Oracle Cloud Infrastructure(OCI)は、あらゆるISVアプリケーションをホストするための安全でスケーラブルで信頼性の高いクラウドサービスを提供します。OCIを使用すると、ISVは、24時間365日の運用、地理的に多様な導入が可能になるほか、柔軟なスケーリングが必要になる動的な顧客トラフィックパターン、インターネットに安全に公開できるアプリケーションを提供できます。さらに、OCI独自の移行、プロビジョニング、管理ツール、Cloud Lift Servicesにより、主要なカスタマイズと統合を維持しながら、迅速な導入が容易になります。
ISVアプリケーション向けにOracle Cloud Infrastructureが選ばれる理由(2:48)
OCIをすでに使用している方も、何ができるかを知りたい方も、10月17~20日に開催されるOracle CloudWorldに参加すると、有益な情報を得ることができます。
“オラクルと協力して、サイバー攻撃者の利点を逆手に取り、グローバルな顧客ベースに比類のない可視性とリスク削減をもたらしています。”
Cybereason社、CEO兼共同創設者、Lior Div氏
“顧客は、Cisco TetrationをOracle Cloudで実行すると、オンサイトで実行する場合に比べて、その総所有コストを最大90%節約できます。”
Cisco Tetration社、創設者、Navindra Yadav氏
“当社は最高のコストパフォーマンスとセキュリティを追求していました。そのようなとき、Oracle Cloud Infrastructureを見つけました。”
Altair社、エンタープライズ・ソリューション担当最高技術責任者、Sam Mahalingam氏
“WorkForce Software社ではこれまで10年間クラウドを利用してきましたが、インフラストラクチャへの投資は合理化されませんでした。一貫したカスタマー・エクスペリエンスの提供を目指していたため、スケーラビリティ、速度、信頼性の点でOCIにたどり着きました。”
WorkForce Software社、最高技術責任者、John Williams氏
「今日の新しい世界では、私たちをつなぐ存在としてビデオ会議の利用が急速に拡大しており、当社のユーザー数は急増していました。私たちはこの急激な成長に対応するためにいくつかのプラットフォームを検討し、強力なセキュリティ、卓越した価格とパフォーマンス、ワールドクラスのサポートを備えたOracle Cloud Infrastructureを選択するに至りました。”
8x8社、CEO、Vik Verma氏
「オラクルと協力して、ゼロ・インフラストラクチャの競争力のある価格のソリューションを提供することで、中規模の企業がエンドポイントをコントロールできるようにして、顧客ベースを拡大することができました」
Tanium社
、共同創設者兼CEO、Orion Hindawi氏
「当社では最近、ビジネスがこれまでにないほど急成長を遂げており、サービスの容量の大幅な拡充が必要になっています。さまざまなプラットフォームを検討した結果、容量を迅速に拡張し、新規ユーザーのニーズを満たすのにOracle Cloud Infrastructureが役立つと判断しました」
Zoom社、CEO、Eric S. Yuan氏
「第4四半期のショッピングシーズン中に、当社のクラウド・プラットフォームを小売業者に利用してもらい、受注や出荷の義務の不履行をなくすことで、顧客満足度を高めました」
Körber Supply Chain Software North America社、営業担当上級副社長、Rik Schrader氏
ISVは、OCIの幅広いサービスとサポートにより、顧客にさらなる価値をもたらすことができます。
オラクルは、ISVが顧客のワークロードを管理するために採用するさまざまなアプローチを認識しています。そのため、ISVソリューション・スタックのさまざまなレイヤーで顧客のトラフィックおよびデータを分離するセグメント化戦略の実装を支援してきました。
クラウドネイティブ・プロバイダーとSaaSプロバイダーは、スケーリングの経済的メリットを得るために、共有マルチテナント・モデルに惹かれる傾向があります。一方、従来のISVアプリケーションは、オンプレミスに導入されるか、プライベートホスト型のモデルを使用するので、シングルテナントで実行される傾向があります。どちらのパターンでも、OCIでは、顧客分離およびセグメント化に使用できる構造一式、つまり、ネットワーク・セグメンテーション用のVCN、データ分離用のコンテナ・データベース、請求と支払取り消し分離用のコンパートメント、テナント・レベルでのその他の分離用の組織が提供されます。
Oracle Cloud Infrastructure(OCI)は、セキュリティ第一の設計原則に基づいて設計された第2世代のInfrastructure-as-a-Service(IaaS)製品です。これらの原則には、分離されたネットワークの仮想化と元の物理ホストの導入が含まれ、以前のパブリッククラウド設計と比べて優れた顧客分離が可能になります。OCIを使用するISVは、これらの原則により、高度な持続的脅威のリスクも軽減されます。
ISVは、クラウド本来の安全という特性を利用できるだけでなく、OCIの柔軟性とスケーラビリティをビジネスに活用しながら、コンプライアンスのニーズを満たし、必要なセキュリティを顧客に保証できます。お客様が迅速かつ安全に導入できるように、TerraformおよびPythonテンプレートによる自動環境プロビジョニングを提供するCenter for Internet Security (CIS) Landing Zoneプログラムも用意しています。
ソフトウェア設定管理とInfrastructure-as-Code(IaC)は、企業が使用する重要なツールになっています。オラクルは、完全に自動化された最新のクラウドを提供します。すべてのコンソール操作は、対応するAPI、SDK、CLIのものと同じであり、環境コレオグラフィーに業界標準のマルチクラウド・アプローチをもたらすTerraformプロバイダーのものとも一致します。Oracle Resource Managerは、統合されたIDおよびアクセス管理、サーバー側の状態管理、Terraformコードの自動生成用の環境イントロスペクション、環境ドリフトの検出と修復などの機能をTerraformに追加します。
環境が構築されると、Oracle Cloudは、ChefやAnsibleなどのさまざまな業界標準の設定管理ツールと、Chef KnifeプラグインやAnsible Playbooksなどの付加価値ツールをサポートします。コードの導入を自動化する必要のあるISVは、コードの構築とテストのパイプライン、アーティファクト・ストレージ・サービスを含む完全統合型のDevOpsサービスを活用し、事前構築済みパターン(blue/green、canary、rolling)のパイプラインを導入できます。
クラウドネイティブ・サービスを活用するアプリケーションを構築すると、リージョン内の高可用性(HA)とリージョン間の災害復旧(DR)に加えて、需要に応じてシームレスにスケールアップおよびスケールダウンする機能を実現できます。クラウドネイティブISVは、クラウドネイティブ・サービスを活用していない競合他社よりも優れたパフォーマンス、信頼性、弾力性、費用対効果を実現できます。
オラクルのクラウドネイティブ・サービスにより、ISVは、Docker、Kubernetes、サーバーレス関数、API管理、Kafkaベースのストリームなどの標準と概念に依存するアプリケーションをフルマネージドな方法で構築できるため、開発チームは、インフラストラクチャ・ソリューションのインストール、パッチ適用、管理よりも、競争力のあるISV機能の構築に注力できます。これらのサービスは、オープンソース・テクノロジーとオープンスタンダードに基づいており、ロックインの危険性を回避し、ISVが導入に依存しない方法でアプリケーションを設計できるようにします。
SaaSを提供するISVには、サービスをホストし、テナントを管理するための、安全でスケーラブルなエンタープライズグレードのインフラストラクチャが必要です。ISVは、単一テナント対応のアプリケーション・インスタンスまたは複数テナント固有のアプリケーション・インスタンス内でテナントをホストすることを選択できます。
単一テナントのアプローチでは、アプリケーションがテナント固有のワークロードとデータの分離を処理しますが、複数テナント固有のアプローチでは、ISVがテナントごとに複数の分離されたアプリケーション・インスタンスを導入して、アプリケーションとデータをテナンシー内の他の導入から分離します。各導入はそれぞれ特定のテナント用であり、ISVは共通の管理レイヤーを介して個々のテナント・アプリケーション・インスタンスを管理します。
多くのISVのお客様は、エンドカスタマーの要件を満たすためや、さまざまなクラウドサービスのメリットを受けるために、複数のクラウド・プラットフォームでソリューションを提供する状況になっています。オラクルは、パートナーがさまざまなクラウドプロバイダーやオンプレミス・データセンターに接続できるようにするための、オープン・プラットフォーム・エコシステムと多様なオプションを提供しています。ISVパートナーは、無料の高可用性VPNサービスを選択したり、オラクルのFastConnectサービスを利用してOracle Cloudリージョンへの高スループットのプライベート接続を実現したりすることもできます。
オラクルはMicrosoft Azureと提携して、AzureとOCIでのハイブリッド・ワークロードの実装に低レイテンシで高スループットのクロスクラウド接続を提供しています。この相互接続サービスは、クラウド間のイノベーションとなり、オラクルとMicrosoftの両方のテクノロジースタックの利点を組み合わせて、投資収益率を最大化するのに役立ちます。
クラウド採用の最大の問題点の1つは、移行のコストと労力です。オラクルは、Oracle Cloud Lift Servicesを提供することで、OCIへのISVワークロードの移行を加速させています。ISVは、クラウド移行の計画、設計、プロトタイピング、管理についてクラウドエンジニアから専門的なガイダンスを無料で受けることができます。このサポートにより、プロセスとワークフローが簡素化され、コストが大幅に削減されます。
Oracle Cloud Lift Servicesは、OCI上のお客様のテナンシーの一部としてグローバルに利用できます。Oracle Architecture Centerは、OCIへのISVワークロードの移行をサポートし加速させるために、オラクルが開発したベスト・プラクティス、ツール、ソリューション・ハンドブックもホストしています。さらに、より複雑な移行が必要なお客様向けに、Oracle Consultingが、クラウド移行プロセスの全段階にわたって専任サポートを提供します。
組織の競争力は、厳しい市場で差別化を図り、製品やサービスのコストを把握し、マージンを維持できるかどうかにかかっています。オラクルは、ISVのインフラストラクチャ・コスト割り当てモデルが万能ではないことに気付きました。一部のISVは、単一のマルチテナント・ソリューション内でスケーリングと請求を行いますが、他のISVは、さまざまなテナントのリソース使用量に対してスケーリングと計測を行います。クラウドの俊敏性により、新しい顧客やイニシアチブをサポートするための迅速な拡張が可能になりますが、急速に拡張するクラウドのフットプリントを効率的に運用することは難しい場合があります。
Oracle Cloud Lift Servicesを使用すると、ISVはオラクルのエキスパートを活用して、クラウドでソリューションを移行および運用するだけでなく、クラウドリソースをより効率的に利用できるようになります。OCIの自動スケーリング可能な、プリエンプティブ、バースト可能なインフラストラクチャを使用すると、ISVはコストが最適化されたSaaSソリューションを設計できます。さらに、Oracle Cloud Advisorは、テナントに潜む非効率性を見つけ、それらの問題に対処する方法を説明するガイド付きソリューションを提供します。
ほとんどのISVには、従来のテクノロジーとクラウドネイティブ・テクノロジーをマルチクラウドまたはハイブリッドクラウドのアプローチと組み合わせたアプリケーションがあります。Oracle Cloud Observability and Management Platformでは、ハイブリッド環境を管理するための断片化されたアプローチに関連する複雑さ、リスク、コストを排除するのに役立つ、一連の包括的なサービスを利用できます。
O&M Platformは、ソフトウェアスタック全体にわたって統一されたビューを提供します。これにより、クラウドまたはオンプレミスに導入されたクラウドネイティブおよび従来のテクノロジーの診断が容易になります。また,組み込みの機械学習により、異常が自動的に検出され、ほぼリアルタイムで迅速な修復が可能になります。このプラットフォームは、ベンダーに依存しないオープンな標準ベースのアプローチを採用しており、Slack、Grafana、Twilio、PagerDutyなどとのエコシステム相互運用性にすぐに対応します。
顧客はサービスレベルの目標と契約に依存しています。また、自社のシステムは24時間365日利用できる必要があり、クラウド・インフラストラクチャの停止に関係なく、システムのワークロードは実行され続ける必要があります。高可用性サービスを設計することで、稼働時間とアクセシビリティを最大限に確保できます。Oracle Cloud Infrastructureは、アプリケーションのHAおよびDRの計画に使用できるガイダンスを提供し、お客様の不安を取り除きます。
リファレンス・アーキテクチャとユースケースを参照し、技術要件を検証できます。また、Oracle Cloud Infrastructureを使用してISVワークロードを移動および最新化するためのベスト・プラクティスをご覧になれます。
Oracle Cloud InfrastructureにSaaSアプリケーションを導入するためのネットワークトポロジを計画します。
Kubernetesクラスタを使用して、MySQLを使用するアプリをOracle Cloud Infrastructureに導入します。クラウドに移行するアプリとしては、クラウドネイティブまたはレガシーのアプリを選択できます。
Oracle Cloud InfrastructureでプロビジョニングされたKubernetesクラスタにOracle WebLogic Serverドメインを導入します。CI/CDパイプラインジョブ用に設定されたJenkinsコントローラを使用して、WebLogic Serverのライフサイクル管理操作をサポートします。
クラウド内の自律型データベースに接続されたコンテナ化されたマイクロサービスを導入することで、クラウドネイティブのeコマース・アプリケーションを設定します。
オラクルが推奨する、セキュリティ、パフォーマンス、信頼性、弾力性、効率性のベスト・プラクティスに従って、最大の価値をもたらすクラウドトポロジを設計、導入、運用します。
Oracle Cloud Infrastructureの主要なサービスを開始する
ネットワーク、コンピューティング、ストレージなどの基本的なOCIサービスについて説明します。
WebLogic ServerをOCIに移行する
WebLogic Serverスタックを使用してオンプレミスからOCIにWebLogic Serverドメインを移行します。
Oracle Functionsワークショップの設定
ビジネスニーズを満たすためにコードの記述に注力する必要があるお客様向けに、高スケーラブルでオンデマンドのフルマネージドFunctions as a Serviceプラットフォームである、Oracle Functionsについて説明します。
Oracle Cloud内のレガシーアプリを最新化および拡張する
ローコード開発ツールを活用して、モノリシック・アプリケーションをマイクロサービスベースのアプリケーションに変換します。