Oracle Cloud Infrastructure(OCI)Dedicated Regionは、OCIパブリック・クラウドのアジリティ、スケーラビリティ、および経済性を提供する、お客様のデータセンター内の完全なOCIクラウド・リージョンです。インフラストラクチャを最新化しながら、データおよびアプリケーションを完全に制御し、最も厳しいセキュリティ要件、規制要件、データ・レジデンシー要件を満たすことができます。
Dedicated Regionの詳細(22:54)
IDC社のSriram Subramanian氏とオラクルのFaye Hutsellが、最も厳しいレイテンシ、パフォーマンス、およびデータ・レジデンシーの要件を持つ組織にも対応する、Oracle Dedicated Regionの比類なきクラウド・コンピューティング能力について説明します。
Oracle Dedicated Region Cloud@Customerに関するよくある質問への回答を確認できます。提供されるサービス、経済性、可用性、セキュリティなどのトピックの詳細を確認しましょう。
オラクルはすべてのパブリック・クラウド・サービスを、お客様が選択する物理的な場所にオンプレミスで提供します。お客様は小規模な構成からスタートし、迅速に構築することができます。ベース・フットプリントは18ラックから450ラック以上へと拡張することが可能です。Oracle Dedicated Regionを使用すると、データとサービスの完全な制御を維持したままOCI機能へアクセスすることが可能になり、最も厳しいセキュリティ、規制、データ・レジデンシー要件を満たします。企業や政府は、Oracle Dedicated Regionでクラウド・リージョンのインストール、管理、サポートを行うことで、クラウドの構築に伴う課題を回避します。
「Oracle Dedicated Region Cloud@Customerにより、オマーン国のデータ・レジデンシーとデータ・プライバシーの要件を満たすパブリック・クラウドのフル機能を、オンプレミスで利用できるようになりました。国内でインフラストラクチャを構築できたことで、インフラストラクチャとデータを物理的に管理しながら、マルチテナントのクラウド・インフラストラクチャ上で、すべてのITサービスを実行できるようになりました。その結果、わが国の規制、データ・レジデンシー、レイテンシの要件を満たしながら、デジタル経済の活性化を推進できるようになりました。」
Dedicated Regionでは、Oracle Cloud Infrastructureのパブリック・リージョンで利用できるパブリック・クラウドサービスと全く同じセットが提供されます。また、Dedicated Regionでは、Oracle Fusion Cloud ERP、Financials、HCM、SCMなどのOracle SaaS製品の動作が保証されており、完全に統合されたクラウド体験を提供します。Dedicated Regionでは、OCIのクラウドサービスをリフト&シフトの用途やレガシー・アプリケーションのアップグレードなどに利用できます。
Dedicated RegionはOCI独自の価格設定モデルを継承しています。これは、価格設定の制約を受けずに拡大したいグローバル企業に最適なモデルです。お客様はOCIの組み込み機能を活用して、リソース・アクセス権の制限、予算の管理、未活用のリソースの削減、支出の正確な予測を行うことができます。オラクルの低い製品コストにより、さまざまなワークロードでのTCOを、同等のオンプレミスのインフラストラクチャと比較して20%から60%削減できます。OCI Dedicated Regionのサービスの多くは秒単位で課金されるため、必要なときにリソースを拡張することが可能です。
パブリック・クラウドのメリットを享受したいが、ロケーションの柔軟性も必要である、というように、クラウドに関しては、ほとんどのお客様が難しい状況に置かれています。
AWSや Microsoftはお客様のニーズに対応できていませんでした。AWS OutpostsおよびMicrosoft AzureスタックHubは、パブリック・クラウド・サービスの小規模なサブセットを顧客のデータセンターに導入します。Outpostsでは、顧客がVMware環境を完全にコントロールすることができないため、すべてのワークロードをそのまま移行することはできません。非仮想化ワークロードは、OutpostsやAzure Stack Hubでは実行できません。
自社でパブリック・クラウドを持たないHPEとDellは、レガシー・ハードウェアに「クラウドライク」な機能を持たせていると位置づけています。しかし、こうした企業の提供する製品は、パブリック・クラウドを所有も運営もしていないため、パブリック・クラウドの延長線上にあるものではありません。また、ハードウェア・ポートフォリオの大部分は、外部のソフトウェア・ベンダーに依存しています。
Oracle Dedicated Region Cloud@Customerは、まさにオラクルのパブリック・クラウドをお客様のデータセンターに拡張したものに相当します。お客様は、最新のIaaS、PaaS、SaaSサービスの完全なポートフォリオを使用して、幅広いワークロードを実装することができます。これほど幅広いクラウド・サービスをオンプレミスで提供することができる製品は、他には類がありません。
"ついに、パブリック・クラウドと同一のプライベート・クラウドが登場...これまで誰も、お客様が本当に望んでいると思うものを提供することはできませんでした。"
Dedicated Regionは、物理および境界ネットワーク・セキュリティを強固にして、オラクルのセキュリティ制御とサービスによって、プラットフォーム、データ、アプリケーションのセキュリティを強化します。Dedicated Regionは、同じ多層防御アーキテクチャに従い、スタックのすべてのレイヤーでセキュリティ制御を提供します。
Dedicated Regionでは、パブリック・クラウドの利点を享受しながら、お客様のガバナンス、企業コンプライアンス、データ・プライバシーに関する要件を満たすことができます。さらに、すべてのアプリケーション・データは、データ・ガバナンスの要件に従って、オンプレミスに維持されます。
Oracle Dedicated Regionでは、オラクルのパブリック・クラウドで利用可能なものとまったく同じツール、API、およびSLAを使用することにより、すべてのIaaSおよびPaaSワークロードに対して真に一貫した開発エクスペリエンスを実現できます。
「OCIの専用リージョンを使用することで、データ・センター内で次世代のパブリック・クラウド・サービスによるイノベーションを実現し、データ・レジデンシー要件に対応できます。オンプレミスのデータ・センター業務を完全に管理しながら、専用リージョンが提供する、パフォーマンス、スケーラビリティ、回復力を備えたデジタル変革に投資することができます。オラクルとともにインフラストラクチャを最新化することで、ITコストを削減すると同時に、製品をより早く市場に投入できるようになりました。」
Vodafone、デジタルおよびIT担当最高責任者
Scott Petty氏
「東京のデータセンターで最初の導入に成功した後、金融業界向けのSaaSソリューションの運用のために、大阪のデータセンターでOCI Dedicated Regionの利用を拡大しました。OCIは、東京と大阪のデータセンター内に分散型クラウド環境を構築することで、OCIのハイパフォーマンスかつ柔軟なリソースを活用し、当社が求めるハイレベルな財務ガバナンスと可用性の維持を実現できました。」
竹本具城氏
株式会社野村総合研究所 専務執行役員 IT基盤サービス担当
「Oracle Dedicated Region Cloud@Customerにより、オマーン国のデータ・レジデンシーとデータ・プライバシーの要件を満たすパブリック・クラウドのフル機能を、オンプレミスで利用できるようになりました。国内でインフラストラクチャを構築できたことで、インフラストラクチャとデータを物理的に管理しながら、マルチテナントのクラウド・インフラストラクチャ上で、すべてのITサービスを実行できるようになりました。その結果、わが国の規制、データ・レジデンシー、レイテンシの要件を満たしながら、デジタル経済の活性化を推進できるようになりました。」
Said Al-Mandhari
Oman ICT GroupのCEO
「Oracle Dedicated Regionは、接続性、セキュリティ、および導入の簡素化に重点を置き、オーストラリアの政府系企業が100%管理するデータセンターで、政府機関が世界をリードするクラウドサービスを利用するための選択肢拡大に大きく貢献するものです。Oracle Dedicated Regionは、政府のクラウドサービスへの移行を加速させるために必要なデータ・ホスティングの主権、高度セキュリティ、およびパフォーマンスの属性に対応しています。」
Rob Kelly氏
Australian Data Centres、マネージング・ディレクター
Dedicated Region Cloud@Customerでは、自社のデータセンターでパブリッククラウドの利点を享受しながら、ガバナンス、企業コンプライアンス、データ・プライバシーに関する要件を満たすことができます。さらに、すべてのアプリケーション・データは、データ・ガバナンスの要件に従って、オンプレミスに維持されます。政府機関は、必要に応じて、インターネットから切り離された認定クラウドにデータを保存できます。
オラクルがインフラストラクチャの運用と可用性を管理するため、お客様はビジネス・イノベーションに集中することができます。銀行や金融機関は、バンキング・アプリケーション、決済処理、リスク管理サービスを国内の拠点から顧客や金融顧客に提供し、データ・ローカリティの要件に対応することができます。Dedicated Regionsをデータソースの近くに配置することで、これらの金融機関は24時間365日、取引および為替プラットフォームを、希望する1桁ミリ秒のレイテンシで維持できます。同様に、企業は、データおよびレイテンシ処理の要件によりオンプレミスに留める必要がある健康管理システムに対し、分析および機械学習サービスを適用することができます。
Dedicated Region Cloud@Customerを利用すれば、レガシー・アプリケーションを簡単に最新化することができます。ベアメタル・コンピュート、VM、GPUなどのOracle Cloudサービスや、Autonomous Databaseなどのデータベース・サービス、Oracle Container Engine for Kubernetesなどのコンテナベースのサービスを利用して、レガシー・ワークロードをシームレスにリフト&シフトできます。Dedicated Regionにワークロードを集約することで、企業はオラクルのパブリック・クラウド・リージョンと同様の可用性、管理性、パフォーマンスに関するSLAでアプリケーションを実行できるため、TCOを劇的に改善することができます。Dedicated Regionは、パブリック・クラウドに移行できないオンプレミスのレガシー・アプリケーションやデータにおいて、オラクルのすべてのクラウド・サービスを利用できるようにする、オンプレミス・クラウドです。
OCI担当エグゼクティブ・バイス・プレジデント、Clay Magouyrk
より幅広いお客様が、自社のデータセンターでパブリック・クラウドのアジリティ、経済性、スケーラビリティを活用できるようになりました。OCI Dedicated Regionは、データセンターの面積と電力を60%から75%削減するとともに、年間100万ドルという大幅な低価格で導入できるようになりました。パブリック・クラウド以外の環境でワークロードを実行する必要がある多くの企業にとって、この新しい導入価格と設置面積の縮小が、どのようにOCI Dedicated Regionsの可能性を広げるのかをご覧ください。
Autonomous Database on Exadata Cloud@Customer
Exadata Database Cloud@Customer
Oracle Cloud Infrastructure