Oracle Customer Success — 楽天カード株式会社 (Rakuten Card Co., Ltd.)

楽天カード株式会社 (Rakuten Card Co., Ltd.)

楽天カード株式会社 Oracle Cloud at Customerの導入でビジネスのスピードアップと急成長を盤石なものに

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メインフレームからOracle の提供するエンジニアド・システムを軸とした オープンシステムに移行し、Oracle Cloud at Customerも利用することで処理能力が向上し、月末ピーク時における入金取込処理速度を40%向上させました。新システムは高い安定性と優れたコストパフォーマンスを実現し、当社の急成長を支える基盤ができました。

— 楽天カード株式会社 執行役員 システム戦略部・システム開発部・システム運用部管掌 システム戦略部 部長 小林義法氏

楽天カード株式会社はOracle Cloud at Customerの導入で入金取込処理速度を40%向上させ、ビジネスのスピードアップと急成長を支える基盤を磐石なものとした

楽天カード株式会社は日本最大のeコマースプラットフォーム事業者「楽天」のFinTechカンパニーを牽引する一社としてクレジットカード事業・カードローン事業・信用保証業務を展開している。

同社は入会申込や利用明細、また電子メールによる販促など、全ての業務をインターネットで完結する「テクノロジードリブン」な企業として成長してきた。さらに日本政府によるキャシュレス化の推進といった市場環境の追い風もあり、目下年間20%の急成長を遂げている。一方で会員数と取引量は急増し、約25年以上稼動してきた旧システムは性能限界が目前に迫っていた。このような背景から同社ではビジネス環境の変化に強く、会員に長く安心して使ってもらえるクレジットカードの取引環境を実現するため、高い柔軟性を持つ基幹システムへの移行が課題となっていた。
 
Challenges
  • 月末の入金取込処理などに見られる急激な負荷の増大に対処できるよう基幹システムの処理能力を強化し、クレジットカード事業の急成長を支えること
  • 短期間で新システムへの移行を完遂し、会員に対するサービス提供への影響を最小限に抑えること
  • メインフレーム上のCOBOL環境をオープン系の言語環境に変え、アプリケーション開発の効率性を向上させること
  • 柔軟なクラウドプラットフォームを活用した、ビジネス環境の変化への素早い対応、異常検知能力の強化、運用・保守のコストの削減を実現すること
Results
  • 自社データセンター内に設置したOracle ExadataOracle ExalogicおよびOracle Cloud at Customerをシームレスに連携することで、楽天グループで開催するイベントやセール企画、また月末のピーク時間帯におけるシステム上の負荷に対処するためのダイナミックな拡張性と負荷分散を実現し、その結果、毎月末の入金取込処理速度を40%向上させた
  • Oracle Cloud at Customerを導入しオンプレミスで導入したOracle ExadataおよびOracle Exalogicとの間でデータ移行や作業負荷の分散ができるようになり、ピーク時の負荷に合わせたシステム設計を不要とすることで初期投資を大幅に抑えた
  • メインフレームからのデータ移行はOracle Cloud at Customerを活用することで、わずか1日で完了させることができ、また基幹システムすべての切り替えも、のべ3日間という限られた時間内に完了できた
  • Oracle Cloud at Customerによる企業向けの「Infrastructure as a Service (IaaS)」を利用してシステムインフラの運用効率を上げ、基幹システムのみならずWebアプリケーションや他の業務システムの処理速度も改善した
  • Oracle Cloudのend-to-end management services機能を利用してシステムに起因する問題を迅速に解決し、クレジットカード取引の遅延を最小限に抑え、ビジネスにおける安定性と継続性を確かなものとした
  • COBOLベースの開発環境を汎用性の高いJavaベースのオープン環境に置き換え、アプリケーション開発を加速化した
  • 高性能エンジニアド・システムの負荷テストにあたって、Oracle Cloud at Customerを使ってオンプレミスのマシンに対してもクラウド経由で高い負荷をかけることが可能になり、テスト実施にかかる時間とコストを低減した
  • 最重要視していたデータの品質の面については、旧システムで処理した入力データのログを使った検証試験で、新システムでも同一の出力が得られることを確認することでデータの正確性・信頼性を担保し、会員が不利益を被らない対応ができた

 

Oracle Cloud at Customerは非常に限られた時間の中、PCI DSS 基準を満たす新システムへの移行を完了できる唯一のソリューションでした。加えて、以前オラクル製品を使ってシームレスかつ使い勝手のよい開発環境を構築した実績があり、選定にあたってはオラクルブランドの信頼性も評価しました。

— 楽天カード株式会社 システム戦略部 テクノロジー戦略グループ マネージャー 岩崎浩文氏

Execution

楽天カード株式会社は約3か月間のPOC(Proof of Concept)を経て、旧システムをクラウドプラットフォームを活用した新システムに移行した。Oracle Consultingは今回の大型プロジェクトにおいて延べ350人の関係者間の調整など、プロジェクトを遂行する上で大切な役割を果たした。

「従来のメインフレーム上でのスケールアップやパッケージ・ソリューションなどではなく、Oracle Cloud at Customerを選定したことで 非常に限られた時間内での移行を無事果たすとともに日本のクレジットカード事業者ならではの、会員のニーズにきめ細やかに対応できるシステムを実現できました」 – 楽天カード株式会社 システム開発部 副部長 中川陽介氏

About 楽天カード株式会社 (Rakuten Card Co., Ltd.)

Headquarters

 
Tokyo, Japan

Annual Revenue

 
US$1.8 Billion
楽天カード株式会社は、2005年から「楽天カード」を発行している日本最大級のクレジットカード会社の1つ。2020年までに国内シェア1位、会員数2000万人とショッピング取扱高7~8兆円の達成を目指す「ビジョン2020」を打ち出している。
Published:  Feb 09, 2018