Oracle Cloud Infrastructure(OCI)のObject Storage により、お客様はあらゆる種類のデータをネイティブなフォーマットで安全に保存することができます。組込みの冗長性機能を持つOCI Object Storageは、スケーラビリティと柔軟性を必要とするモダン・アプリケーションを構築するのに最適であり、分析、バックアップ、またはアーカイブの目的で複数のデータ・ソースを統合するために使用できます。
Object Storageはデータレイクとして利用されることが多くなってきています。企業が保有するデジタル資産をデータレイクに保存して、分析フレームワークやパイプラインで処理することで、ビジネス・インサイトを活用できます。
企業はデータとバックアップをOCI Object Storageに保存します。OCI Object Storageは冗長ハードウェア上で動作し、組み込みの耐久性を実現します。データの整合性をアクティブに監視し、破損したデータを検出すると、データのコピーを自動的に再作成して修復します。
OCI Object Storageは、格納されているすべてのバケットとオブジェクトに対して、専用(非共有)のストレージ「ネームスペース」、すなわち各顧客に固有のコンテナを提供します。このカプセル化により、エンドツーエンドの可視性を実現し、バケットが公開されるリスクを軽減しています。
コンプライアンスや監査の義務、ログ・データなどの長期的なデータ保存のニーズに最適なOCI Archive Storageは、Object Storageと同じAPIを使用しており、セットアップと統合が簡単で、コストは10分の1です。データの整合性を監視し、自動修復して、保存時に暗号化します。
OCI Object Storageでは、格納されているオブジェクトは、複数のフォルト・ドメインまたは複数の可用性ドメインにわたって自動的にレプリケーションされます。お客様はレプリケーションとライフサイクル管理ポリシーを組み合わせて、オブジェクトが自動的に移入、アーカイブ、削除されるようにすることができます。
OCI Object Storageは、チェックサムを使用してデータの整合性を自動的かつアクティブに監視します。破損したデータが検出された場合、人間の介入なしに修復対象のフラグが立てられます。
データの整合性の問題が特定されると、破損したデータは冗長コピーから自動的に「修復」されます。データの冗長性が失われた場合は、データの新しいコピーを作成することで自動的に対処します。Object Storageでは、下位レベルのデータへのアクセスについて心配する必要はありません。Object Storageは常に、システムに書き込まれたデータの最新のコピーを提供します。
お客様は、99.9%の可用性SLAでサポートされたObject Storageを信頼して利用しています。オラクルは、多くのクラウド・サービスで、他のクラウド・プラットフォーム・ベンダーでは実現できない管理性SLAとパフォーマンスSLAを実現しています。Oracle Cloudサービスの可用性SLA、管理性SLA、およびパフォーマンスSLAの完全なリストは、こちらからご覧いただけます。
Object Storageのすべての保存データは、デフォルトで、256ビットのAES暗号化を使用して暗号化されます。デフォルトでは、Object Storageサービスが暗号化キーを管理します。または、お客様がOracle Cloud Infrastructure(OCI)Vaultを使用するか、データを個別に管理して、独自の暗号化キーを提供することもできます。
Oracle Cloud Guardは、データを継続的に監視して、異常なイベントを検出し、疑わしいユーザーの行動を検出すると、自動的に介入します。たとえば、機械学習を利用したセキュリティ・サービスが、疑わしいパターンを検出すると、ユーザーのアクセス許可を取り消します。
OCI Object Storageでは、管理制御によってテナンシの完全な制御が実現されており、データ漏洩につながる可能性のある一般的な脆弱性を防ぐことができます。
OCI Identity and Access Managementは、ユーザーとリソースの論理グループによって編成された定義しやすいポリシーを使用して、OCIリソースにアクセスできるユーザーだけでなく、アクセスできるリソースとアクセス・タイプも制御します。お客様は、既存の組織階層と、Microsoft、Okta、およびその他のSAMLディレクトリ・プロバイダーなどのフェデレーション・ディレクトリ・サービスを活用して、IDを管理し、アクセス権を付与できます。
分離されたネットワーク仮想化により、顧客テナンシへの攻撃を防止します。OCIのセキュリティファースト・アーキテクチャの基本要素であるカスタム設計のSmartNICは、ネットワークを分離して仮想化し、マルウェアを直ちに阻止します。
OCI Object Storageには、コマンド・ライン・インタフェース(CLI)、コンソール、Java SDK、またはREST APIを介してアクセスできます。コンソール内では、新しいCloud Shellが、OCIコンソールで常に直接利用できるLinuxシェルへのアクセスを提供します。
OCI Object Storageは、Oracle CloudのAmazon S3互換APIを通じて、OpenStack Swift APIおよびAmazon S3とのAPI互換性を実現しています。これにより、お客様は既存のAmazon S3ツール(SDKクライアントなど)を引き続き使用できるため、アプリケーションに変更を加える必要性が最小限に抑えられます。お客様はオラクルのHDFSコネクタを使用して、OCI Object Storageサービスのデータに対してHadoopジョブまたはSparkジョブを簡単に実行できます。
Oracle Cloud Infrastructure(OCI)Storage Gatewayを使用すると、オンプレミス・アプリケーションをOCIに接続できます。ネットワーク・ファイル・サービス(NFS)ターゲットにデータを書き込むことができるアプリケーションは、OCI Object Storageにもデータを書き込むことができます。Oracle Linux 7.xで実行されているNFSv4サーバーで動作することが保証されているLinux/UNIX NFSクライアントは、すべて互換性があります。
お客様が支払うオラクル・データ・ストレージの料金は透明性が高く、予測可能です。OCI Object StorageおよびArchive Storageの一貫性のあるグローバルな料金設定により、一部の地域では競合他社と比較して30%以上の経費削減になります。
Omnisは、優れた信頼性、パフォーマンス、柔軟性、費用対効果を理由に、Oracle Cloud Object Storageとその他のOracle製品を採用しました。インフラストラクチャ・リソースのコストを削減すると同時に、Oracle Cloudでソフトウェア開発効率を高めたことで、従業員が開発に専念できる時間が増えました。
オラクルのストレージに対する最新のアプローチにより、これまで以上に柔軟かつ低コストのクラウドが実現します。
Oracle Recovery Manager(RMAN)は、Oracle Databaseのバックアップとリカバリを実行するOracle Databaseクライアントです。オラクルのバックアップ戦略の管理を自動化し、データベース・ファイルのバックアップ、リストア、およびリカバリを大幅に簡素化します。RMANは、SQL*Plusがデータベースに接続するのと同じ方法で、データベースに接続して認証します。
OCI Storage Gatewayを使用すると、オンプレミス・アプリケーションをOCIに接続できます。データをNFSターゲットに書き込むことができるアプリケーションは、Oracle Cloud Infrastructureにもデータを書き込むことができます。REST APIを取り込むためにアプリケーションを変更する必要はありません。
OCI Vision、OCI Document Understanding、OCI Speechを含む多くの OCI AI サービスを使用して、OCI Object Storageに保存されているコンテンツのインサイトを明らかにすることができます。OCI AIインフラストラクチャでは、OCI Object Storageとの相互運用性もサポートされています。
OCI Object Storage担当アーキテクト、Laurion Burchall、
OCI担当SVP兼チーフ・テクニカル・アーキテクト、Pradeep Vincent
OCIでは、ソフトウェア品質とデータ耐久性を常に重視しています。本ビデオ・ブログでは、データを効率的に保存し、99.999999999%(イレブン・ナイン)の耐久性を実現するために高速な障害リカバリを実装した、最適なOCIアーキテクチャについて説明します。
全文を読む価格設定の詳細を確認し、コストとワークロードを見積もってください。
Oracle Cloudでアプリケーションを無料で構築、テスト、デプロイしましょう。一度サインアップすると、2つの無料オファーにアクセスできます。
Oracle Cloud Infrastructureのトレーニング・ビデオ、マイペースで学習できるラボ、オンボーディング、および認定資格をご紹介します。
Oracle Cloud Infrastructureは、パブリック・クラウドの弾力性と利便性、オンプレミス・インフラストラクチャのきめ細かな制御、セキュリティ、予測可能性を兼ね備えています。