Oracle Java ME Embeddedスタート・ガイド

最新情報

Oracle Java ME Embedded 8.3の発表

Oracle Java ME Embedded 8.3は、Oracle Java ME Embedded 8(以下を参照)のアップデート・リリースであり、次の新機能と改善点が含まれています。

  • 追加されたセキュリティ機能
    • アプリケーションとランタイム・メタデータ用の安全なファイルシステム
    • DTLSサーバー
    • 事前共有キー(PSK)
    • 拡張セキュリティAPI(HMAC)
    • MIDlet署名用のSHA256サポート
  • ランタイム更新メカニズム

サポート対象プラットフォーム:

  • Debian Linux上のRaspberry PiモデルB
  • STMicroelectronics STM32429I-EVAL(CortexM4/RTX)
  • STMicroelectronics 32746GDISCOVERY(CortexM7/RTX)
  • Windows 7、8のデバイス・エミュレーション環境
  • Linux上のデバイス・エミュレーション環境

Oracle Java ME 8 Embeddedについて:

Oracle Java ME Embedded 8は、次のようなJava ME標準JSR 360Java ME Connected Limited Device Configuration(CLDC)8)およびJSR 361Java ME Embedded Profile(MEEP)8)の実装です。

  • Java SE 8の言語機能とAPIとの整合。Java SE 8とJava ME 8の間の統合されたデプロイメントモデルを介して、組込みソフトウェアのより合理化された作成を実現する
  • 大幅にアップデートされた"サービス対応の"アプリケーションプラットフォーム。モジュール式の柔軟なソフトウェア開発とデプロイメントを実現して、組込みソフトウェアソリューションのリスクを軽減し、製品化までの時間を短縮する
  • プラットフォームのカスタマイズおよび"サイズ調整"のサポート。最小で128KB RAMと1MBフラッシュ/ROMのターゲット・デバイスを用いる広範囲のユース・ケースに対応する(*:MEEP最小プロファイル・セット。単機能デバイス用に最適化されています。実際のフットプリントは、デバイスとユース・ケースごとに異なります)
  • Javaからさまざまなデバイスへの、GPIO、I2C、SPI、UARTなどを介したアクセス。ユース・ケースに特価したハードウェアおよび周辺機器のクロス・プラットフォーム・サポートを容易に実現する
  • Oracle Java ME SDK 8を介したアプリケーション開発をサポート

Oracle Java ME Embedded 8リリースの主な機能:

  • Java ME 8仕様の実装
  • ワイヤレス・サポート(3GPP、CDMA、WiFi)など、多目的で柔軟なネットワークと接続
  • Device Access APIを介した周辺機器へのアクセスの改善
  • 改善されたツールサポート(開発者エージェント、オンデバイス・デバッグ、メモリモニター、ネットワーク・モニター、CPUプロファイラー、ロギング)
  • RESTfulプログラミング用の新しいAPI
    • JSON API
    • 非同期HTTP API
    • OAuth 2.0 API
  • 次のJSRの実装:
    • JSR 75(ファイル接続API)
    • JSR 120(ワイヤレス・メッセージングAPI)
    • JSR 172(WebサービスAPI)
    • JSR 177(セキュリティおよび信頼サービスAPI)
    • JSR 179(ロケーションAPI)
    • JSR 280(XML API)
  • 以前のバージョンのJava ME Embedded 3.xよりも使いやすさ、パフォーマンス、フットプリントが向上

概要

Java MEテクノロジーは、当初小型デバイス向けのアプリケーションの構築に付随する制約に対処するために開発されました。この目的を達成するために、限定された環境に対応し、メモリ、ディスプレイ、電源容量が限定された小型デバイスで稼働するJavaアプリケーションを作成できるようにJava MEテクノロジーを定義しました。

Java MEプラットフォームはテクノロジーと仕様の集合であり、適切に組み合わせて使用することで、特定のデバイスや市場の要件に明確に合う完全なJava Runtime Environmentを構築できます。これによって、シームレスに協力して、エンドユーザが望むもっとも魅力的な成果を提供するために、エコシステムに含まれるすべての関係者が柔軟に共存できるようになります。

Java MEテクノロジーは、次の3つの要素をベースとしています。

  • コンフィギュレーション - 幅広いデバイス向けに、もっとも基本的なライブラリ・セットとバーチャルマシン機能を提供します。
  • プロファイルは、より狭い範囲のデバイスをサポートするAPIセットです
  • オプションのパッケージは、テクノロジー固有のAPIのセットです

以下のセクションでは、組込みデバイスを対象とし、Java MEテクノロジーをベースとしている2つの製品について説明します。Oracle Java ME Embedded製品は、Java Connected Limited Device Configuration(CLDC)に基づいた新しいタイプの製品で、M2M用のワイヤレス・モジュール、産業用制御機器、スマートグリッド基盤、環境センサーと追跡など、リソースに制約がある小型の組込みデバイスを対象としています。Java MEベースの製品はすでに市場に存在していますが、Java Connected Device Configuration(CDC)に基づいたOracle Java ME Embedded Clientは、電子書籍リーダー、Blu-ray Discプレーヤ、VoIP電話、テレビ、セットトップ・ボックス、プリンタ、住居用ゲートウェイなど、より強力なミッドレンジの組込みデバイスを対象としています。

Oracle Java ME Embedded 8

Oracle Java ME Embedded 8は、世界中の数十億台のモバイルデバイスにコアテクノロジーとしてデプロイされているJava MEのテクノロジーを活用するJava Micro Edition(ME)8ランタイムです。Java ME 8の仕様は、豊富な機能、幅広いデバイスへの移植性、柔軟性、安全性と同時に、非常に高いリソース効率と、基盤となっているプラットフォームに対する要求が低くなるように設計されています。

Oracle Java ME Embedded 8は、この実績のあるテクノロジーを基礎としており、リソースに制約があるネットワークに接続されるインテリジェントな組込みシステム向けに高度に最適化されたクライアント用のJavaランタイム・スタックです。Java ME 8標準のJava ME Connected Limited Device Configuration(CLDC)8( JSR 360)およびJava ME Embedded Profile(MEEP)8( JSR 361)をベースとする堅牢で柔軟なクロスプラットフォーム・アプリケーション環境が用意されており、幅広いユース・ケースに対応する専用の組込み機能が実装されています。

Oracle Java ME Embedded 8は、Oracle Java ME SDK 8など、クラス最高のさまざまな開発ツールに加えて、NetBeansなどの一般的な統合開発環境(IDE)のプラグインによってサポートされています。これらのツールによって、システムの設計者や開発者は、機能が豊富で生産性の高い環境を利用し、Java言語、ランタイム、エコシステムの利点を活用しながらシステム・リソースの厳しい目標を達成する高度な小型の組込みソリューションを作成できます。次の図に、製品スタックを示します。

Java ME Embeddedのスタック

ユース・ケースの例

Oracle Java ME Embedded 8は、次のようなMachine-to-Machine(M2M)およびInternet Of Things(IoT)スペースの幅広い組込みプラットフォームとユース・ケースを対象としています。

  • ワイヤレス・モジュール
  • スマート・メーター/スマート・センサー
  • 産業用コントローラー
  • 遠隔医療機器
  • 環境リモート・モニター
  • 追跡システム
  • ホーム・オートメーション・デバイス
  • ネットワーク対応自動販売機
  • ローカル・インテリジェンスと多様な接続を備えたデバイスが必要となる一般的なユース・ケース

主な利点

  • リソースに制約がありネットワークにつながるインテリジェントな組込み機器向けの高度に最適化されたクライアントJava ME 8ランタイム・スタック
  • 小規模な組込みソリューション向けに、堅牢かつ柔軟なクロスプラットフォーム・アプリケーション環境を提供
  • フットプリントとCPUの要件が非常に低く、マイクロコントローラー・クラスのシステムからミッドレンジの組込みデバイスまで拡張可能
  • CLDC 8(JSR 360)およびMEEP 8(JSR-361)に完全に準拠し、オプションでさらに多数のJSRをサポート:ファイルI/O API(JSR-75)、ワイヤレス・メッセージングAPI(JSR-120)、Webサービス(JSR-172)、セキュリティおよび信頼サービスサブセット(JSR-177)、ロケーションAPI(JSR-179)、XML API(JSR-280)
  • リモートのアプリケーション管理と監視、リモートのシステム構成、堅牢な24時間365日の運用のサポート、Javaから周辺I/Oハードウェアへの直接アクセスなど専用の組み込み機能を、高度な組み込みソリューション開発のために提供
  • 特定のターゲット市場およびユース・ケースに対して、下層の特殊化、機能拡張、および製品化を可能にする基盤を提供する、多様な組込み要件のニーズに対応できる高い移植性と拡張性を備えたシステム設計
  • クラス最高のツールがサポート:Oracle Java ME SDK 8と、NetBeansなどの一般的なIDE用のプラグイン – デバイス・エミュレーションおよびリモート・オンデバイス・デバッグのサポートを含む
  • 商用に幅広く導入されている実績のあるJava MEテクノロジーに関するオラクルの専門知識によるサポート

組込み製品にJavaテクノロジーを使用することで、デバイス・メーカー、システム・インテグレータ、開発者は、より短期間に製品化できる、コスト効率の高い優れた組込みソリューションを利用して、より高い機能性、堅牢性、安全性を備えた寿命の長いソリューションを構築できます。

小型の組込みデバイス向けのJavaアプリケーション開発のために、Oracle Java ME SDK 8は、開発者がアプリケーションの記述、コンパイル、配置、テストに使用できるツールの完全なセットを無償で提供しています。Oracle Java ME SDK 8の詳細については、こちらをクリックしてください

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The Java Tutorials Blog:Javaを学習して成長につなげます
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