エンタープライズ・モニタリング

監視設定

モニタリング・テンプレートを使用して、1つは本番ターゲット用、もう1つはテスト・ターゲット用など、さまざまなタイプのターゲットに対する監視設定を定義します。メトリックしきい値を指定し、カスタム・メトリック（メトリック拡張）を追加し、アラートを自動解決するためのスクリプトである修正処理をアタッチします。

管理グループとともにモニタリング・テンプレートを使用して、監視設定を自動的に適用します。

Oracle Databaseフリートの監視

各ホスト上のローカル・エージェントではなくリモート・エージェントを使用して、データベース・フリートの監視を効率化します。即時監視のために、RACデータベース、プラガブル・データベース、リスナー、ASMなど、データベース・システム全体を自動検出します。

データベース・フリート・ビューを使用して、オープン・インシデントを確認し、負荷の高いデータベースを特定します。特定のデータベースにドリルダウンすると、アクティブ・セッション、リソース使用率、長時間実行SQLを確認し、パフォーマンス・ハブにアクセスできます。

メトリックしきい値アラートをカスタマイズすることもできます。表領域フルの場合の「表領域に領域を追加」やデータベースが停止している場合の「データベース起動」などの修正処理を使用できます。カスタムSQLクエリに基づくメトリック拡張を使用すると、独自のデータベース要件を満たすことができます。

MySQLの監視と保護

MySQLおよびInnoDBクラスタ環境を検出して監視します。ホームページを使用して、現在のステータス、応答時間、データベース・アクティビティおよびクリティカル・インシデントを表示します。

Query Analyzerを使用して実行計画を実行し、パフォーマンスの低いクエリーを特定してトリアージします。

レプリケーションおよびセキュリティのベストプラクティスに対するMySQLフリートのコンプライアンスを評価します。コンプライアンス・ダッシュボードでコンプライアンス違反を監視し、修正推奨事項をレビューします。

インシデントの管理と通知の送信

インシデント・ルールを使用して、実行可能なイベントからインシデントを作成し、EメールやSlackなどの通信ツールを介して通知を送信したり、ServiceNowやPagerDutyなどのシステムでチケットをオープンしたりします。

イベント圧縮ポリシーにより、インシデントの量を削減します。

インシデント・マネージャを使用して、インシデントの作成から解決まで、インシデントのライフサイクルを追跡します。Dynamic Runbooksを使用して、チームのインシデント解決ステップを取得し、インシデントの解決に取り組むときにインシデント・マネージャでITオペレーション・チームがアクセスできるようにします。

独自の条件の監視

メトリック拡張を使用して独自のメトリックを作成することで、環境に固有の条件を監視します。開発およびテスト・ライフサイクル全体を使用して、スクリプトからメトリック拡張を作成します。テストが完了したら、メトリック拡張を個々のターゲットにデプロイするか、モニタリング・テンプレートを使用して多数のターゲットに一括で公開してデプロイします。