オラクルの包括的なパブリック・クラウド・サービス・ポートフォリオとOracle Fusion SaaSアプリケーションがデータ・センターで利用できるようになりました。これにより、データ・センターのコストを削減し、最新のサービスを使用してレガシー・アプリケーションをアップグレードし、厳しいデータ・レジデンシー要件およびレイテンシー要件を満たすことができます。Larry Ellisonがデータ・センター向けの新しいオラクル自律型サービスを紹介します。(58:19)
Dedicated Regionを使用して、データレジデンシー要件やレイテンシ要件を満たしながら、コストの削減、インフラストラクチャの最新化、Oracle Fusion SaaSアプリケーションの有効化を実現する方法をご確認ください。
Gartnerの著名なVP兼アナリストであるLydia Leong氏が、Oracle Dedicated Region Cloud@Customerがなぜ顧客データセンターで完全なパブリッククラウド・エクスペリエンスを提供する初めての製品であるのかを説明します。
オラクルでは、すべてのパブリック・クラウド機能を消費ベースのコミットメントで月額50万ドルからオンプレミスに提供しています。すべてのサービスを備えたフル機能のパブリック・クラウドをオンプレミスに提供しているクラウド・プロバイダは他にありません。
1.オラクルにより物理的に保護および管理されたラック
2. お客様のラック
3. Oracle Cloud Operationsの担当者
4. お客様のデータ・センターの電源および冷却装置
5. お客様の床面積
6. お客様のデータ・センターの担当者
7. 物理アクセス・ケージ
- オラクルの50を超えるパブリック・クラウド・サービスとAutonomous Databaseを任意に組み合わせて、レガシー・アプリケーションを簡単にモダナイズできます。
- オラクルから新しいクラウド・サービスや機能がパブリック・クラウド・リージョンに公開されたら、すぐにそれらにオンプレミスでアクセスし、アジリティおよびイノベーションを向上させることができます。
- 業界をリードするOracle Cloud Infrastructureのコスト・パフォーマンスと最高レベルのセキュリティにより、オンプレミス・ワークロードの実行コストを削減できます。
- IaaS、PaaS、SaaS(ERP–FinancialsやHCMなどのOracle SaaSアプリケーションを含む)向けの完全に統合されたクラウド・エクスペリエンスをオンプレミスに提供している唯一の製品です。
- オラクルがパブリック・クラウド・リージョンで提供する場合と同じ予測可能な低価格で、利用したサービスに対してのみ料金を支払います。
- 高性能コンピューティング(HPC)ワークロード・コストをAWSと比較して最大44%削減できます。
- Autonomous Database on Cloud@Customerを使用して、データベース管理コストを最大80%削減し、イノベーションにリソースを再投入できます。
- データベース・システムとアプリケーションを可用性の高い安全なクラウド・インフラストラクチャに統合することで、運用効率を高め、コストを削減できます。
- 汎用のメモリ最適化インスタンスにより、AWSと比較して最大2倍のコスト・パフォーマンスを実現できます。
- セキュリティファーストの設計—クリーンなハードウェアとファームウェア、強力なテナント分離、どこでも最小限の特権、継続的な監視。
- 追加費用なしで、SOC 1、SOC 2、ISO 27001、およびISO 90001準拠についてサービスを認定しているのはオラクルだけです。
- データの保存時および転送時にデフォルトで、FIPS 140-2レベル3認定ハードウェアに保存されたお客様が管理するキーを使用してデータが暗号化されます。
- ダウンタイムなしのパッチ適用とOS管理—セキュリティ更新はオラクルからパブリック・クラウド・リージョンに公開された時点で利用できます。
- セキュリティ・ゾーンの展開 — 規範的なセキュリティ・ポリシーとベスト・プラクティスを初日から施行できます。
- オールウェイズオンのクラウド・セキュリティ体制管理と修正が自動化されています。
- 厳しいデータ・レジデンシー要件およびデータ・プライバシー要件を満たすことができます。
- シングル・テナントでの使用を想定して設計されており、データやワークロードを保護するために追加の分離制御を実装する場合に便利です。
- 自己完結型のリージョンで、API操作やメタデータなどのすべてのデータがリージョンに対してローカルのままになります。
- 機密性の高いワークロードやデータを保護するために追加の物理的なセキュリティ制御を実装できます。
- オラクルのパブリック・クラウド・リージョンで利用できるものとまったく同じツールとAPIを利用して、オンプレミスのワークロードに一貫した開発エクスペリエンスを実現できます。
- 複数の専用リージョンを使用して、国内またはグローバルに高可用性ソリューションやビジネス継続性ソリューションを作成できます。
- オラクルの拡大するパブリック・クラウド・リージョンのフットプリントを補完するものであり、お客様がワークロードのニーズに合った適切な導入モデルを選択できるようにします。
- AWSやAzureと比較して、機能や開発者エクスペリエンスについて妥協することなく、オンプレミスとパブリック・クラウド間でシームレスに導入できます。
- ハードウェア・サポートや容量管理などのすべての運用をオラクルが担当するため、お客様はビジネスの優先事項に集中できます。
- お客様は、変化するビジネス・ニーズに対応するために、容量の追加や新しいコンピュート・シェイプを要求できます。
「『Oracle Exadata』がクラウド・サービスとして提供されることでオンプレミスとしての高可用性を維持しつつシームレスな拡張等のアジリティが実現できます。また、自社データセンター内に構築することで、当社がこれまでSOC2やFISC等を基準に整備してきた高度な金融統制を維持しつつ、オラクルが提供する多くのクラウド・サービスやツールも活用することができ、顧客へのビジネス価値向上に寄与します。さらに、オラクルのDedicated Regionを活用することで、様々なリソースをデジタル・トランスフォーメーションなどの戦略領域に投入することができます。」
—株式会社野村総合研究所 常務執行役員 竹本 具城 氏
インフラストラクチャの運用と可用性はオラクルにより管理されるため、お客様はビジネス・イノベーションに集中できるようになります。取引および為替プラットフォームを待望の1桁ミリ秒のレイテンシーで24時間年中無休で稼働できます。銀行、支払い処理、およびリスク管理サービスを国内の拠点から顧客および金融クライアントに提供することで、データ局所性要件が満たされます。データおよびレイテンシー処理要件のためにオンプレミスに設置する必要がある正常性管理システムに分析および機械学習サービスを簡単に適用できます。
ベアメタル・コンピュート、VM、GPUなどのOracle Cloudサービスや、Autonomous Databaseなどのデータベース・サービス、Container Engine for Kubernetesなどのコンテナベースのサービスを利用して、レガシー・ワークロードをシームレスにリフト&シフトできます。ワークロードを単一のプラットフォームに統合することで、再設計することなくTCOを劇的に改善できます。また、オラクルのAPIゲートウェイ製品やイベント・サービス製品など、フルセットの開発サービスを利用して、スタックを段階的にモダナイズすることで、新しいテクノロジーを採用する際のリスクと費用が軽減されます。オラクルのパブリック・クラウド・リージョンと同じSLAでアプリケーションを実行することで、可用性、管理性、およびパフォーマンスを向上させ、今後数年間はパブリック・クラウドに移行することはないデータやアプリケーションにクラウド・サービスを近づけることができます。
Oracle Dedicated Region Cloud@Customerを使用すると、顧客は、インフラストラクチャとデータを物理的に制御してシングルテナント・クラウド・インフラストラクチャ上ですべてのITサービスを実行し、最も要求の厳しいデータ主権要件を満たすことができます。たとえばオラクルのパブリックリージョンがない国やどのパブリッククラウド・リージョンも選択できない国において、オンプレミスに残しておく必要があるデータを安全に保存して処理します。