストの実施、不利益なシナリオに対する耐障害性の評価、資本配分の最適化、戦略的意思決定の改善に必要な高度な分析とシナリオ・モデリング機能を金融機関に提供します。

機能

  • 引当金、受取利息、純利息、収益性、リスク加重資産、資本、レバレッジ、流動性など、さまざまな指標全体にわたり、単一のシナリオ・セットが及ぼす影響を評価します。
  • IFRS第9号、内部資本充実度評価プロセス(ICAAP)、内部流動性充実度評価プロセス(ILAAP)のストレス・テスト、感度、シナリオ分析の要件に容易に対応します。
  • what-if分析、シナリオ分析、ストレス・テスト、アドホック影響分析、アトリビューション分析、逆ストレス・テストの実施を支援する直感的なガイド付きプロセスにより、シナリオ管理を最適化します
  • 企業全体にわたりデータを調和および同期させる拡張可能なデータ・カタログにより、シナリオ・オーケストレーションと自動プロセスの順序付けを促進します。
  • 社内モデル、オラクル・モデル、サードパーティ・モデルを作成、継承、管理するための堅牢なモデル管理とガバナンスを実現します。全社的な意思決定をサポートする、ストレス・テストの結果と影響評価に対する幅広い管理を実現する動的なダッシュボードにアクセスします。

気候変動に好影響を与え、低炭素経済への移行を実現し、サステナビリティ目標を達成します。

Oracle Financial Services Climate Change Analytics Cloud Serviceは、金融機関向けの気候リスク処理、レポート作成、分析ソリューションであり、社内レポート、法定レポート、管理レポート向けに、気候リスクに関するデータの調達と保管、気候リスク指標の計算および分析を行います。組織が法令遵守の達成、気候変動関連リスクの低減、気候変動リスクを投資や信用、評判、市場リスク管理の意思決定プロセスに統合できるよう支援します。

機能

  • スケーラブルで柔軟なモデルを使用して炭素会計を実行し、GHGプロトコル企業会計報告基準に基づき、Scope1、2、3の報告分類と、燃料、自社所有の輸送手段、従業員の通勤、投資を含む排出カテゴリにわたり、温室効果ガス(GHG)排出量を計算します。
  • Partnership for Carbon Accounting Financials (PCAF)のガイドラインに基づき、投融資による排出量、促進された排出量、回避された排出量、および排出除去量について、ポートフォリオ全体の排出量を自信を持って計算および開示することができます。
  • カスタム・パラメータだけでなく、デフォルト確率(PD)やデフォルト損失(LGD)モデル、気候ターゲット、ヒートマップなどを柔軟に提供するデフォルトの気候スコアカード・フレームワークを使用して、気候リスクを企業全体のリスクおよび投資の意思決定に統合します。
  • Oracle Analyticsプラットフォームを使用して包括的な気候リスク分析を実行し、自社が所有する業務と担保資産にわたって、気候ターゲットの評価、ピア分析、物理的リスク評価を行います。
  • International Sustainability Standards Board (ISSB)、Task Force on Climate-Related Financial Disclosures (TCFD)、企業サステナビリティ・レポート指令に基づくEuropean Financial Reporting Advisory Group (EFRAG)によるEuropean Sustainability Reporting Standard (ESRS)、US Securities and Exchange Commission (SEC)、EU Sustainable Finance Disclosure Regulation (SFDR)に対応する、デフォルトで100以上の法域にまたがる気候変動報告書の開示、分析、可視化にアクセスします。
  • カーボン・フットプリント、加重平均炭素原単位(WACI)、経済的排出原単位、炭素関連資産へのエクスポージャー、PCAFデータ品質スコアなど、さまざまな強度指標とKPIを計算して報告します。

信用リスクのモニターと評価

Oracle Financial Services Credit Risk Analyticsは、複数のソースからのデータを統合し、銀行勘定およびトレーディング勘定の全体にわたり、リテール、ホールセール、カウンターパーティ信用リスクなど、信用リスクの包括的かつ全社的な把握を実現します。

市場リスクの高度な評価方法

Oracle Financial Services Market Risk Measurement and Managementにより、金融機関は、さまざまなシンプルな商品から複雑な商品まで、高度なデフォルト・モデルを使用して信頼性の高い評価を確立できます。

流動性リスクのモニターと管理

Oracle Financial Services Liquidity Risk Solutionにより、銀行は、さまざまな法域に対応する柔軟なデフォルトのルールを通じて、刻々と変化する規制ガイドラインに準拠することができます。

オラクルの金融サービス・リスク管理機能が選ばれる理由

01企業全体にわたるリスクの評価と統合

企業全体にわたるリスクを認識、測定し、その影響を理解します。統合的なリスクと財務指標を戦略決定に組み込みます。

エンタープライズ・リスク・マネジメント(ERM)の概要

02集中的なストレス・テストによる耐障害性の強化

ビジネス固有のストレス・テストによる不測の事態への対策を導入し、フォワード・メトリクスを評価し、企業への影響を監視することに適したポジションにあります。

03リスク・アセスメントで信頼できる唯一の情報源の獲得

統合的な財務サービス・データ・モデルと共通の分析インフラストラクチャを通じて、一元的に集約されたリスク・データによるリスク・ガバナンスを改善します。

データ管理の概要

その他のリソースを探す

気候変動リスク分類法に対する実践者の見解

銀行はカーボン・ニュートラルの実現を目指すにあたり、サステナブルな経済活動の内容を理解する必要があります。金融資産がサステナビリティ目標をどの程度サポートできるかを評価する際に考慮すべき基準の概要をご覧ください。

視点に関するレポートを読む (PDF)

投資ファンドにおける流動性リスクへの対応

投資信託業界における適切な流動性リスク測定の慣行を構築し、維持することの課題の詳細を確認し、Oracle Financial Services Liquidity Risk Managementソリューションの多機能性が支援できる方法をご覧ください。

ビジネスの概要を読む (PDF)

その他の情報

リスク、金融のモダナイゼーションおよびデータ分析における業界屈指の専門家をご紹介します。データサイエンスとテクノロジーにおける最新のインサイトで、銀行や保険会社の財務変革と収益の成長を促進します。

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