Oracle Exadata X9Mは、お客様のデータセンターでOracle Databaseワークロードを実行するのに最適です。スマートなシステムソフトウェアを備え、永続メモリ(PMEM)で強化されたスケーラブルなアーキテクチャにより、お客様の重要なトランザクション処理と分析ワークロードのパフォーマンス・ボトルネックを排除します。Oracle Databaseの統合でインフラストラクチャ数を減らし、DBAワークロードと総所有コスト(TCO)を削減することで、組織はデータセンターの複雑さを解消できます。
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ミッション・クリティカルなデータベース・テクノロジ担当のエグゼクティブ・バイス・プレジデントであるJuan Loaizaが、Oracle Exadata X9Mプラットフォームをご紹介します。
Oracle Databaseの統合データベース機能とExadata X9Mの多様なデータベース・ワークロードの高速化により、統合効率を最大化するオンプレミス・データベース・クラウドを構築できます。
Exadata X9Mの独自機能は、PCIe 4.0のデュアルポート・アクティブ-アクティブ100Gb RoCEネットワーキングと、Oracle Databaseにあわせて開発されたPersistent Memory Data Acceleratorの導入により、最大2,760万のSQL読み取りIOPS、1 TB/秒を超えるSQLスループット、19マイクロ秒未満のSQL読み取りレイテンシにより、お客様のさまざまなワークロードを加速させます。
リソース管理のOracleベスト・プラクティス、システム調整、およびフルスタックパッチ適用に関する組み込みの自動化により、お客様の重要なデータベースに予測可能な結果を迅速に提供します。その結果、IT部門は、WikibonのExadata TCOの分析(PDF)で示されているように、運用サポートコストを最大59%削減できるようになります。
Exadata X9Mのフォールトトレラント設計と回復力を高めるソフトウェア(オプション)により、Oracle Maximum Availability Architecture(MAA)ソリューションの一部として導入されたビジネスクリティカルなデータベースで「99.999%」の可用性(PDF)を実現できます。
Wikibonの分析(PDF)に示されているように、Exadata X9Mのフルスタック設計を使用すると統合コストが不要になり、TCOを最大33%削減できます。
Exadata X9Mストレージサーバーにおけるアプリケーション透過的なPMEMの使用により、Oracle Databaseのお客様の重要なトランザクション・ワークロードは、19マイクロ秒の読み取りレイテンシ、超高速のログ書き込み、ラックあたり最大2,760万の読み取りSQL IOPSという処理能力で高速に実行されます。
高スループットのRDMA over Converged Ethernet(RoCE)内部ネットワークが、システムの待ち時間を短縮するため、お客様はオールフラッシュ・ストレージからの最大1 TB/秒のスループットにより、データを迅速に処理できます。
Exadata X9Mは、データベースサーバーからラックあたり最大19台のインテリジェントなストレージサーバーにSQLクエリ、インメモリ分析、機械学習アルゴリズムをオフロードして、お客様のさまざまなワークロードを加速させます。
IO Resource Managerは、自動的にリソース割り当ての最適化とIOの優先順位付けを実行し、統合環境におけるお客様のあらゆるタイプのデータベース・ワークロードに一貫して迅速に結果を提供します。
ラックあたり最大920 TBのNVMeフラッシュキャッシュにより、すべてのディスクIOを最大95%削減し、ディスクストレージの容量とコストでフラッシュストレージのパフォーマンスを実現します。
Exadata X9Mのスケーラブルな設計により、現在のニーズに合わせて初期導入のサイズを決定できます。新たな要件が生まれたり、要件が高まったりした場合は、データベースとストレージサーバーを必要なだけ追加してニーズに対応することができます。
CPUコア数をわずか16個から14,500個以上まで拡張して、データベースの処理能力を高めることができます。お客様は、Oracle Databaseインフラストラクチャを統合することで、要求の厳しいワークロードのニーズを満たし、ITの複雑さを軽減できます。
Exadata X9Mのストレージ容量は、使用可能な非圧縮ディスクストレージ容量を122 TBから18 PBを超える量まで、最大150倍に拡張できます。お客様は、インテリジェントなストレージサーバーで分析と機械学習アルゴリズムを効率的に実行するマルチペタバイトのデータウェアハウスを構築できます。
インテリジェントなExadata Storage Serverのオールフラッシュ容量は、使用可能な非圧縮容量を56 TBから4.3 PBを超える量まで、77倍以上に拡張できます。これにより、レイテンシの影響を受けやすいトランザクション・ワークロードのデータ処理を高め、より多くのエンドユーザーをサポートすることができます。
Exadata X9MのOracle Multitenantを使用して多様なワークロードを統合すると、管理するデータベースとスタンドアロン・システムの数が減るため、ITワークロードを軽減できます。
Exadataは完全冗長でフォールトトレラントな設計となっているため、DSCの分析(PDF)で説明されているように、DIYソリューションと比較して計画外のダウンタイムを削減できます。したがって、お客様は障害が発生しても24時間年中無休で運用を継続することができます。
Exadata X9Mの永続メモリに書き込まれる、レイテンシの影響を受けやすいデータは、複数のストレージサーバーに自動的にミラーリングされます。これにより、お客様の重要なデータベースログ書き込みは常に保護されます。
Oracle Automatic Storage Managementは、2つまたは3つのストレージサーバーで永続的なデータストレージをミラーリングして、お客様のデータベースのパフォーマンスと可用性を最大化します。
Oracle RACは、お客様の重要なOracle Databaseのインスタンスを複数のサーバーに透過的にスケーリングして、パフォーマンスを向上させ、データベースサーバーの障害から保護します。
AIベースの障害検出により、お客様のデータベース・インフラストラクチャの潜在的な問題を特定し、運用に影響が及ぶ前に問題を軽減することができます。
Exadataハードウェア、ソフトウェアおよびファームウェアの事前テスト済みの更新を毎月導入することで、すべてのExadataシステムのセキュリティ問題に迅速に対処できます。DSCの分析(PDF)によると、ITチームは、DIYのマルチベンダー・データベース・プラットフォームと比較してメンテナンス業務を最大87%削減できます。
Exadataは、お客様のデータベースとインフラストラクチャを統合することで外部からのアクセスが可能なコンポーネント数を減らし、ハッカーから攻撃される可能性がある範囲を縮小します。
Oracle Advanced Securityは、保存中、移動中、バックアップで保護中のデータをデータベースで完全に暗号化するため、不正アクセスによって情報が漏洩する心配がありません。
ロールベースの管理により、ITチームメンバーのExadataデータベーススタックへのアクセスを制限し、タスクの実行に必要な最小限の情報にしかアクセスできないようにします。
Oracle DatabaseのインスタンスをOracleのZero Data Loss Recovery Applianceで継続的に保護することで、1秒未満の迅速な回復を実現し、停止やサイバー攻撃を起こさせません。
Oracle Databaseインデックスが機械学習(ML)に基づいて更新されるため、ワークロードの変更がすばやく反映されます。これにより、お客様の重要なワークロードはより高速で実行され、DBAチームが手動で調整する負担が軽減されます。
データベースのタイプ、IO操作、およびエンドユーザーに基づいて、個々のOracle DatabaseのインスタンスにIOリソースが自動的に割り当てられます。これにより、統合環境で実行されるお客様の多様なデータベースが高速かつ予測可能なパフォーマンスを発揮できるようになります。
Exadataは、お客様のデータベース・パフォーマンスに影響を与えるCPU、メモリ、およびネットワークの問題を自動的に検出します。次に、MLアルゴリズムを使用して問題の根本原因を特定し、ITチームがより効率的に運用できるようにします。
ストレージ障害の検出とリバランスの自動化により、お客様のデータベースのピークパフォーマンスを迅速に回復させます。
データベース運用をストレージサーバーにオフロードすることで、お客様の重要なデータベースのクエリをより多くのCPUコアで処理できるようになります。また、データベースサーバーが解放されることで、より多くのOLTPユーザーと複雑なクエリを処理できるようになります。
Exadataデータベースサーバーの各ライセンスコアは単位時間あたりの処理量が多く、ストレージサーバーのCPUにデータベース・ライセンスが必要ありません。このため、お客様は統合ワークロードに必要なOracle Databaseのライセンス数を減らすことができます。
統合されたOracle Database機能によるExadataの高速化により、専門的なデータベースを導入する際の顧客要件が不要になります。Exadataの高パフォーマンス、高可用性、および一貫したセキュリティを備えたOracle Database内で、複数のデータベースモデルが実行されます。
Exadata全体のパフォーマンスと拡張性の向上、および管理の自動化により、Oracle Databaseのインスタンスを大幅に統合して、リソースのオーバープロビジョニング、システム数、およびTCOを削減できます。
ExadataのCoDライセンスは、1/8ラックシステムで16個のOracle Databaseライセンスから、クォーターラック・システムで28個のライセンスから開始できるため、初期コストを削減できます。お客様は有効なライセンス数を増やしていくことで、コストをワークロードの需要に厳密に合わせることができます。
同じOracle Exadata機能を、オンプレミス、Oracle Cloud Infrastructure、およびCloud@Customerソリューションで利用できます。お客様は、最小限の労力で、重要なワークロードを費用対効果の高いクラウド環境にリフトアンドシフトできます。
Oracle Multitenantを使用すると、他のシステムの16倍にあたる、コンテナデータベースあたり最大4,096個のプラガブル・データベースをExadataで統合できるため、データベース管理を簡素化し、コストを削減することができます。
ExadataのOracle Database In-Memoryは、単一のデータベース・インスタンス内に最適化された行と列のデータベース形式を同時に作成します。デュアルデータベース形式により、本番環境のOLTPデータベースでリアルタイム分析をすばやく実行できます。
ExadataでOracle Machine Learningを使用すると、既存のデータベース・アプリケーションに機械学習機能を簡単に追加し、データに基づく、より適切なインサイトを得ることができます。お客様は、専門のシステムを利用するためにデータのエクスポートと変換を実行する必要がなくなり、MLモデルを迅速に構築およびテストできます。
独自のOracle Database圧縮アルゴリズムにより、データウェアハウスの一般的なストレージ要件とロード時間が90%以上(PDF)削減されます。
Oracle Active Data Guardを使用するお客様は、システム障害が起きてもビジネス継続性を維持できるホットスタンバイ・データベースを構築できます。Far Syncを追加すると、この機能をリモート・データセンターに拡張できるため、プライマリ・データセンターの完全な停止や災害時にも運用を継続できます。
最大280万の読み取りIOPSを提供するエントリレベルのExadataシステムで、高いOracle Databaseのパフォーマンスを実現できます。このシステムには、64個のCPUコア、38 TBのフラッシュキャッシュ、および最大96 TBのHDD使用可能ストレージ容量(3方向のストレージ・ミラーリングを含む)が含まれます。
お客様は、オラクルの柔軟な構成オプションにより、ミッドレンジからハイエンドまでのExadata X9Mソリューションを導入して、企業固有の要件を満たすことができます。128個のCPUコア、4.5 TBのPMEM、44 TBのオールフラッシュまたは192 TBの使用可能HDDストレージ容量(3方向のストレージ・ミラーリングを含む)から開始できます。必要に応じて、データベースサーバー、ストレージサーバー、またはラックを追加できます。
大規模な共有メモリデータベースが必要なお客様は、それぞれ最大6 TBのメモリを搭載できる2台または3台の192コアのデータベースサーバーとラックあたり最大14台のストレージサーバーを搭載できる構成で対応できます。
PMEMやフラッシュ・アクセラレーションのない大容量ストレージサーバーにより、ITチームは、使用頻度の低いデータを格納するための低コストのスケールアウト型ストレージを構築できます。Ovumレポート(PDF)によると、XTストレージのコストはHadoopクラスタと同等であるうえ、個々の分析環境を保護したり、異なる環境間でデータをコピーしたりする必要がありません。
大企業では、X9M構成を採用し、最大12台のシステムおよびストレージ拡張ラックを使用してパフォーマンスと容量をリニアに拡張することで、企業全体のデータベース統合ニーズを満たすことができます。
既存のExadata X8MシステムにX9Mデータベースサーバーとインテリジェントなストレージサーバーを追加してアップグレードすることで、お客様はパフォーマンスと容量のニーズの拡大に経済的に対応できます。InfiniBandベースのX8システムは、X8データベース・ストレージ・サーバーを追加してアップグレードできます。
あらゆる業界の何千ものグローバルなお客様が、ビジネスクリティカルなOracle DatabaseインスタンスをOracle Exadataで実行し、重要なアプリケーションを加速させ、新しいインサイトを得て、TCOを削減しています。
他のプラットフォームからオラクル・データベースを移行し、Oracle Exadataに統合することで、需要への迅速な対応、パフォーマンスの向上、50%のコスト削減を実現。
銀行業務の中核となるトランザクションおよび分析ワークロードをExadataに統合することで、データ処理性能の300%向上を実現しました。
計画外のダウンタイムを排除し、ピークシーズンの需要時に企業のアプリケーションのパフォーマンスを向上させます。
1基のOracle Exadata X8Mで数百のOracle Databaseインスタンスを実行できるため、データセンターのフットプリントを削減し、より効率的な運用とコスト削減を実現することができます。
オンライン販売、在庫管理、および財務管理のアプリケーションを最大10倍のデータベース・パフォーマンスで加速させます。
機械学習、IoT、不正検出、その他の新しいテクノロジー向けに高パフォーマンスのデータ集約型アプリケーションを導入することで、競争上の優位性を高めます。
Brian Gruttadauria, Senior Director, Product Marketing
オラクルは、SAP NetWeaver 7.xテクノロジー・プラットフォームをベースにしたSAP Business Suite用のオラクル・データベースを、お客様のデータセンター内のOracle Exadata Database Machine X9MおよびOracle Exadata Cloud@Customer X9Mに導入できるようになったことを発表します。
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