Oracle Java SEライセンスに関するFAQ

(2024年10月15日更新)

: このFAQの一部と、お客様がオラクルのソフトウェアを受け取る際のライセンスに相違がある場合、後者が正しいものと見なされるものとします。このFAQは、2019年4月16日以降のOracle Java SE リリースに関するもので、2021年9月14日以降のOracle No-Fee Terms and Conditions Licenseと、2023年6月13日以降のGraalVM Free Terms and Conditions (GFTC) including License for Early Adopter Versionsを反映して更新されています。

よくある質問

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  • Oracle JDKライセンス

    • 現在利用可能なOracle Java SEリリースのライセンスにはどのようなものがありますか?
      Oracle JDKおよびOracle OpenJDK LTSのライセンス・ガイド
      Java Version リリース ライセンス
      6か月ごとのリリース、Java 22とそれ以降 Oracle JDK(すべてのリリース) Oracle No-Fee Terms and Conditions License(すべてのユーザー)
      Oracle OpenJDK(すべてのリリース) GPLv2+CPE(すべてのユーザー)
      Java 21 Oracle JDK (2026年9月までのリリース) Oracle No-Fee Terms and Conditions License(すべてのユーザー)
      Oracle OpenJDK(2024年1月までのリリース) GPLv2+CPE(すべてのユーザー)
      6ヶ月ごとのリリース(Java 18およびそれ以降) 2024年1月(20.0.2およびそれ以前)
      Oracle JDK、すべてのリリース
      Oracle No-Fee Terms and Conditions License(すべてのユーザー)
      Oracle OpenJDK(すべてのリリース) GPLv2+CPE(すべてのユーザー)
      Java 17 2024年9月以降のOracle JDKリリース(17.0.13およびそれ以降) My Oracle Support(Oracleのお客様のみ)およびOracle Technology Network License Agreement for Java SE(個人、開発、その他のユーザーのみ)
      2024年9月までのOracle JDKリリース(17.0.12およびそれ以前) Oracle No-Fee Terms and Conditions License(すべてのユーザー)
      2022年1月までのOracle OpenJDKリリース(17.0.2およびそれ以前) GPLv2+CPE(すべてのユーザー)
      Java 11 Oracle JDK(すべてのリリース) My Oracle Support(Oracleのお客様のみ)およびOracle Technology Network License Agreement for Java SE(個人、開発、その他のユーザーのみ)
      Java 8 Oracle JDK 8u211(2019年4月以降) My Oracle Support(Oracleのお客様のみ)およびOracle Technology Network License Agreement for Java SE(個人、開発、その他のユーザーのみ)
    • 「Oracle No-Fee Terms and Conditions」ライセンス(NFTC)とは何ですか。

      NFTCは2021年9月から使用されており、現在ではOracle JDK 21とそれ以降のリリースに対するライセンスとなっています。ライセンスの条件に従うことを条件として、商用および本番環境での使用も含め、すべてのユーザーが無償で使用できます。クリックスルー・ライセンスがないため、ダウンロードの自動化がこれまでになく簡単になりました。

    • オラクルはこの先どのくらいの期間、NFTCを使用するのですか。その後はどうなりますか。

      Oracle JDK 17と同じパターンに従い、オラクルが現在長期サポートを提供することを計画している次のリリース(2025年9月のJava 25)から1年後の2026年9月まで、Oracle JDK 21のアップデートはNFTCの下で提供される予定です。無料ライセンス期間終了後のアップデートでは、Java 8、11、17 LTSリリースで現在使用されているOTN Licenseを使用する予定です。JDK 23などの非LTSリリースについては、予定されている6か月のサポート期間全体にわたってNFTCNFTCの下で提供されます。

    • 「NFTC」にはどのような制限がありますか。

      NFTCは、jlinkツールによって生成されたランタイム・イメージを含むプログラムの使用を、商用および本番環境での使用を含め、すべてのユーザーに使用を許可するものです。プログラムまたはランタイム・イメージのコピーを保持していない第三者に使用を許可するなどのホスティング利用は通常、社内の事業活動のための使用とみなされます。また、このサービスに対して課金することも許可されています。有償でない限り、再配布は可能です。Java Management Service、GraalVM などの個別にダウンロードおよび個別にライセンスされたJava SE Subscription機能は、NFTCの下では使用できず、個別に、またはJava SE Universal SubscriptionまたはレガシーのJava SE Subscription(あるいはその両方)によってライセンスが付与されます。

    • Javaの無償利用はこれまでどのような経緯があるのですか。

      オラクルは約15年間にわたってOpenJDKオープンソース・コミュニティを管理し、最新リリースに対して安定性、パフォーマンス、セキュリティ更新プログラムを提供しています。これには、1年以上前に予定されるパッチアップデート、必要に応じて提供される追加のアップデート、リリースペースに基づいて毎年2回リリースされる機能アップデート(重要なパッチアップデートも含む)が含まれます。オラクルの貢献は、オープンソースとして誰でも移植、分析、使用できるようにすることです。オラクルのJavaの最新のOpenJDKリリースは、オープンソースライセンスのもと、jdk.java.netから無料でダウンロードすることができます。Oracle JDK 8、Oracle JDK 11、および Oracle JDK 17 は、個人利用、開発利用、およびその他の用途では無料でご利用いただけます。

      Oracle JDK 21以降のリリースは、すべてのユーザーがOracle No-Fee Terms and Conditions Licenseライセンスの下で使用できます。

    • 特にJava SE 8について教えてください。

      Oracle Java SE 8アップデート(Java Web Startを含むOracle JREも範囲に含まれる)は、OTN License Agreement for Java SEの下、引き続き個人的な使用、開発、テスト、プロトタイピング、デモンストレーション、および本FAQで説明しているその他の重要な用途では無償で使用できます。個人ユーザーは、引き続きOracle Java SE 8 JREをjava.comからダウンロードできます。

    • Oracle JRE 8の自動更新を引き続き使用できますか。

      WindowsまたはmacOSでOracle JRE 8のアップデートを利用している場合、OTNライセンスで許可されている用途のいずれかであれば(「Oracle Java SE、Java 8、Java SE 11、およびJava SE 17のアップデートはどのような用途の場合に無料ですか。」という質問を参照)、以前と同様にアップデートが引き続き提供されます。オラクルは、OTNライセンスの下で自動更新サービスを終了する予定の場合、Java SE Supportロードマップページで少なくとも18ヶ月前に通知する予定です。

    • 現在のOracle Java SE、Java 8、Java SE 11、およびJava SE 17のアップデートはどのような用途の場合に無料ですか。

      詳細な情報と条件については、OTN License Agreement for Java SEを参照してください。現在のOracle Java SEリリースに対するOTN License Agreement for Java SEでは、それらのリリースを無償で使用することを許可しています。

      (i)    ゲームのプレイやその他の個人用アプリケーションの実行などの目的で、デスクトップパソコンやノートパソコンでの個人的に使用する場合。
      (ii)    アプリケーションの開発、テスト、プロトタイピング、およびデモンストレーションの場合(プロファイラ、デバッガ、および統合開発環境ツールによる使用も含む)。
      (iii)    Oracle SQL Developerなどの承認された製品で使用する場合、または承認された製品によって作成されたソフトウェア・アプリケーションのエンドユーザーとして使用する場合(OTN License Agreement for Java SEの「Schedule A」および「Schedule B」製品を表す)。
      (iv)    特定のOracle Cloud Infrastructure製品で使用する場合。

    • 他の用途でOracle Java SEライセンスを取得するにはどうすればよいですか。

      商用ライセンスとサポートを含むOracle Java SE Universal Subscriptionは、Oracle Store入手できます。ボリューム・ディスカウントや大量購入の場合は、Oracle Salesにお問い合わせください。

    • OTNライセンスで個人的な使用と見なされるものについて詳しく説明してください。

      個人的な使用とは、ゲームのプレイやその他の個人用アプリケーションの実行などの目的で、デスクトップパソコンやノートパソコンでJavaを使用する場合です。ビジネスの業務の一環としてデスクトップパソコンやノートパソコンでJavaを使用している場合、それは個人的な使用ではありません。たとえば、宿題や個人の所得申告を自分でするためにJavaの仕事効率化アプリケーションを使用することは可能ですが、企業の会計業務でそのアプリケーションを使用することはできません。

    • Oracle Java SEは、サードパーティのトレーニングの提供に使用できますか?

      はい。Oracle Technology License for Java SEは、サードパーティのトレーニングに関連する使用は禁止していませんが、再配布は許可されていないことにご注意ください。さらに、オラクルは、No-Fee Terms and Conditions(NFTC)ライセンスの下で提供されるJava SEを、サードパーティのトレーニングで使用することを明確に許可しています。さらに、NFTCの(b)項、License Rights and Restrictionsに記載されている制限にかかわらず、ライセンスの諸条件を遵守している場合は、そのようなトレーニングに対して授業料を請求できます。

      また、ライセンス条件に準拠していれば、Oracle OpenJDKはGPLでライセンスされているため、オラクルはサードパーティのトレーニングでの使用に一切の制限を課しません。

      Oracle は、Oracle Academy を通じて、教育関係者向けにサポート、カリキュラム、その他の特典へのアクセスも提供しています。これには、Oracle Java およびその他の Oracle ソフトウェアが含まれます。詳細については、こちらのブログを参照してください。

    • OTNライセンスで承認された「Schedule A」および「Schedule B」製品での使用について詳しく説明してください。

      Oracle Java SE Development Kit(Oracle JDK)またはOracle Java SE Runtime Environment(Oracle JRE)プログラムは、「Schedule A」製品を利用して任意の用途に実行できます。

      また、「スケジュールB」製品を使用して開発された Oracle Java SE Development Kit (Oracle JDK)または Oracle Java SE Runtime Environment (Oracle JRE)プログラムを使用して、ソフトウェア・アプリケーションを実行することもできます。たとえば、Oracle Formsのライセンシーである保険会社から、Oracle Formsを使用して開発した「保険金請求」アプリケーションを提供された場合、いずれかのプログラムを使用してそのアプリケーションを実行できます。使用しているソフトウェア・アプリケーションが条件を満たしているかどうかわからない場合は、アプリケーション・ベンダーに問い合わせてください。

      Java SE Subscription Enterprise Performance Packなどの他のプログラムでは、「Schedule A」または「Schedule B」製品の実行は許可されていません。

      アプリケーションをサードパーティに提供する「Schedule B」製品のお客様には、アプリケーションでJavaを使用する権利に関するガイダンスをユーザーに示すことをお勧めします。

      Javaを含む「Schedule B」製品を使用しているオラクル・カスタマーは、「Schedule B」製品に対する商用ライセンスを維持する必要があることに注意してください。詳細については、「Javaを使用したOracle製品を利用しています。この場合、Oracle Javaは無償ですか。」の質問をご覧ください。

    • OTNライセンスのSchedule Aに自分の製品を追加できますか。

      いいえ。オラクルはOTNで利用可能なJava SEとは別に、ISV向けに商用の Java SE Subscriptionを提供しています。詳細については、Oracle Salesにお問い合わせください。

  • オラクルおよびサードパーティ製品でのOracle JDKの使用

    • Javaを使用したOracle Cloud Infrastructure (OCI) 製品を利用しています。この場合、Oracle Javaは無償ですか。

      OCIの顧客には、Oracle PaaSおよびIaaSユニバーサル・クレジットおよびサービスの説明に従ってOracle Java SE製品を使用する権利があります。

    • Javaを使用したOracle製品を利用しています。この場合、Oracle Javaは無償ですか。

      Javaを含むオラクル製品のサポートを受ける権利を現在お持ちのお客様は、そのオラクル製品で使用するOracle Java SE Development Kit(Oracle JDK)またはOracle Java SE Runtime Environment(Oracle JRE)プログラムに、引き続き無料でアクセスできます。詳細については、こちらのMy Oracle Support (MOS) ドキュメント (Oracle Supportへのログインが必要)をご覧ください。

    • アプリケーション・ベンダーからライセンスを取得したアプリケーションにOracle JDKが含まれている場合はどうなりますか。

      Oracle Javaランタイムは、その高い品質、互換性、信頼性、および事前に把握できる予測可能なリリーススケジュールにより、Java開発者が好んで使うターゲットとなっています。したがって、オラクル社に隣接する多くのサードパーティソフトウェアベンダーは、Oracle JDK向けにソフトウェアを開発、テスト、および認証し、そのアプリケーションを実行するためにその使用を推奨しています。アプリケーション・ベンダーは、オラクルとISV契約を結び、アプリケーション・ベンダーの製品を実行するためのJavaアップデートをユーザーに提供している場合があります。この場合、ユーザーはアプリケーションを実行しているJavaのために別のライセンスをオラクルから入手する必要ありません。アプリケーション・ベンダーがアプリケーションとともにJavaを配布する許可を受けているかどうかを判断するには、アプリケーション・ベンダーに問い合わせてください。

  • GraalVMのライセンス

  • 履歴ライセンス

    • Binary Code License for Java SE(「BCL」)とは何ですか。

      BCLライセンスの下でライセンスが付与されているバージョンは、2019年4月16日より前にリリースされたOracle Java SEバージョン(アップデートを含む)だけであり、このライセンスは新しいリリースでは使用されなくなりました。

    • 以前に異なるライセンスでダウンロードした Oracle Java SE の過去のリリースはどうなりますか。

      ダウンロードした際のライセンスの条件に基づいて、ダウンロードしたリリースを引き続き使用できます。過去のリリースは引き続きJavaアーカイブで入手できます。JREとJDKの以前のバージョンは、開発者が以前のシステムの問題をデバッグできるようにするために提供されています。これらは、最新のセキュリティパッチで更新されていないため、本番環境での使用は推奨されていません。最新のパフォーマンス、安定性、セキュリティ更新プログラムが適用された最新バージョンのJavaを常に使用することを強くお勧めします。