オラクルは、メンテナンスとサポートのオプション、関連するタイムラインを把握していただくために、このOracle Java SE Supportロードマップを公開しています。オラクルがオープン・ソース・ライセンスで提供する最新の無償JDKリリースをお探しの場合は、jdk.java.netをご覧ください。または商用ライセンス版を無償で利用する場合は、oracle.com/javadownloadをご覧ください。
このロードマップにおいて、各用語を以下の意味で使用しています。
オラクル・カスタマーとは、次の1〜3のいずれかが有効であるオラクルのお客様です。(1)Java SE SubscriptionまたはJava SE Desktop Subscription、(2)Oracle Java SE Advanced、Oracle Java SE Advanced Desktop、Oracle Java SE Suite、Java SE Supportのサポート契約、(3)他のオラクル製品を利用するために必要なJava SEのサポートを受ける権利(参考:My.Oracle.Support Note 1612709.1 - 他の Oracle 製品の一部として Java SE を利用する場合の Java SE サポートについて.、My Oracle Supportへのログインが必要)。
個人ユーザー、開発ユーザー、およびその他のユーザーとは、Oracle Technology Network License Agreement for Java SEの下、許可された使用法の1つに基づき、無償でJava SEを使用するユーザーです。これには、Java SEを無償で個人のデスクトップパソコンやノートパソコンで利用する、または無償で開発に利用する個人を含みます。詳細については、Oracle Java SEライセンスに関するFAQをご覧ください。
すべてのユーザーとは、Oracle No-Fee Terms and Conditionsライセンスの条件の下、無償でJava SE 17以降を使用するユーザーです。
2017年9月より、オラクルは、無償のオープン・ソース・ライセンス(Linux同様)で利用できるJDKのリリースを提供しています。オラクルが提供するOpenJDKリリースの入手とコミュニティ・サポートについては、 jdk.java.netに個別に記載されています。
2021年9月より、オラクルは、無償使用ライセンスで、すべてのユーザー向けにJava 17以降のOracle JDKを提供しています。Java 16以前のバージョンのOracle JDKリリースは、引き続きOracle Technology Network License Agreement for Java SEの下で提供されており、個人ユーザー、開発ユーザー、およびその他のユーザーのみが無償で利用できます。
Oracle Javaライセンスの詳細については、Oracle Java SEライセンスに関するFAQをご覧ください。
後述する表の日付は、オラクル・カスタマーが利用できる商用にサポートされたOracle JDKリリースにのみ適用されます。
オラクルは、Oracle Lifetime Support Policyに記載されているように、Oracle Java SE製品に対するOracle Premier Supportをお客様に提供します。Java SE 8以降の製品リリースで、オラクルは特定のリリースに対してのみ、長期サポート(LTS)リリースの指定を予定しています。Java SE 7、8、11、および17はLTSリリースです。オラクルは、今後のLTSリリースを2年ごとに作成する予定です。つまり、次に計画しているLTSリリースは2023年9月のJava 21です。Oracle Premier Supportの目的上、非LTSリリースは直近のLTSリリースに対する機能拡張の実装が累積されたセットと見なされます。新機能のリリースが利用可能になると、これまでの非LTSのリリースはすべて置き換えられたと見なされます。たとえば、Java SE 9は非LTSのリリースでしたが、すぐにJava SE 10(これも非LTS)に置き換えられ、Java SE 10もまたすぐにJava SE 11に置き換えられました。しかしJava SE 11はLTSリリースなので、オラクル・カスタマーはOracle Java SE 12がリリースされた後も、Oracle Premier Supportと定期的なアップデート・リリースを受けることができます。
Oracle Java SE製品の主要な製品の日付の例を次に示します。
Oracle Java SE Supportロードマップ*† | ||||
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リリース | 利用開始(GA)日 | Premier Support期限 | Extended Support期限 | Sustaining Support |
7(LTS) | 2011年7月 | 2019年7月 | 2022年7月***** | 無期限 |
8(LTS)** | 2014年3月 | 2022年3月 | 2030年12月***** | 無期限 |
9(非LTS) | 2017年9月 | 2018年3月 | 設定なし | 無期限 |
10(非LTS) | 2018年3月 | 2018年9月 | 設定なし | 無期限 |
11(LTS) | 2018年9月 | 2023年9月 | 2026年9月 | 無期限 |
12(非LTS) | 2019年3月 | 2019年9月 | 設定なし | 無期限 |
13(非LTS) | 2019年9月 | 2020年3月 | 設定なし | 無期限 |
14(非LTS) | 2020年3月 | 2020年9月 | 設定なし | 無期限 |
15(非LTS) | 2020年9月 | 2021年3月 | 設定なし | 無期限 |
16(非LTS) | 2021年3月 | 2021年9月 | 設定なし | 無期限 |
17(LTS) | 2021年9月 | 2026年9月**** | 2029年9月**** | 無期限 |
18(非LTS)*** | 2022年3月 | 2022年9月 | 設定なし | 無期限 |
19(非LTS)*** | 2022年9月 | 2023年3月 | 設定なし | 無期限 |
20(非LTS)*** | 2023年3月 | 2023年9月 | 設定なし | 無期限 |
21(LTS)*** | 2023年9月 | 2028年9月 | 2031年9月 | 無期限 |
Java SE 8は、過去のリリースとして公開アップデート・プロセスの終了を迎えました。 オラクルは今後も、 java.comで、個人ユーザー、開発ユーザー、およびその他のユーザーに、Java SE 8の無償の公開アップデートと自動アップデートを無期限に提供します。利用可能終了日を設定する場合は、オラクルがこのページおよびその他の通信チャネルで少なくとも18か月前に通知します。開発者は、Oracle Java SE 8、11、17および最新のリリースを含むOracle Java SEアップデートをOTNから無償で入手できます。2019年4月16日の四半期ごとのCritical Patch Updateより、オラクル・カスタマーは、オラクルが提供する商用向けJava SE 8のアップデートをMy Oracle Support経由または必要に応じて自動更新により入手することができます(参考:My.Oracle.Support Note 1439822.1 – All Java SE Downloads on MOS、My Oracle Supportへのログインが必要)。
自動更新(auto update)機能でデスクトップの Java SE 8 を後継のバージョンへ移行する計画はありません。これには、Java PluginとJava Web Startも含まれます。アプリケーション開発者には、ブラウザでアクセス可能なシステムのJREを使用するのではなく、Java SE 9で導入されたパッケージ・オプションを使用して、開発したJavaアプリケーションを、独自のカスタムランタイムを含むスタンドアローン・アプリケーションとして再パッケージして配布することを推奨します。
Oracle JREにバンドルされたJava PluginとJava Web StartからなるWebデプロイメント・テクノロジーは、5年間のPremier Supportのみと、サポート期間が短くなっています。このデプロイメント・スタックはJava SE 9およびJava SE 10で非推奨(deprecated)指定と削除のフラグが付けられました。Oracle Java SE 11とそれ以降のバージョンで、このデプロイメント・スタックは含まれません。Java SE 8はデプロイメント・スタックの最後のリリースとなるため、オラクルはJava SE 8のExtended Supportの終了まで、Java SE 8のJava Web Startのサポート期間を延長しました。Java Plugin(Java Applet)はJava 8でアップデートされたままですが、将来のリリースの任意の時点で削除される可能性があります。 オラクル・カスタマーは、より詳しい情報をMy.Oracle.Support Note 2516777.1 - Java SE 8 の Java Plugin サポートの終了について.(My Oracle Supportへのログインが必要)でご確認いただけます。
Java SE 8は、推奨される唯一サポートされたデプロイメント・スタックを搭載するバージョンです。Java SE 8デプロイメント・スタックはWindowsプラットフォーム上でJava SE 7やJava SE 8アプリケーションを実行するために使用できます。Javaデプロイメント・テクノロジーは、Java SE 8よりも後のバージョンではサポートされません。詳細は、オラクルLifetime Support Policyをご確認ください。
JavaFXはオープン・ソース化され、JDKに含まれる形ではなく、スタンドアローン・ライブラリとして利用できるよう再設計されました。Java SE 11から、JavaFXはOracle JDKに含まれなくなりました。Java SE 8でのJavaFXのサポートは、2025年3月まで継続されます。
デプロイメント・テクノロジーとJavaFXのサポート* | ||||
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バージョン | 利用開始(GA)日 | Java Web Startサポート期限 | Java Plugin(Applet)サポート期限 | JavaFXサポート期限 |
6 | 2006年12月 | 2017年10月 | 2017年10月 | なし |
7 | 2011年7月 | 2017年10月 | 2017年10月 | 2019年7月 |
8 | 2014年3月 | 2030年12月 | 2019年3月 | 2025年3月 |
9とそれ以降 | なし | なし | なし |
*Oracle Java SE製品に関する日付は、サポート・ポリシーを示すための一例として提供されています。最新の情報はオラクルLifetime Support Policyを参照してください。Java SEに依存するオラクル製品によってはタイムラインが異なる場合があります(My.Oracle.Support Note 1612709.1 - 他の Oracle 製品の一部として Java SE を利用する場合の Java SE サポートについて”.、My Oracle Supportへのログインが必要)。
**これらのサポートのタイムラインは、JavaのクライアントおよびJavaのサーバー・デプロイメントに対して適用されます。ただし、Webデプロイメント・テクノロジーとJavaFXは含まれません。これらの機能に対するより詳しい情報は以下を参照してください。
***上記の例に記載されているように、LTSの指定と日付は変更される場合があります。
****もしくはそれ以降。
*****2019年6月から2022年7月までの期間、Java SE 7に対するExtended Supportの追加費用は免除されます。Java SE 8の場合は、2022年3月から2030年12月までの期間はExtended Supportの追加費用が免除されます。この期間中、テクニカル・サポート・ポリシーのオラクル・テクニカル・サポート・レベルのセクションに記載されているExtended Supportが提供されます。
†デプロイメント・テクノロジーとJavaFXを除きます。それらについては、別のセクションで記述します。