クラウド・サブスクリプションに新しい参照番号を追加

クラウド・サブスクリプションさらにシンプルに。

オラクルは、クラウド・サブスクリプションの契約と注文の管理方法を効率化しました。

2025年10月6日より、オラクルは、クラウド・サブスクリプションの契約および注文のための統合参照システムを導入しました。

この機能強化により、契約、注文、請求書の紐付け方法が簡素化され、サブスクリプションのライフサイクル全体で明確性、一貫性、透明性が保たれます。

特徴


新しい構造により、複数の参照番号が、サブスクリプションと関連取引を管理するための単一の効率的なアプローチに置き換えられます。

更新後の構成
  • 契約ID – 各サブスクリプション契約には一意の契約IDが割り当てられ、そのサブスクリプション全体の識別子として機能します。
  • 契約注文参照 – 契約に関連する最初の注文は、契約IDに直接結び付いている契約注文参照を介してリンクされます。
  • 更新・変更 – 何らかの変更、更新、または修正を行うと、新しい契約注文参照が自動的に生成されますが、同じ契約IDに紐付けられたままになります。

このような一貫性のあるフレームワークにより、購入から請求に至るまで、クラウド・サブスクリプションのライフサイクルの全段階で明瞭な可視性が維持されます。

まとめ

クラウド・サブスクリプションごとに、1つの契約IDにそろえられ、個々の取引に個別の契約注文参照が付くようになりました。この結果、関連するすべてのドキュメント、Oracle Customer Centerのポータル・ビュー、およびオラクルとのやり取りで、管理が簡素化され、トレーサビリティが向上します。

重要な理由


標準化された参照モデルへの移行により、Oracle Cloudサブスクリプションのドキュメントや財務プロセス全体の一貫性が向上します。

主な特長
  • 一貫性: 参照番号は、契約、注文、請求書の間で標準化されています。
  • 連携: 契約、注文、請求の記録が直接関連付けられるため、確認や照合が容易になります。
  • 透明性: つながりのある識別子を介してサブスクリプションの全履歴が表示されるため、混乱や手作業での追跡が少なくなります。

既存のクラウド・サブスクリプションへの影響

既存の購入済サブスクリプション・サービスの場合、以下のように、以前の参照形式と新しい参照形式の両方がわかりやすく表示されます。

  • Plan Number 413456 → now labeled as Contract ID 413456
  • CPQ-356127-1 → now labeled as Contract Order Reference 356127-1
まとめ

追加のご対応は必要ありません。この更新により、システムの連携が強化され、クラウド・サブスクリプション・レコードの管理が容易になります。

請求書書式の変更


クラウド・サブスクリプションの請求書には新しい識別子が反映され、請求額、契約、注文の関係が明確になります。

変更点

各請求書に、次の2つの識別子が表示されます。

  • 契約ID – 請求書のヘッダーに、他の参照情報とともに表示されます。
  • 契約注文参照 – 明細の摘要に表示されます。個々の請求額をそれぞれの注文に関連付けます。

以前の参照 新しい参照 請求書ロケーション
プラン番号 契約ID その他の参照を含むヘッダー・セクション
CPQ番号 / 注文番号 契約注文参照 明細の摘要

注意: この変更はクラウド・サブスクリプションにのみ適用されます。

まとめ

両方の識別子を表示することで、契約、注文、請求書の明細項目間のつながりが明確になるため、あいまいさが軽減され、照合の正確さが向上します。

FAQ


1. 請求書の形式は変わりますか?
その答えは「はい」です。2025年10月1日以降、請求書に「契約ID」フィールドと「契約注文参照」フィールドが新たに追加されます。

2. 「契約ID」と「契約注文参照」は請求書のどこで確認できますか?
請求書のヘッダー・セクションおよび個々の明細項目の横に表示され、請求書と関連する契約や注文とのつながりがはっきりとわかります。

3. これらの番号が請求書に表示される利点は何ですか?
「契約ID」はサブスクリプションの一貫したアンカーとなり、「契約注文参照」は特定の取引を識別するものです。これらを組み合わせることで、請求書の請求額を正しい契約や注文と照合しやすくなります。

4. 組織内の請求プロセスまたは照合プロセスを更新する必要がありますか?
即時の変更は必要ありません。新しいフィールドは、照合を簡単にするように設計されています。ワークフローの効率化につながる場合は、組織内での照合やレポート・プロセスの中で契約IDおよび契約注文参照を使用してもかまいません。

5. 既存の請求書の参照はどうなりますか?
既存の請求書の参照は、新しい命名規則で引き続き表示され、有効なままになります。

6. 更新や変更は請求書にどのように表示されますか。
更新や変更があるたびに、新しい契約注文参照が生成されます。請求書では、この新しい参照情報が明細摘要の横に表示されます。契約IDは変わらず、同じ契約に含まれる請求であることがはっきりとわかります。

7. 今回の更新はどのように照合に役立ちますか?
契約、注文、請求書の明細項目が直接結び付くようになります。これにより、あいまいさが軽減され、財務チームはサブスクリプションのライフサイクル全体で請求額をより効率的に追跡しやすくなります。

8. これらのフィールドが請求書に表示されない場合はどうすればよいですか?
「契約ID」フィールドまたは「契約注文参照」フィールドがない場合は、参照している請求書がクラウド・サブスクリプション請求書ではない可能性があります。クラウド・サブスクリプション請求書でフィールドが表示されない場合は、オラクルのアカウント担当者またはOracle Help Centerにお問い合わせください。

9. これは、請求書の受取方法や支払方法に影響しますか?
いいえ。送付方法、支払条件、支払プロセスは変更されません。更新されるのは、明確さの向上のために、識別子が請求書に表示されるという点だけです。請求書には、プラン番号、契約ID、契約注文参照など、これまでどおりの参照が表示されます。これらがすべて、オラクルのシステム内の同一のデータに結び付けられることで、支払いが正常に適用されます。

他の質問がある場合には、 Oracle Customer CenterまたはBilling Supportのチャットボットにお気軽にお問い合わせください。