Oracle Cloudに対する再生可能エネルギーの使用
Oracle Real Estate and Facilitiesの再生可能エネルギーの使用
従業員の飛行機出張による排出量の削減
すべての目標は2015年のベースラインを基にして測定されます。ただし、従業員の飛行機出張による排出量の削減目標は2019年のベースラインを基にして測定されます。エネルギー、排出量、および再生可能エネルギーの目標はスコープ1とスコープ2に適用されます。再生可能エネルギーは総電力消費量に対して測定されます。水と廃棄物の目標はオラクルが所有する施設とデータ・センターに対して測定されます。
環境プログラムを適切に実施している主要サプライヤー
排出削減目標を設定している主要サプライヤー
平方フィートあたりの飲料水使用量の削減
平方フィートあたりの埋め立て地への廃棄物の削減
2,500万平方フィート以上の面積を管理下に置くグローバル企業として、私たちは天然資源の使用をどのように管理するかが大きな影響を与えることを認識しています。常に、エネルギー効率を最大化し、温室効果ガスの排出を削減し、Oracle Cloudの運用方法を含め、事業全体での水消費量と廃棄物の発生を最小限に抑える方法を模索しています。
エネルギー管理に対する当社のアプローチには、施設全体の効率を最大限に高め、再生可能エネルギーの使用を増やすという取り組みが含まれています。私たちは、二酸化炭素排出量を最小限に抑えるために、エネルギー調達の選択肢を定期的に評価しています。施設における再生可能エネルギー利用率33%という2020年の目標はすでに達成しており、2025年までに50%を達成するという新たな目標を設定しました。また、2025年までにOracle Cloudにおける再生可能エネルギーの使用率を100%にするという新たな目標を設定しました。
私たちは、業界最高水準の基準で施設を管理しており、高効率で環境にやさしい建物と運営が評価されていることを誇りに思っています。オラクルは世界で28の建物を所有しており、エネルギー・スター認定を受けています。また、27の建物はBOMA認定を、5つの建物はLEED認証を受けています。
再生可能エネルギーへの投資についての詳細を見る排出削減は、当社のサステナビリティ戦略の重要な要素です。2015年以降、当社は二酸化炭素排出量を20.5%削減しました。 これは、再生可能エネルギーの使用量の増加、エネルギーおよび照明効率の向上、施設内での太陽光発電の設置、サプライヤーとの連携、その他事業全体でのさまざまな排出量削減の取り組みの結果です。これにより、Science Based Targetsイニシアティブ(SBTi)の2度目標に沿った2025年の排出量26%削減目標の達成に向けて順調に進んでおり、1.5度目標への対応も順調に進んでいます。
20年度には、再生可能エネルギーを100%使用する建物のリストにオラクル・オースティン・ウォーターフロント・キャンパスを追加しました。社員のニーズに応えるため、電気自動車用充電スタンドを設置しているオフィスは世界で80以上になりました。
排出量目標と削減努力の詳細を見る(PDF)当社は廃棄物管理の水準を継続して引き上げています。2015年以降、施設で発生する廃棄物の合計を絶対量ベースで20%削減し、1平方フィートあたり原単位ベースで25%削減しました。オフィスでのリサイクル促進やコンポストの利用、従業員の廃棄物処理に対する意識向上など、さまざまなプログラムを継続して実施してきました。また、世界各地のオフィスでは、使い捨てプラスチックの排除に積極的に取り組んでいます。カリフォルニア州レッドウッド・ショアーズにある私たちの敷地では、埋め立て施設への廃棄をまったくしていません。
当社は、エネルギー効率、製品の保守性、リサイクル性、アップグレード性、材料の節約、および危険物の管理を慎重に考慮し、環境に配慮しながらハードウェア製品を設計および開発しています。オラクルの環境配慮設計ガイドラインに基づき、エネルギー効率の継続的な改善、再生プラスチックの使用拡大、梱包材の改善により、パレット1枚あたりのサーバー出荷数が2倍になり、排出量の削減とコスト削減が実現しました。
私たちは、世界各地の製造拠点で発生する廃棄物をなくす、または最小限にするために継続的に取り組んでおり、廃棄する際には環境に配慮した方法で確実に処分しています。オラクルの環境衛生および安全管理システムとプログラムは、安全かつ健康的で環境問題に適合する職場を促進します。また、むだを最小限に抑える上で計画も重要な役割を果たします。
当社は、当社の購入の決定が社会的および環境的に重大な影響を与える可能性があることを認識しています。オラクルのサプライヤー倫理的行動指針(PDF)では、サプライヤーが法律を遵守して倫理的かつ責任ある方法で業務を行うことを求めています。また、IT資産を管理するために、事務機器や電話機を耐用年数に応じて回収・リサイクルするなど、強固なプログラムを実施しています。出張および販促品調達の社内システムでは、従業員が検討すべきサステナブルな選択肢を積極的に提示しています。当社のケータリング・パートナーは、食材を可能な限り地元で調達することを目指しています。
当社は、物流パートナーと緊密に連携して、出荷を最小限に抑え、混載を最大限に利用し、バイオ液化天然ガス(LNG)などの低排出オプションなど、輸送手段の選択にあたってサステナビリティを考慮します。物流パートナーと連携することで、2015年以降、物流関連の排出量を40%以上削減しました。この傾向はクラウド・コンピューティングへの移行とともに継続していくと予想されます。
責任ある企業同盟(RBA)のメンバーとして、オラクルは、 RBAにおける行動規範に従って、直接ハードウェア・サプライ・チェーンを管理および監視します。20年度には、RBAにおける行動規範に基づく15の監査が直接ハードウェア・サプライヤーの工場拠点で完了しました。毎年、戦略的サプライヤーには、RBAプラットフォームを通じて、炭素、水、廃棄物のフットプリントに関するデータを報告してもらっています。これは、サプライチェーンにおける潜在的なリスクを評価し、管理するためのプロセスです。オラクルは、RBAの環境サステナビリティワーキンググループのメンバーとしても活躍しており、環境影響評価の改善、資源効率の向上、業界の能力と実績を高めるための戦略とツールの開発に貢献しています。