オラクル、製品管理担当ディレクタ、C Prasanna Venkatesan
クラウド・コンピューティングがかつてないスピードで採用される中、クラウドに移行する企業が増え続けています。これらの企業は、製品リリースの頻度の増加、サブスクリプション料金設定によるコストの削減、組込みのバックアップとリカバリ、自動ソフトウェア統合などのメリットを獲得しています。しかし、このクラウドへの移行において、一部の企業は既製のクラウド・ソフトウェアの導入を慎重に検討しています。当然のことながら、各企業は独自のビジネス・ニーズにシームレスに適合するソフトウェアを求めています。企業によるクラウド・ソフトウェアの選択に影響を与える最も重要な要素は価格ですが、調査の結果から、機能の可用性も価格に負けず劣らず重要な要素であることがわかっています。
一部の顧客は既製のクラウド・ソフトウェアを使用する際に機能のギャップに直面しますが、オラクルはそのギャップを埋めるソリューションを提供しています。オラクルのクラウド・アプリケーション・スイートは構成とカスタマイズが可能であるため、企業は自社の独自の要件が満たされるという確信を持ち、安心してクラウドに移行できます。経験上、クラウド・アプリケーション・ソフトウェアに組み込まれた標準機能は、顧客要件の80%以上を満たすことがわかっています。残りの20%には、Oracle Cloud Extensibility Framework(PDF)によって対処できます。このフレームワークは、アプリケーションのルック・アンド・フィールから、クラウドへの移行をはるかに容易にするアプリケーション・レベル・インターフェイスの公開まで、あらゆる機能のカスタマイズを可能にします。Oracle Cloud Extensibility Frameworkを使用すると、すべてのクラウド・インターフェイスを顧客に直接公開できるため、以下のような手動での統合開発タスクを削減できます。
オラクルのお客様は、Oracle Cloud Extensibility Frameworkを利用して、ビジネス全体に関わる以下のようなさまざまな要件に対応しています。
サプライ・チェーン管理の中でも、リバース・ロジスティクスの複雑さは十分に認識されていません。この100億ドルを超えるハイエンドのエンタープライズ・グレード・ハードウェアの販売業者は、クラウドに移行してエンタープライズ・リソース・プランニング(ERP)機能を最新化しようとする過程で、ある課題に直面しました。この企業は、ハイエンドのエンタープライズ・グレード・システムを扱う最大規模の付加価値再販業者であるにもかかわらず、人間的な触れ合いを重視する独自の先駆的なアプローチをとることで、業界のトップ企業となっていました。同社は、Oracle Cloud Extensibility Frameworkを使用して独自の「デフォルトのフィールド」を作成し、顧客や販売担当者が作成する返品承認(RMA)に含めることができました。この販売業者は、Oracle Cloud Extensibility Frameworkを使用することで、以前は後回しにされていた、独自のRMAプロセスやOracle Cloud SCMに含まれる多くの機能の自動化を実現しました。
Oracle Cloud Extensibility Frameworkを利用できることは、業界をリードするエンタープライズSaaSアプリケーションを集めた、オラクルの包括的な統合ソリューションの採用によって得られるメリットの1つです。Oracle Cloud Extensibility Frameworkが独自のビジネス・ニーズの解決にどのように役立つかについては、Oracle Cloud Extensibility Frameworkに関する論文(PDF)をご覧ください。