Press Release

TISの決済ソリューション基盤がOracle Cloud Infrastructureで稼働開始

PAYCIERGEのプリペイド・カード、デビッド・カードの決済ソリューション基盤としてOracle Exadata Cloud@Customerを導入し、最大20倍の性能向上を実現

東京 2024年4月16日
TIS Payment

日本オラクル株式会社(本社:東京都港区、取締役 執行役 社長:三澤 智光)は、TISインテックグループのTIS株式会社(本社:東京都新宿区、代表取締役社長:岡本 安史、以下:TIS)が有するデジタル決済プラットフォーム・ブランド「PAYCIERGE」のプリペイド・カード、デビット・カードの発行・運営を担う基幹システムのデータベース基盤として「Oracle Cloud Infrastructure (OCI)」のハイブリッド・クラウド・ソリューション「Oracle Exadata Cloud@Customer」を導入し、2024年2月に稼働開始したことを発表します。従前のシステムと比較して、SQLの処理性能が最大20倍向上、開発生産性において2~3カ月かかっていたテスト工数が1週間に短縮するなど、大幅な導入効果を発揮しています。今後、クレジット・カードの発行・運営のデータベース基盤での稼働開始を計画しています。

TISの「PAYCIERGE」は、決済を必要とするすべての顧客に、利便性の高い安心できる仕組みを提供するデジタル決済ソリューションの総称です。日々進化する決済ビジネス市場のニーズに合わせ、適切なソリューションの組み合わせで企業の多様な要望に応えることで、キャッシュレス決済の普及に寄与しています。

TISは「PAYCIERGE」の決済サービスを進化・拡張すると共に決済と社会変容のテーマを組み合わせた新たなサービスを創出することを計画しています。そのため、プリペイド・カード(ブランドプリペイドプロセッシングサービス)、デビット・カード(ブランドデビットプロセッシングサービス)、クレジット・カード(クレジットカードプロセッシングサービス)の基盤を共通化し、運用やセキュリティを含めた垂直統合プラットフォームにすることで品質の向上とコスト低減を行い、人的リソースを新規領域にシフトすることを図っています。決済に必要な安定性や耐障害性、セキュリティに加えて拡張性や柔軟性を備えており、これまでの開発スピードを向上させるための統合データベース基盤として「Oracle Exadata Cloud@Customer」を採用しました。

「Oracle Exadata Cloud@Customer」は、自社のデータセンター内に「Oracle Exadata」のハードウェアを設置することにより、データの所在地が明確になり、アプリケーション・サーバーと低レイテンシで接続が可能で高い処理能力を発揮します。クラウドの自動化機能は、構成や設定ミスの発生しやすい手動でのデータ管理タスクを軽減し、アプリケーションの安定性とセキュリティも向上します。高い密度のコンピュートとストレージにより「Oracle Database」 のワークロードを小規模な構成に統合可能で、消費電力、データセンターの使用スペースを削減することでコスト全体の低減に寄与します。

TISは、「Oracle Exadata Cloud@Customer」のパフォーマンス検証において、従前の「Oracle Database」専用機と比較してSQLの処理が、2倍から20倍に及ぶ処理能力の向上を実証しました。「Oracle Exadata Cloud@Customer」はオプション・ライセンスが自由に利用可能で、特に「Oracle Real Application Testing (RAT)」による、アプリケーションの非互換性調査や性能劣化確認が効率化さ れます。従来は2~3カ月かかっていたテスト工数が1週間に短縮され、開発生産性と品質が大幅に向上しました。また「Oracle Database Vault」は、データベース管理者やインフラ担当者がお客様の業務データにアクセスしないように制限できるため、職務の分離を含むコンプライアンス要件に対応できます。

クレジット・カードの基幹システムでは業務特性上、月次の請求確定処理のピークにあわせてデータベース基盤のCPUを用意しそれに応じたライセンス費用が必要でした。「Oracle Exadata Cloud@Customer」ではCPUコア数に応じた従量課金となっており、平常時はCPUコア数を抑え、バッチ処理などの高負荷時にのみオンラインでCPUコア数を拡張することで、コスト削減につながります。また「Oracle Dynamic Scaling」により、CPU使用率に応じてCPUコア数の増減を自動化できるため、従来のCPU増設やCPUコア数の増加に要していた工数が削減されます。

「Oracle Exadata Cloud@Customer」のインフラストラクチャはオラクルが管理するため、監視や管理が不要になり運用コストが削減されます。また、OCIのインフラストラクチャに四半期毎のパッチや月次のセキュリティ・パッチが適用されるため、パッチの適用工数が従来比、大幅に削減されます。インフラストラクチャに対する管理工数が低減できるため、デジタル・トランスフォーメーションなどの新規領域により注力することができるようになります。

TISは今後、「Oracle Exadata Cloud@Customer」をPAYCIERGEの他のソリューションや大手カード会社のデータベース基盤として展開していく予定です。

TIS株式会社 デジタルイノベーション事業本部 サービスプラットフォーム事業部 副事業部長 関 雄太氏は次のようにコメントしています。「『PAYCIERGE』は、TISが金融システムに携わってきた 50年以上の豊富な経験と実績に基づいたソリューションです。この度、『PAYCIERGE」の主要な決済ソリューションのデータベース基盤を『Oracle Exadata Cloud@Customer』に集約することで、運用コストを低減し、人材をより戦略的な領域に配置することが可能です。OCIが提供するフルマネージドのデータベース・サービスにより、拡張性と安定性を確保しながら、最新のセキュリティ対策も施すことができるようになります。」

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