（本資料は米国2025年 5月 6日にオラクル・コーポレーションより発表されたプレスリリースの抄訳です）

カリフォルニア州オレンジ郡は、地域住民にとって安全で健康的、かつ充実した生活・労働・余暇環境を提供するという使命のもと、コスト効率の高い優れた公共サービスを実現するために、「Oracle Fusion Cloud Applications Suite」 を選択しました。 財務および人事管理に「Oracle Fusion Applications」を導入することで、オレンジ郡は生産性の向上、コスト削減、統制や透明性の改善、従業員エクスペリエンスの最適化を目指します。

300万人以上の住民、年間7,400万人の訪問者、34の市、そして95億ドルを超える年間予算を擁するオレンジ郡は、米国で6番目に大きい郡です。今後の成長を見据えたリソース配分と業務効率の改善を実現するため、オレンジ郡は、高度にカスタマイズされ、維持が困難であったオンプレミス・システムを刷新する必要がありました。慎重な検討とオレンジ郡監査委員事務局による独立したレビューの結果、財務および人事機能を「Oracle Fusion Applications」に移行することを決定しました。これにより、単一の統合された業務アプリケーション・スイートのメリットを享受できるようになります。

オレンジ郡の監査官であるアンドリュー・ハミルトン (Andrew Hamilton) 氏は次のように述べています。 「当郡が長期的なイノベーションの基盤を確立する上で、オラクルが最良の選択肢であることが明らかでした。そしてこの決定は、透明性、効率性、そして財政的責任に対する当郡のコミットメントを示すものです。『Oracle Fusion Applications』に組み込まれたAI機能と、当郡が目指すより連携したガバナンス体制によって、リソースをより適切に管理し、財政責任を果たし、増加する人口に対して卓越したサービスを提供できると期待しています。」

「 Oracle Fusion Cloud Enterprise Resource Planning (ERP)」 と「 Oracle Fusion Cloud Enterprise Performance Management (EPM)」の導入により、オレンジ郡の22の部門および機関は、財務プロセスの自動化、インサイトの拡充、コストの削減、そして財務報告の効率化を実現できます。さらに、19,000人以上の職員を抱える同郡では、「 Oracle Fusion Cloud Human Capital Management (HCM) 」の導入も予定されており、人事業務の最適化、従業員エクスペリエンスの改善、人材に関するより深いインサイトを得て、郡全体での従業員管理を向上することを見込んでいます。

オラクルのアプリケーション開発担当エグゼクティブ・バイスプレジデントであるスティーブ・ミランダ (Steve Miranda)は、次のように述べています。「オレンジ郡のような地方自治体は、高騰するコストや多様化する住民ニーズに、より少数の職員で対応しなくてはならないという課題に直面しています。そしてこれらの課題は、老朽化したシステムによってプロセスが滞り、職員の負担が増すことでさらに深刻化します。『Oracle Fusion Applications』を活用することで、オレンジ郡は業務効率の向上、透明性の強化、従業員エクスペリエンスの改善を実現することができます。そして地方自治体のイノベーションにおける新たな基準を確立し、住民の生活を改善することができます。」

本プロジェクトの導入は、Oracle PartnerNetwork（OPN）のパートナーであるDeloitte Consultingが担当します。

「Oracle Fusion Applications Suite」は、クラウドの利点と予測AI、生成AI、AIエージェントといった最新テクノロジーを活用することで、組織内のサイロを解消し、業務プロセスの標準化を促進し、財務、人事、サプライチェーン、カスタマー・エクスペリエンスの各データを、統合された単一のクラウドプラットフォームで管理できるようにします。「Oracle Cloud Applications」の詳細については、 www.oracle.com/applicationsをご覧ください。