新しいOracle Solaris 11.1アップデートでは、かつてない規模のクラウド・インフラ およびOracle環境を実現します。
Oracle Solaris 11は、業界No.1のUNIXオペレーティング・システムであり、オラクルのさまざまなSPARCサーバーやx86サーバー、そしてOracleエンジニアド・システム上に、エンタープライズ・クラスの大規模なインフラクラウドを構築できるようにした、初のOSです。
Oracle Applications用の推奨オペレーティング・システムであるOracle Solaris 11は、金融サービス、通信、医療、小売、公共機関、メディア/エンタテインメントなど、さまざまな業界のミッションクリティカルな環境に幅広く導入されています。最新バージョンであるOracle Solaris 11.1では、ビッグデータや新たなソーシャル/モバイル・アプリケーションが多用される、クラウド・コンピューティングやエンタープライズ・コンポーネントへのニーズの高まりに対応するため、データセンター機能が強化されています。Oracle Solaris Clusterソフトウェアとの統合が新たに強化されたことで、Oracleスタックのスケーラビリティがさらに高められたほか、セキュリティの強化、運用コストの低減、効率性の向上も実現されています。
Oracle Solaris 11の新しいクラウドインフラ機能では、システム、ネットワーク、およびストレージリソースをカバーする、きわめて効率的な組み込み型の仮想化機能が導入されているほか、業界の新たなオープン標準であるFederated File System(FedFS)がサポートされたことで、クラウドスケールのデータ環境に対応する、統合型の名前空間が使用可能となっています。そのほかにも以下の機能が提供されています。
Oracle Solaris Clusterの高度な可用性機能とOracle Solaris 11.1に組み込まれた仮想化機能を組み合わせることで、お客様は、コスト効率とセキュリティ、そして迅速性に優れたクラウド環境内に、ミッションクリティカルなアプリケーションをより簡単に配置できるようになります。これにより、Oracle Solaris 10およびOracle Solaris 11のアプリケーションをセキュアな仮想環境に配置できるだけでなく、Oracle Solaris Zoneクラスタ内でアプリケーション主導型の高速なフェイルオーバー機能を確保できます。このソフトウェアの組合せではまた、ZFS Storage Applianceレプリケーションによって、地理的に離れたデータセンター間での障害回復フェイルオーバーが可能になるほか、Oracle Solaris Trusted Extensionsによって、クラスタ環境用のマルチレベル・セキュリティが提供されます。
SPARCとの両方のアーキテクチャに対して最適化されたOracle Solarisは、UNIX市場をリードする製品となっており、その出荷数は過去5年間にわたって、AIXとHP-UXの合計出荷数を上回っています。保証付きのバイナリ機能、アーキテクチャ中立型のAPI、そして仮想化テクノロジーが可能にする物理から仮想への移行により、お客様は最新のシステムを簡単に導入できるようになります。業界最大のUNIXアプリケーション・ポートフォリオを抱えるOracle Solaris 11.1は、ミッションクリティカル・アプリケーションとクラウドインフラを稼動させるための最適なプラットフォームというその地位を、さらに強化する製品となっています。