OCI GoldenGateは、統合されたグローバルなデータ・ファブリックのための、リアルタイムかつフォルト・トレラントな運用および分析基盤を実現します。データベースのレプリケーションにより、データベース、オブジェクトストア、オープンソース、OCI Streaming、OCI Stream Analyticsにデータやデータイベントを公開します。また、オンプレミスおよびクラウド・システムの多様なデータ・プラットフォームをサポートします。
GoldenGateは、Oracle Database向けの最高峰のレプリケーション・ツールで、データ統合、高可用性、オンライン移行に使用できます。さらに、OCI GoldenGateは、オンプレミスおよびクラウド・プラットフォームで、多くの非オラクルおよびオープンソースのデータベースに接続します。
Kafka、NoSQLデータベース、オブジェクト・ストレージ、Hadoopなど、マルチクラウドのソースとターゲット間で統合します。
GoldenGateデータベースのイベントとKafkaからストリーミング・データを取り込みます。データのリッチ化、フィルタリング、アラート、APIコール、データの公開を含む連続変換パイプラインを構築します。
時系列データや地理空間データにパターンマッチング分析機能を使用します。外れ値や異常値を発見してテストし、MLモデルからのインサイトを適用します。その後、自動的に次の最適なアクションを実行します。
Oracle DatabaseカーネルへのGoldenGate接続は、最高のパフォーマンスを得られる高速データ移動を実現します。
最適化により、ターゲットへの並列書き込みのバッファ・レイテンシが短縮されます。
オラクルおよびオラクル以外のデータベースとデータ・サービス(Microsoft SQL Server、IBM DB2、Teradata、MongoDB、MySQL、PostgreSQL、HDFS、Kafka、Spark、クラウド・プロバイダ全体のクラウド・オブジェクト・ストアなど)間でデータを統合します。
組み込みの競合検出と解決によりトランザクションの整合性を実現します。SSLと暗号化を使用してデータを安全に配信します。
定期的なデータベースのメンテナンスおよびアップグレード中、オペレーティング・システムのパッチ中、アプリケーションのアップグレード中、プラットフォームの移行中のダウンタイムを排除します。すべての操作はフェイルバック機能で保護されており、データを失うリスクを排除しています。
マルチマスターまたはActive-Active構成で展開できることで、データベースのスケーラビリティまたは分散同期を実現しています。任意の数のデータベースでトランザクションを開始し、データの整合性を保つために他のすべてのデータベースと同期することができます。
Oracle Maximum Availability Architectureは、計画停止および計画外停止に対してゼロ・ダウンタイムを実現するOracle GoldenGateと、任意の距離でデータ損失ゼロを実現するOracle Active Data Guardに依存しています。
高性能レポート用のライブ・スタンバイ・サーバー、運用データ・ストア用のETL、および定期的なバックアップを本番環境で利用できます。
オラクル以外のプラットフォームに高可用性とディザスタ・リカバリを提供するとともに、計画的ダウンタイムおよび計画外のダウンタイムを削減します。
異種およびマルチクラウドのビッグデータ・リザーバーが、運用および分析用の本番システムからのリアルタイム・データで常に最新の状態に保たれるようにします。Oracle GoldenGate for Big Dataは、単独でも、Oracle GoldenGateの一部としても使用でき、オンプレミスやサードパーティのクラウド環境にOCI GoldenGateの一部として導入することが可能です。
Kafka、MongoDB、Cassandra、GoldenGateからのキャプチャ、Hadoop、Kafka、オブジェクトストア、Snowflake、Azure Synapse、Google BigQueryなどのクラウド・ウェアハウスへの配信など、30以上のオープンソース、サードパーティのビッグデータおよびOracleテクノロジーに対するコネクタをサポートしています。また、XML、JSON、Avro、Parquet、ORCフォーマットへの変換も行います。
GoldenGate for Big Dataの導入により、リアルタイムかつ継続的なデータ統合、パターン検出、GoldenGate Stream Analyticsなど、取り込みプロセスが強化されます。データ・パイプラインの構築、時系列データおよび地理空間データの分析、データの公開が容易になります。
OCI GoldenGateのすべてのビッグデータを追加料金なしで接続できます。オンプレミスのGoldenGate for Big Dataのライセンスでは、お客様は、無制限または個別のターゲット価格から選択できます。
Snowflake、Google BigQuery、Azure Synapse、すべてのKafkaサービス、すべてのオブジェクトストアなど、Oracle Cloud Infrastructure、Microsoft Azure、Amazon Web Services、Google Cloudからデータを取り込み、データを配信できます。
オンプレミスおよびクラウドにおける5つのシナリオ(Kafka、HDFS、HBase、Cassandra、MongoDB)を体験してみましょう。
GoldenGateデータベース・イベント、Kafka、またはJMSメッセージから取得したリアルタイムのストリーミング・データのモデル化、処理、分析、公開、および対処を行います。
パターン・マッチ、関連付け、フィルタリング、変換、リッチ化、分析、アラート、およびデータの公開を行うパイプラインで、GoldenGateデータベース・レプリケーション・イベントを拡張します。
GoldenGateのすべてのソース、およびKafkaやJMSからデータベース・イベントを取り込みます。
すぐに使えるストリーミング・パターンのライブラリからストリーム処理パイプラインを組み立てます。
データを取り込みながら、パイプライン変換、リッチ化、データ品質、機械学習機能を微調整できます。
データポイントやデータの動きを分析し、異常やその他の条件を検出して、アラートの発信、データの公開、APIの呼び出しを行います。連続したSQLを使用した時系列、地理空間、統計的パターンマッチングの分析機能を多数搭載しています。
あらかじめ組み込まれた接続により、OCI GoldenGate、GoldenGate、GoldenGate for Big Data、GoldenGate for Big Data Targetからデータベース・イベントを直接取り込むことができます。
OCI Streamingへの事前構築済みの接続により、Apache Kafkaメッセージの双方向の転送が可能です。
データセットを比較および修復してデータ品質を向上させます。
使いやすいグラフィカル・ユーザー・エクスペリエンスにより、管理者はあらゆる主要なデスクトップ・ブラウザから操作を安全に構成、監視、管理できます。
すべてのソースとターゲットにわたる広範なパフォーマンス統計と使用統計のデータ検証と可視化がリアルタイムで可能になることで、サービス水準合意(SLA)のコミットメントを確保できます。
管理ユーザー・エクスペリエンスのカスタマイズ、レプリケーション・プロセスへの運用制御の追加、サードパーティのツールとの統合に確立されたREST APIを使用しています。
動的なスケーラビリティと並列トランザクション処理により、ワークロードの変動に関係なく最適なスループットを実現します。
データ・レプリケーション・プロセスでは、変換と検証のための50を超える組み込みデータ操作関数に対応しているほか、強化、分析などのためのインライン・データ準備用のストアド・プロシージャの呼び出しが可能です。
オペレーティング・システム、エンディアン、文字コード、オブジェクト構造全体でオラクルおよびオラクル以外のデータベースとデータ・サービスを複製できるように、独自に設計されています。すべてのデータ移動トポロジと最新のアーキテクチャ・パターンをサポートしています。
データ・ウェアハウスおよびデータレイクのデータをクレンジングしてプロファイルします。
リアルタイム・アラートによりレプリケーション・ステータスを可視化。堅牢な管理コンソールでのステータス表示や豊富なAPIを使用した自動リカバリ設計を行います。
管理ダッシュボードとリアルタイム通知を使用して、レプリケーション・プロセスの完了とパフォーマンスを監視します。
一元的な管理と監視で企業全体のGoldenGateを監視し、生産性を向上させます。
オラクルの最高峰のデータベース・レプリケーション・プラットフォームを、どなたでも無料でご利用いただけます。プロトタイピング、一般教育、開発、DevOps、テストなどに最適なバージョンです。DockerコンテナからノートPC、オンプレミス、または任意のクラウドに導入できます。
このバージョンは、運用や分析のユースケースにご利用いただけます。エンタープライズクラスのデータベース・レプリケーション機能をすべて含み、最新のマイクロサービス・アーキテクチャで実行されます。
レプリケーションのライフサイクルを通して使いやすいように設計されています。一般的なパターンのカタログから、ビジュアル・レプリケーション・パイプラインを構築できます。また、一度開始すれば、レプリケーション・プロセスは完全に自動化されます。
現在のバージョンでは、Oracle Databasesに接続していますが、今後より多くのターゲットを予定しています。