Oracle Java SE Supportロードマップ

(2023年9月18日更新)

オラクルは、メンテナンスとサポートのオプション、関連するタイムラインを把握していただくために、このOracle Java SE Supportロードマップを公開しています。オラクルが無料で提供する最新JDKリリースをお探しの場合、オープン・ソース・ライセンスのものはjdk.java.netを、商用ライセンスのものはoracle.com/javadownloadをご参照ください。

このロードマップにおいて、各用語を以下の意味で使用しています。

オラクルのお客様とは、アクティブな(1)Java SE Subscription製品、(2)Oracle Java SE Advanced、Oracle Java SE Advanced Desktop、Oracle Java SE Suite、Java SE Supportのサポート契約、または(3)Java SEを他のオラクル製品と組み合わせて使用するためのJava SEサポート資格(My.Oracle.Support Note 1557737.1 - Support Entitlement for Java SE When Used As Part of Another Oracle Product - サポートへのログインが必要です)をお持ちのオラクルのお客様です。

個人ユーザー、開発ユーザー、およびその他のユーザー とは、Oracle Technology Network License Agreement for Java SEの下、許可された使用法に基づき、無償でJava SEを使用するユーザーです。これには、Java SEを無償で個人のデスクトップ・パソコンやノートパソコンで利用する、または無償で開発に利用する個人を含みます。詳細については、Oracle Java SE Licensing FAQをご覧ください。

すべてのユーザーは、Oracle No-Fee Terms and Conditions の条件に基づいてJava SE 17以降を無償で使用するユーザーです。

Oracle JDKとオラクルによるOpenJDKビルド

2017年9月より、オラクルは、無料の オープン・ソース・ライセンス(Linux同様)で利用できるJDKのリリースを提供しています。オラクルが提供するOpenJDKリリースの入手とコミュニティ・サポートについては、 jdk.java.netに個別に記載されています。

2021年9月以降、オラクルはOracle JDK for Java 17以降をすべてのユーザーに無料使用可能なライセンスで提供しています。Java 16以前のバージョンの Oracle JDKリリースは、引き続きOracle Technology Network License Agreement for Java SE(個人、開発、およびその他のユーザーのみ)で利用可能です。

Oracle Javaライセンスの詳細は、Oracle Java SEライセンスに関するFAQを参照してください。

次に示す日付は、オラクルのお客様が入手できる、商用サポート対象のOracle JDKリリースにのみ適用されます。

Oracle Java SE製品のリリース

オラクルは、オラクルの Lifetime Support Policyに記載されているように、Oracle Java SE製品に対するOracle Premier Supportをお客様に提供します。Java SE 8以降の製品リリースの場合、オラクルでは、特定のリリースのみがLong-Term-Support (LTS)リリースとして指定されます。Java SE 8、11、17、21はLTSリリースです。オラクルは2年ごとにLTSリリースを行う予定で、次のLTSリリースは2025年9月に予定されているJava 25です。Oracle Premier Supportの目的上、非LTSリリースは、直近のLTSリリースに対して機能拡張の実装が積み上げられたセットと見なされます。新機能のリリースが利用可能になると、これまでの非LTSのリリースはすべて置き換えられたと見なされます。たとえば、Java SE 9は非LTSのリリースでしたが、すぐにJava SE 10(これも非LTS)に置き換えられ、Java SE 10もまたすぐにJava SE 11に置き換えられました。しかしJava SE 11はLTSリリースなので、オラクル・カスタマーはOracle Java SE 12がリリースされた後も、Oracle Premier Supportと定期的なアップデート・リリースを受けることができます。

Oracle Java SE製品の主要な製品の日付の例を次に示します。

Oracle Java SE Supportロードマップ*†
リリース 利用開始(GA)日 Premier Support期限 Extended Support期限 Sustaining Support
8 (LTS)** 2014年3月 2022年3月 2030年12月***** 無期限
9 - 10 (非LTS) 2017年9月- 2018年3月 2018年3月- 2018年9月 設定なし 無期限
11 (LTS) 2018年9月 2023年9月 2032年1月***** 無期限
12 - 16 (非LTS) 2019年3月- 2021年3月 2019年9月- 2021年9月 設定なし 無期限
17 (LTS) 2021年9月 2026年9月**** 2029年9月**** 無期限
18 (非LTS) 2022年3月 2022年9月 設定なし 無期限
19 (非LTS) 2022年9月 2023年3月 設定なし 無期限
20 (非LTS) 2023年3月 2023年9月 設定なし 無期限
21 (LTS) 2023年9月 2028年9月**** 2031年9月**** 無期限
22 (非LTS)*** 2024年3月 2024年9月 設定なし 無期限
23 (非LTS)*** 2024年9月 2025年3月 設定なし 無期限
24 (非LTS)*** 2025年3月 2025年9月 設定なし 無期限
25 (LTS)*** 2025年9月 2030年9月 2033年9月 無期限

Java SE 8の公開アップデート終了

Java SE 8は、過去のリリースとして公開アップデート・プロセスの終了を迎えました。  オラクルは今後も、 java.comで、個人ユーザー、開発ユーザー、およびその他のユーザーに、Java SE 8の無償の公開アップデートと自動アップデートを無期限に提供します。利用可能終了日を設定する場合は、オラクルがこのページおよびその他の通信チャネルで少なくとも18か月前に通知します。開発者は、Oracle Java SE 8、11、17および最新のリリースを含むOracle Java SEアップデートをOTNから入手できます。2019年4月16日の四半期ごとのCritical Patch Updateより、オラクル・カスタマーは、オラクルが提供する商用向け Java SE 8 のアップデートをMy Oracle Support経由または必要に応じて自動更新により入手することができます(参考:My.Oracle Support Note 1439822.1 - All Java SE Downloads on MOS、My Oracle Supportへのログインが必要)。

自動更新(auto update)機能でデスクトップの Java SE 8 を後継のバージョンへ移行する計画はありません。これには、Java PluginとJava Web Startも含まれます。アプリケーション開発者には、ブラウザでアクセス可能なシステムのJREを使用するのではなく、Java SE 9で導入されたパッケージ・オプションを使用して、開発したJavaアプリケーションを、カスタムした独自ランタイムを含むスタンドアローン・アプリケーションとして再パッケージして配布することを推奨します。

Webデプロイメント・テクノロジーおよびJavaFX

Oracle JREにバンドルされた、Java PluginとJava Web StartからなるWeb Deployment Technologyのサポート・ライフサイクルは短くなっています(Premier Supportは5年間)。このデプロイメント・スタックはJava SE 9およびJava SE 10で非推奨(deprecated)指定と削除のフラグが付けられました。Oracle Java SE 11とそれ以降のバージョンで、このデプロイメント・スタックは含まれません。Java SE 8はデプロイメント・スタックの最後のリリースとなるため、オラクルはJava SE 8のExtended Supportの終了まで、Java SE 8のJava Web Startのサポート期間を延長しました。Java Plugin(Java Applet)はJava 8でアップデートされたままですが、将来のリリースの任意の時点で削除される可能性があります。  オラクル・カスタマーは、より詳しい情報をMy.Oracle.Support Note 251148.1 - Java SE 8 End of Java Plugin Support(My Oracle Supportへのログインが必要)でご確認いただけます。

Java SE 8は、推奨される唯一サポートされたデプロイメント・スタックを搭載するバージョンです。Java SE 8デプロイメント・スタックはWindowsプラットフォーム上でJava SE 7やJava SE 8アプリケーションを実行するために使用できます。Javaデプロイメント・テクノロジーは、Java SE 8よりも後のバージョンではサポートされません。詳細は、オラクルLifetime Support Policyをご確認ください。

JavaFXはオープン・ソース化され、JDKに含まれる形ではなく、スタンドアローン・ライブラリとして利用できるよう再設計されました。Java SE 11から、JavaFXはOracle JDKに含まれなくなりました。Java SE 8でのJavaFXのサポートは、2025年3月まで継続されます。

デプロイメント・テクノロジーとJavaFXのサポート*
バージョン 利用開始(GA)日 Java Web Startサポート期限 Java Plugin (Applet) サポート期限 JavaFXサポート期限
6 2006年12月 2017年10月 2017年10月 なし
7 2011年7月 2017年10月 2017年10月 2019年7月
8 2014年3月 2030年12月 2019年3月 2025年3月
9以降 なし なし なし

*Oracle Java SE製品に関する日付は、サポート・ポリシーを示すための一例として提供されています。最新の情報はオラクルLifetime Support Policyを参照してください。Java SEに依存するオラクル製品によってはタイムラインが異なる場合があります(My.Oracle.Support Note 1557737.1 - Support Entitlement for Java SE When Used As Part of Another Oracle Product、My Oracle Supportへのログインが必要)。

**これらのサポートのタイムラインは、JavaのクライアントおよびJavaのサーバー・デプロイメントに対して適用されます。ただし、Webデプロイメント・テクノロジーとJavaFXは含まれません。これらの機能に対するより詳しい情報は以下を参照してください。

*** LTS/非LTSの指定および日付は変更される可能性があります。

****もしくはそれ以降。

*****2023 年 10 月から 2032 年 1 月までの期間、Java SE 11 の Extended Support アップリフト料金が免除されます。2022 年 3 月から 2030 年 12 月までの期間、Java SE 8 の Extended Support アップリフト料金が免除されます。この期間中、テクニカル・サポート・ポリシーのオラクル・テクニカル・サポート・レベルのセクションに記載されているExtended Supportが提供されます。

†デプロイメント・テクノロジーとJavaFXを除きます。それらについては、別のセクションで記述します。

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