このWebページでは、Oracle Autonomous Database(Oracle Autonomous Data WarehouseおよびOracle Autonomous Transaction Processing)のよくある質問と回答を一覧表示しています。
このFAQの一覧は定期的に更新されます。
このセクションでは、Oracle Autonomous Databaseに関するよくある質問を紹介します。これらの質問と回答は、Autonomous Data WarehouseとAutonomous Transaction Processingの両方を対象としています。質問は以下のセクションに分かれています。
Oracle Autonomous Databaseは、世界初のクラウド上の自律型データ管理システムであり、パッチ適用、アップグレード、チューニングが自動化されています。つまり、システムの稼働中に定型的なすべてのデータベース・メンテナンス作業が人の介在なしに行われます。この新しい自律型データベースクラウドは、自己稼働、自己保護、自己修復が可能で、手動でのデータベース管理や人的エラーを排除するのに役立ちます。
Oracle Autonomous Databaseには極めて高い柔軟性があります。管理者が行うことは、データベースのOCPU数とストレージ容量(TB単位)を指定することだけです。OCPUやストレージ容量はいつでもスケールアップまたはスケールダウンできます。
詳細については、こちら をご覧ください。
専用デプロイメントは、自律型データベースを、他のテナントとの共有インフラストラクチャではなく、自社専用のExadataクラウド・インフラストラクチャにプロビジョニングできるオプションです。専用インフラストラクチャ上の自律型データベースは、Exadata Cloud at Customerを利用したお客様のデータセンターでも使用できます。
共有インフラストラクチャのデプロイメントは最も単純な構成であり、Exadataクラウド・インフラストラクチャのリソースを共有します。最低限のコミットメントなしにすぐに使用を開始でき、データベースの迅速なプロビジョニングやコンピューティングとストレージの独立したスケーラビリティを活用できます。
いずれのデプロイメント・オプション(Oracle Cloud上の共有および専用デプロイメントとDedicated Cloud@Customer)も、Oracle Autonomous Transaction ProcessingとOracle Autonomous Data Warehouseとともに使用できます。Oracle Autonomous Data Warehouseは、データウェアハウスのワークロードに合わせてチューニングおよび最適化されたフルマネージド型のデータベースを提供します。Autonomous Transaction Processingを使用すると、アプリケーション開発がより簡単かつ迅速になり、高パフォーマンスのトランザクション、レポート作成、バッチ処理、機械学習の複雑な組み合わせを安全に実行できます。
ADBはOracle Database上に構築されます。したがって、Oracle DatabaseをサポートしているアプリケーションやツールはADBもサポートします。これらのツールやアプリケーションは、SQL*NetやJDBCなど、標準的なデータベース接続を使用してサービスに接続します。詳細については、こちら をご覧ください。
Oracle Database Enterprise Editionで提供されるすべての機能をADBで利用できるわけではありません。たとえば、管理者向けのデータベース機能は使用できません。詳細なリストについては、Autonomous Data WarehouseのドキュメントとAutonomous Transaction Processingのドキュメントの付録Bを参照してください。
データセンターの完全な一覧については、Oracle Cloudのプラットフォームおよびインフラストラクチャ・サービスのデータリージョンを参照してください。
Autonomous Databaseには、Oracle Autonomous Databaseの強みを活用するSQL関数として実装された機械学習アルゴリズムが30種類以上付属しています。Oracle Machine Learningアルゴリズムは、すべての処理をAutonomous Database内で実行し、データテーブルとビュー、トランザクション・データを含むスタースキーマ・データ、集計、非構造化データ(CLOBデータ型。Oracle Textを使用してトークンを抽出)、空間データをマイニングできます。Oracle Machine Learning for SQL関数は、モデルの構築と適用にデータベースの並列処理をフル活用し、すべてのデータおよびユーザー権限とセキュリティスキームを遵守します。データ・サイエンティスト同士が互いに協力し、ZeppelinベースのOracle Machine Learning Notebooksを使用して機械学習モデルを構築、評価、デプロイできます。Oracle Machine Learningモデルは、SQLクエリ、BIダッシュボード、リアルタイム・アプリケーションに組み込むことができます。詳細については、Oracle Machine Learningを参照してください。
Oracle Machine Learningアルゴリズムに加えて、Autonomous Databaseには分析関数や統計SQL関数の広範なライブラリが付属しています。また、Autonomous Databaseで発見されたインサイトや予測をOracle Analytics Cloudダッシュボードやその他のBIツールおよびアプリケーションでさらに調査、分析し、それらに組み込むことができます。
価格の詳細については、oracle.comにあるAutonomous Data WarehouseまたはAutonomous Transaction Processingのページを参照してください。
ADBのライセンス込みバージョン、またはBring-Your-Own-License(BYOL)インスタンスをプロビジョニングできます。BYOLを使用する場合は、現在のデータベース・ライセンスをご使用のADBサービスに適用する必要があります。BYOLの要件については、ADBの価格ページを参照してください。注:BYOLでは、16個以下のOCPUから17個以上のOCPUにシームレスに移行できます。唯一の要件は、17個以上のOCPUにスケーリングする際にBYOLにRACを含めることです。詳細については、こちら をご覧ください。
はい。唯一の要件は、17個以上のOCPUにスケーリングする際にBYOLにRACを含めることです。詳細については、こちら をご覧ください。
ADBのライセンス要件については、こちらのドキュメントを参照してください。
どのような作業を行う場合でも1つのOCPUが必要ですが、サービスインスタンスのコンピューティング部分を無効にしてコンピューティングに対する料金が発生しないようにすることができます。ストレージに対する料金は、サービスインスタンスが存在する限り継続的に発生します。
1 TBです。
はい、ADBは秒単位の課金をサポートしています。ただし、一定の制限が課されます。詳細については、こちら をご覧ください。
BYOLに必要なものは、MultitenantとRACのみです(RACが必要となるのは17個以上のOCPUを使用する場合のみ)。高可用性オプション には、Active Data Guardも必要です。
いいえ、Exadata以外のストレージは使用できません。
ただし、Autonomous Databaseの専用インフラストラクチャ・デプロイメントでは、‘Oracle Autonomous Database - Exadata Storage’の代わりに、Exadataストレージを含む‘Oracle Cloud Infrastructure – Database Exadata Infrastructure’を選択する必要があります。
いいえ、Exadata以外のストレージは使用できません。
いいえ、データベースに必要な初期ストレージは指定する必要がありますが、ADBには柔軟性があるため、データベースを必要に応じて拡張または縮小できます。
はい。ADBは30日間無料でお試しいただけます。oracle.comにサインアッププロセスが用意されています。詳細については、こちらをご覧ください。
はい。ADBは、共有Exadataインフラストラクチャに関する無料のサービスを提供しています。oracle.comにサインアッププロセスが用意されています。詳細については、こちらをご覧ください。
ユーザーやロールなどはこれまでと同様に作成できます。ただし、一部のコマンドはブラックリストに登録されています。そのようなコマンドの一覧については、ADWおよびATPの各サービスのドキュメントを参照してください。
いいえ。現在のバージョンでは、お客様が管理できる鍵はありません。鍵はオラクルによって管理されます。
オラクルの全体的なセキュリティ承認プロセスの一環として、外部企業を使用して侵入テストを実施しています。
Oracle Autonomous Databaseは、外部からの攻撃と悪意のある内部ユーザーの両方を防御します。
すべての保存データが透過的データ暗号化を使用して暗号化されます。クライアントからADBへのネットワーク接続も、クライアント資格証明ウォレットを使用して暗号化されます。クライアント資格証明ウォレットを使用すると、サーバー側とクライアント側の両方で認証が行われ、最高レベルのセキュリティが確保されます。
データが無防備にさらされないようにするため、すべてのセキュリティ更新プログラムが自動的に適用されます。
フィッシング攻撃を防ぐため、OSのログオン権限やSYSDBA権限がお客様に付与されることはありません。
Database Vault、Virtual Private Database、Data Redactionなどの追加のインデータベース機能も利用できます。
はい、Data RedactionはADBの一部です。
はい、ADBの現在のバージョンにはDatabase Vaultが含まれています。Database Vaultと、ADBで無料で使用できるData Safeなどの他のPaaSサービスを組み合わせることで、ADB内に包括的なセキュリティレイヤーを構築できます。詳細については、こちら をご覧ください。
データベース・インスタンスは、サービスが終了した瞬間にドロップされます。ただし、データベースは最大で60日間リストアできます。このリストアは法律で義務付けられており、Cloud Hosting and Delivery Policiesに記載されています。その後、データは削除され、復元できなくなります。詳細については、こちらをご覧ください。
はい。アクセス制御リストを指定できるようになりました。これにより、リストに含まれていないすべてのIPアドレスからのデータベースへのアクセスをブロックできます。アクセス制御リストが設定されると、その特定のAutonomous Databaseは、アクセス制御リストに含まれるアドレスからの接続のみを受け入れ、その他のクライアントからの接続をすべて拒否します。デフォルトでは、ネットワークアクセス制御リストが指定されていない場合、データベースはどのIPアドレスからもアクセスできます。詳細については、こちら をご覧ください。
はい。データベース接続フォームで、生成されるウォレットのタイプを以下から選択できるようになりました。
インスタンス・ウォレット - 単一のデータベースにのみアクセスできるデータベース固有のウォレットを提供します。
リージョンウォレット - ある特定のテナントリージョン内にあるすべてのADBの接続情報を保持します。
1つのシステムにのみ接続するアプリケーションでは、インスタンス(データベース固有)ウォレットを選択することが推奨されます。詳細については、こちらをご覧ください。
(共有インフラストラクチャのみ)
はい。この新しいウォレット・ローテーション機能を使用すれば、特定のADW/ATPインスタンスまたはリージョン内のすべてのAutonomous Databaseインスタンスの既存のクライアント認証鍵を簡単に無効にできます。詳細については、こちらをご覧ください。
(共有インフラストラクチャのみ)
Autonomous Databaseは、AICPA SSAE 18のAT-Cセクション205および315に準拠した追加の認証を通じて、HIPAAに適合することが証明されています。詳細については、cloud.oracle.comのOracle Cloudのコンプライアンスとセキュリティのページをご覧ください。
はい。Autonomous Databaseは、SOC 1およびSOC 2へのコンプライアンスを達成しています。SOCは、クラウド・コンピューティングの増加とサービス組織への職務のアウトソーシングの高まりを受けて作成されました。クローンデータベースは必要なときに使用でき、データの更新が必要な場合はクローンをそのソースデータベースからリフレッシュするだけで済みます。詳細については、こちらをご覧ください。
はい。Autonomous Databaseは、ISO27001へのコンプライアンスを達成しています。詳細については、cloud.oracle.comのOracle Cloudのコンプライアンスとセキュリティのページをご覧ください。
はい。Autonomous Databaseは、ISO27017へのコンプライアンスを達成しています。詳細については、cloud.oracle.comのOracle Cloudのコンプライアンスとセキュリティのページをご覧ください。
はい。Autonomous Databaseは、ISO27018へのコンプライアンスを達成しています。詳細については、cloud.oracle.comのOracle Cloudのコンプライアンスとセキュリティのページをご覧ください。
はい。詳細については、こちらをご覧ください。
はい、ADBではデータベースリンクが完全にサポートされています。
ADBの共有インフラストラクチャ・デプロイメントでは、ターゲット・データベースはSSL付きTCP/IP(TCPS)認証を使用するように構成されていなければなりません。専用インフラストラクチャ上のADBは、通常のTCP(非ウォレット)とTCPS(ウォレットベース)の両方のSQL*Net接続をサポートします。ADB専用インフラストラクチャへのインバウンド・データベースリンクはTCPとTCPSのどちらでも接続できますが、ADB専用インフラストラクチャからのアウトバウンド・データベースリンクは必ずTCPベースで接続する必要があります。
詳細については、ATPおよびADWのドキュメントを参照してください。
はい。Autonomous Databaseは、Oracle Database Gatewayを介した接続をサポートしています。Database Gatewayは、DB2、Teradata、SQL Serverなど、オラクル以外のデータベースへのアクセスを可能にするために設計されています。詳細については、ATPおよびADWのドキュメントを参照してください。
はい、ディレクトリ・オブジェクトはADB内でサポートされています。これにより、既存アプリケーションのADBへの移行がさらに簡単になります。
詳細については、ATPおよびADWのドキュメントを参照してください。
はい。Autonomous Databaseでは、プロパティグラフの中核的な機能セットが有効になっています。
はい。Autonomous Databaseでは、ネイティブな空間タイプ、索引、関連する中核的な分析演算子や関数など、Spatialの中核的な機能セットが有効になっています。
はい。Autonomous DatabaseはOracle Textをサポートしています。つまり、標準SQLを使用して、Oracle Autonomous Databaseに保存されているテキストやドキュメントの索引付け、検索、分析を行うことができます。
はい。Autonomous Databaseには、Oracle Application Express(APEX)が組み込まれています。
はい。Oracle Autonomous Databaseには、Oracle SQL Developer Webが組み込まれています。
はい。Oracle REST Data Services(ORDS)はAutonomous Databaseでサポートされています。
はい。Autonomous Databaseは、Simple Oracle Document Access(SODA)for RESTをサポートしています。
詳細については、ATPおよびADWのドキュメントを参照してください。
はい、Autonomous Databaseはパーティション化された外部テーブルをサポートしています。これにより、オブジェクトストアのファイルを複数の論理パーティションとして表す外部テーブルを作成し、オブジェクトストア内の複数のデータファイルを単一の外部テーブルとしてクエリできます。
(共有インフラストラクチャのみ)
はい、Autonomous Databaseはハイブリッド・パーティション・テーブルをサポートしています。これにより、クエリから内部データとオブジェクトストア内の複数のデータファイルの両方に単一の論理テーブルとしてアクセスできます。
(共有インフラストラクチャ)
はい。Oracle Architecture Centerには、特定のビジネスシナリオに適したITトポロジの設計や実装に役立つリファレンス・アーキテクチャやソリューション・プレイブックが用意されています。詳細については、Oracle Architecture Centerをご覧ください。
はい。Oracle Cloud Infrastructure SDK for PL/SQLを使用すると、Autonomous DatabaseなどのOracle Cloud Infrastructureリソースを操作するコードを記述できます。このSDKの最新バージョンは、共有Exadataインフラストラクチャを使用するすべてのAutonomous Databaseに事前にインストールされています。詳細については、こちらをご覧ください。
(共有インフラストラクチャ)
ADBの現在の可用性SLAは、暦月中99.95%です。高可用性を必要とするお客様のために、フェイルオーバー保護を提供するAutonomous Data Guardが用意されています。
はい。自動フェイルオーバー保護を提供するため、Autonomous Data Guard機能によってスタンバイ・インスタンスがバックグラウンドで有効化されます。詳しくは、ADWについてはこちらを、ATPについてはこちらをご覧ください。
「サービス・コミットメント」に関連する重要な用語の定義については、基本ドキュメントに記載されています。こちら(PDF)を参照してください。
完全バックアップは引き続き実行されます。ただし、サービスが停止した後はデータベースがアクティブでないため、増分バックアップを行う必要はありません。
リストアプロセスは非常にシンプルであり、管理コンソールでリストアする特定の時点を選択するだけです。
いいえ、ADBのバックアップを別のクラウドサービスにリストアすることはできません。その場合は、ADBのデータベースをオブジェクトストアにエクスポートしてから、それを別のサービスにインポートします。
いいえ。ADBのバックアップは、同じデータベースにリストアしてデータを復元する目的にのみ使用できます。ただし、お客様にはデータベースをクローニングする機能が提供されており、データベース全体をクローニングするか、データベース・メタデータのみをクローニングするかを選択できます。
はい。リフレッシュ可能なクローンは、ソースデータベースの変更に伴って簡単に更新できます。リフレッシュ可能なクローンを使用すると、以下のことが可能になります。
いいえ、手動バックアップ(これはオブジェクトストア・バケットにとる必要があります)はADBでのみ使用できます。この手動バックアップ機能は、大量のデータをロードする前のバックアップなどに使用できます。
リストア操作を開始したとき、いずれかの自動バックアップではなく、お客様が実施したオブジェクトストアへのバックアップが使用される場合があることに注意してください(そのほうがより高速にリストアできる場合)。
オラクルには、サービスの可用性を維持する責任があります。したがって、サービス全体が停止した場合、可能な限り速やかにサービスをオンラインに復旧することがオラクルの責務です。
はい。ADBにはデータベースをクローニングする機能があり、データベース全体をクローニングするか、データベース・メタデータのみをクローニングするかをお客様が選択できます。
はい、ADBのクローンインスタンスでOracle Data Safeのデータマスキング機能を使用することができます。詳細については、こちらをご覧ください。
Oracle Data Safeには、豊富な監査レポートが用意されています。詳細については、こちらをご覧ください。
FastConnectパブリックピアリングとプライベート・エンドポイントを使用して、お客様のオンプレミス・ネットワークをADBに接続できます。
Autonomous Database専用インフラストラクチャ・デプロイメントへのプライベート接続がサポートされています。
サードパーティのドライバは、Oracle Walletと証明書をサポートしている必要があります。専用インフラストラクチャ上のADBでは、通常のTCP接続とTCPS接続(Oracle Walletと証明書を使用)の両方がサポートされています。OCI、ODBC、JDBCを介したATPへの接続の詳細については、このドキュメントを参照してください。OCI、ODBC、JDBCを介したADWへの接続の詳細については、このドキュメントを参照してください。
はい、プライベート・エンドポイントはADBでサポートされています。
アプリケーション・サーバーは、Oracle Cloud Infrastructureと同じリージョンにプロビジョニングする必要があります。
はい、Oracle Data IntegrationツールはADBで機能するように構成されています。
ADBにデータをロードする方法は複数あります。
ADBは、データロードのために複数のオブジェクト・ストレージ・サービスと統合されています。ソースファイルをこのようなオブジェクトストアの1つにアップロードし、PL/SQL APIのDBMS_CLOUDを使用してデータをデータベースにロードできます。ADBへのデータのロード元としてサポートされているストレージは、Oracle Cloud Infrastructure Object Storage、Oracle Cloud Infrastructure Object Storage Classic、AWS S3、Azure Blob Storageです。これは、大規模なデータセットをロードする際に推奨される方法です。SQL Developerにもデータロード用のウィザードが用意されており、このウィザードを使用してこれらのオブジェクトストアからデータをロードできます。
Oracle Data Pump Importを使用して、ダンプファイルからデータをロードできます。Data Pump Importは、Oracle Cloud Infrastructure Object Storage、Oracle Cloud Infrastructure Object Storage Classic、AWS S3、Microsoft Azure Blob Storageと統合されています。ダンプファイルをこれらのいずれかのオブジェクトストアにアップロードし、ダンプファイルからデータをインポートできます。
また、SQL*Loaderなどのクライアント側ツールやお客様が社内で開発したスクリプトを使用して、クライアントマシン上にあるファイルからデータをロードすることもできます。
その他に、Oracle GoldenGate、Oracle Data Integrator、Oracle GoldenGate Cloud Service、Oracle BI Data Syncなどのオラクルのツールやクラウドサービスを使用する方法もあります。
セキュリティ資格証明ウォレットを使用してADBに接続できる任意のサードパーティ製ETLツールを使ってデータをロードすることもできます。
大規模なデータセットでは、ソースファイルをOracle Object StorageにアップロードしてObject Storeからロードすると、多くの場合、他の方法よりも短時間でロードできます。
ただし、ユースケースや要件に応じて、他のデータロード方法を使用することもできます。詳細については、こちらをご覧ください。
はい、GoldenGateはターゲットシステムとソースシステムのどちらとしてもADBをサポートしています。
GoldenGateでADBを使用するための構成の詳細については、GoldenGateのドキュメントを参照してください。
PL/SQL APIのDBMS_CLOUDを使用する場合、またはデータのロードに使用したツールやスクリプトがダイレクトパスロードを使用している場合、オプティマイザ統計は自動的に収集されます。データのロードに従来型のDML操作を使用する場合は、オプティマイザ統計をお客様側で手動で収集するか、夜間の統計収集ジョブで統計情報が古いオブジェクトの統計を再収集する必要があります。
詳細については、Autonomous Data WarehouseとAutonomous Transaction ProcessingのFAQを参照してください。
はい。Autonomous DatabaseでAvroファイルの読み取りが可能になり、Avroファイル内のスキーマを解析して適切なOracle Databaseデータ型で列を作成できるようになりました。Avroファイルには、配列、構造体、マップなどの複合型を含めることができます。ADWは、Oracleデータ型が格納されているAvroファイルをサポートしています。詳細については、こちらをご覧ください。
はい。Autonomous DatabaseでParquetファイルの読み取りが可能になり、Parquetファイル内のスキーマを解析して適切なOracle Databaseデータ型で列を作成できるようになりました。詳細については、こちらをご覧ください。
はい。Autonomous DatabaseでORCファイルの読み取りが可能になり、ORCファイル内のスキーマを解析して適切なOracle Databaseデータ型で列を作成できるようになりました。
はい。ソースファイルがOracle Cloud Infrastructure Object Storageに存在する場合は、Oracle Cloud Infrastructureの事前認証URIを使用できます。事前認証リクエストが作成されると、一意のURLが生成されます。その後、この一意のURLをユーザー、パートナー、第三者に提供し、このURLから事前認証リクエストで指定されたObject Storageのリソースターゲットにアクセスできます。
はい。Autonomous Databaseから、Big Data ServiceのHadoopクラスタにあるデータをクエリできるようになりました。Big Data Serviceには、Cloud SQL Query Serverが含まれます。これは、Hadoop上でOracleベースのSQLを使用してクエリを実行するためのエンジンです。詳細については、このブログ投稿をご覧ください。
ADBは、スタースキーマ、スノーフレーク・スキーマ、3NFスキーマなどの一般的なスキーマモデルをすべてサポートしています。データウェアハウスまたはデータマートのスキーマや、OLTPアプリケーションをサポートするスキーマを設計する場合にも、同じ基本設計概念が適用されます。ADBと非自律型のOracle Databaseとの主な違いは、テーブルの物理的な特性(パーティション、索引、圧縮、ストレージの詳細など)をユーザーが指定する必要がない点です。
ADBには、事前定義済みのデータモデルはありません。お客様側で必要に応じてスキーマ、テーブル、その他のデータベース・オブジェクトを作成してください。
Oracle SQL Data Modelerを使用して、新しい論理モデルと物理モデルを設計できます。その後、必要なDDLスクリプトを生成し、設計したモデルをADBに実装します。詳細については、こちら をご覧ください。
ADB内で自律機能がどのように実装されているかに関する詳細な情報は、内部の専有情報と見なされています。
はい。通常のOracle Databaseと同様に、どのような制約も作成できます。
はい。ADBでは2次索引、パーティション・テーブル、マテリアライズド・ビューを作成できます。
これらを作成するタイミングの具体的な手引きについては、Autonomous Data WarehousingおよびAutonomous Transaction Processingの特定のFAQセクションを参照してください。
はい。データベースのバージョンが19cの場合、索引を自動的に作成できます。索引の自動作成にはバージョン19cのデータベースが必要です。ただし、索引の自動作成はデフォルトではオフになっています。
はい、ほぼすべてのPL/SQL機能を利用できます。いくつかの制限事項がATPおよびADWドキュメントの付録に記載されています。
共有インフラストラクチャ・デプロイメントの場合、答えは「いいえ」です。オラクルによるADBへのパッチの適用はメンテナンス時間中に行われます。現在、パッチの適用スケジュールをユーザーが変更することはできません。次に予定されているメンテナンスの日時は、各インスタンスのOCIコンソールページで確認できます。
専用インフラストラクチャ・デプロイメントでは、お客様側でメンテナンス時間枠を変更してExadata環境とデータベースをいつ更新するかを制御できます。
お客様がご自身でパッチをロールバックすることはできません。パッチをロールバックできるのはオラクルの運用部門のみです。オラクルの運用部門はパッチの適用を監視し、基本的な健全性テストに照らしてパッチを正常に適用できないと判断した場合はロールバックを行います。ただし、マイナスの影響がアプリケーション側からしか観測できない可能性は常に存在します。その場合は、サービスリクエスト(SR)を発行してオラクルにお知らせいただく必要があります。
はい、ADBには自動スケーリング機能があり、これは新しいインスタンスを作成するときにデフォルトで有効になっています。プロビジョニング中またはプロビジョニング後に自動スケーリングを選択するには、Oracle Cloud Infrastructureコンソールで「Scale Up/Down」ボタンを使用します。詳細については、こちら をご覧ください。
いいえ。ADBのオペレーティング・システムにアクセスすることはできません。
ADBには、次の監視コンソールが用意されています。
Oracle Management Cloud - Oracle Database Managementコンソールを通じてOracle Autonomous Databaseの監視をサポートします。これにより、Autonomous Databaseインスタンスを監視してアラートを確認できます。「Performance Hub」ページには、Autonomous Databaseインスタンスのパフォーマンス・メトリックの概要と詳細が表示されます。Oracle Management Cloudの使用は、Autonomous Data WarehouseおよびAutonomous Transaction Processingサービスの一部として組み込まれています。詳細については、こちらをご覧ください。
Performance Hub - OCI ADBコンソールに直接、リアルタイムのパフォーマンスデータを表示します。
Performance Hubには次のものが含まれています。
これらの機能を使用すれば、EM Express、Oracle Management Cloud(OMC)、SQL Developer Webで見られるのと同じ情報にワンクリックで簡単にアクセスできます。この新しい機能を最も重宝するのは、単一テナント内のさまざまなADBインスタンスを管理しているクラウドDBAです。このようなケースでは、個々のADBインスタンスのパフォーマンスをOCIコンソールから直接、簡単かつ迅速に監視できます。詳細については、こちらをご覧ください。
ADBサービスコンソール - 各データベース用のWebベースのサービスコンソールです。このコンソールを使用して、CPUストレージ使用率などのパフォーマンス・メトリックを確認し、データベース・アクティビティを監視できます。また、このコンソールには、現在および過去のSQL文に対するリアルタイムSQL監視機能も組み込まれています。詳細については、こちらをご覧ください。
はい。CPUをオフにするには、クラウドコンソールからサービスを停止するか、コマンドラインからOCI APIを使用してオフにします。この操作を行うと、ご使用のADBデータベースがクローズされ、その間CPUの料金は発生しません。データはそのまま維持されます。
ADBインスタンスの起動は、基本的にデータベースをオープンすることです。これは数秒で完了します。
いいえ。ADBでは、特別な設定なしにすぐに使用できるシンプルなリソースマネージャ計画が提供されます。
はい。Autonomous Databaseでは、お客様がADBインスタンス内のコンシューマグループ(high、medium、low、tp、tpurgent)のCPU/IOシェアを変更できます。
これにより、たとえばLOWリソースグループで実行されているワークロードがより高いシェアのCPU/IOリソースを要求するといったユースケースが可能になります。
いいえ。どのユーザーも、有効なデータベースユーザー名と関連するパスワードを持っている限り、選択した任意のデータベースサービスに接続できます。
はい。Oracle Management Cloudのデータベース監視機能を使用するライセンスは、Autonomous Data WarehouseとAutonomous Transaction Processingのサブスクリプションに含まれています。
ADBのデータベースには、オブジェクトタイプとOracle Databaseオプションにいくつかの制限があるため、物理的な移行方法ではなく、論理的な移行方法を使用する必要があります。
ADBに移行するための主な移行ツールはOracle Data Pumpです。スキーマをエクスポートし、Data Pumpを使用してそれらをADBにインポートできます。エクスポート/インポートプロセス中に行われたソースデータベースへの追加/増分変更を同期するには、Oracle GoldenGateまたはOracle GoldenGate Cloud Serviceを使用してこれらの変更をADBにレプリケートします。
現在のリリースでは、バックアップ/リストア、Oracle Data Guard、データベースのクローン、トランスポータブル・テーブルスペースなどの物理的な移行方法を使用して既存のデータベースをADBに移行することはできません。
はい。Oracle Data Pumpを使用してソーススキーマをエクスポートし、ダンプファイルをオブジェクトストアに移動した後、Oracle Data Pump Importを使用してそれらをADBデータベースにロードできます。
いいえ、Recovery ManagerからADBへのリストアはサポートされていません。サポートされている上述の移行方法のいずれかを使用する必要があります。
いいえ、従来のエクスポート/インポート方法はADBではサポートされていません。サポートされている上述の移行方法、またはドキュメントに記載された移行方法のいずれかを使用する必要があります。
Oracle Data Pumpエクスポート・ユーティリティを使用して、ADBからデータをアンロードできます。小規模なデータセットの場合は、任意のSQLクライアントツールを使用してデータをテキストファイルにスプールすることもできます。
はい。Oracle XML DBの機能がAutonomous Databaseでサポートされるようになりました。Autonomous Data WarehouseとAutonomous Transaction Processingのセキュリティとパフォーマンスを確保するため、Oracle XML DBの一部の機能は制限されています。サポートされている機能の全一覧については、ドキュメントを参照してください。
はい。Oracle Autonomous Databaseスキーマアドバイザは、オンプレミスまたはクラウド上のOracle Databaseのスキーマを分析してAutonomous Databaseへの移行の適合性を判断する軽量なユーティリティです。このユーティリティは、スキーマオブジェクトを検出して詳細な分析を行い、そのオブジェクトがOracle Autonomous Data WarehouseまたはOracle Autonomous Transaction Processingデータベースで作成されたときに違いが生じるかどうかを明らかにします。
スキーマアドバイザは既存のスキーマで実行され、以下を強調するレポートを生成します。
詳細については、こちらをご覧ください。
ADBインスタンスで使用されているデータベースのバージョンが19cの場合、索引の自動作成機能を使用できます。ただしこれは、デフォルトではオフになっています。
いいえ。現在のリリースのADBでは、マテリアライズド・ビューは自動的に作成されません。
いいえ。ADBのデータベースメモリ(SGAおよびPGA)は、プロビジョニングしたCPUの数に基づいて構成されます。メモリの量は、CPUの数に合わせて線形にスケーリングされます。
IOスループットはプロビジョニングしたCPUの数によって異なり、CPUの数に合わせて線形にスケーリングされます。ADBでのサービスのスケーリングは迅速かつ簡単です。IOスループットを高める場合は、オンラインでCPUを追加できます。時間は数秒しかかかりません。
ADBは、Oracle Database Resource ManagerとIO Resource Managerを使用して、すべてのデータベースのリソースを分離します。CPU、メモリ、IOリソースがADBに過剰にプロビジョニングされることはありません。そのため、すべてのお客様が、割り当てられた量のリソースを常に使用できます。
ADBは、単一ノードでデータベースをオープンする場合と複数ノードでデータベースをオープンする場合があります。このレベルの情報は知らなくても問題ないため、公開されていません。
ADBは、クエリをどこで実行し、並列処理をどこに生成するかを決定します。単一ノードの場合もあれば、複数ノードの場合もあります。これはADBによって自動的に制御されるため、お客様がこのような実装の詳細を知る必要はありません。
はい。ADBインスタンス内のコンシューマグループ(high、medium、low、tp、tpurgent)のCPU/IOシェアは変更できます。これにより、たとえばLOWリソースグループで実行されているワークロードがHIGHやMEDIUMより高いシェアのCPU/IOリソースを要求するといったユースケースが可能になります。
サービスコンソールの管理セクションにある「Set Resource Management Rules」ポップアップフォームが拡張され、すべてのリソースグループでCPU/IOシェアを変更できるようになりました。また、cs_resource_managerパッケージを使用したスクリプト、アプリケーション呼び出し、SQLプロンプトからリソースシェアを変更することもできます。
このセクションでは、共有インフラストラクチャ上のOracle Autonomous Databaseに関連するよくある質問を紹介します。
Oracle Autonomous Databaseでは、データウェアハウスのワークロードまたはトランザクション/OLTPワークロードのいずれかに合わせてチューニングおよび最適化された、完全管理型のデータベースが提供されます。共有インフラストラクチャでは、複数のお客様が1つのExadata Cloud Infrastructureのリソースを共有します。
はい。Oracle Databaseをサポートするオラクル製およびサードパーティ製ツールおよびアプリケーションであれば、共有インフラストラクチャ上のOracle Autonomous Databaseもサポートできます。これらのツールやアプリケーションは、SQL*NetやJDBCなど、標準的なデータベース接続を使用してサービスに接続します。詳しくは、こちらをクリックしてください。
Autonomous Data Warehouseについて詳しくは、oracle.com、およびADW関連ドキュメントを参照してください。
自律型トランザクション処理の詳細については、oracle.com、およびATP関連ドキュメントを参照してください。
Oracle Cloud Customer Connectは、クラウドのお客様が集まり、一般的な目標や目的について交流し、協力し合うことができるコミュニティです。このコミュニティには技術フォーラムもあります。ADWの詳細についてはこちらをクリックし、ATPの詳細については こちらをクリック してください。
はい。Oracle Autonomous Data Warehouse用に、パーソナライズされたTCOレポートビルダーが公開されています。これを使用すると、3つの簡単なステップで自動化の価値を計算し、Oracle Autonomous Data Warehouseによってどれだけ節約できるかを確認できます。詳しくは、こちらをクリックしてください。
お客様がDatabase In-Memoryオプションの機能を使用することはできません。ただし内部的には、共有インフラストラクチャ上のADBは、Database In-Memoryの主要な機能のいくつかを使用してパフォーマンスを最適化しています。
はい。Oracle ADBでAutonomous Data Guardを有効にすると、プライマリ・データベースに「接続された」状態のスタンバイ・データベースがシステムによって作成されます。このデータベースのデータは、プライマリ・データベースから自動的に更新されます。
プライマリ・データベースが停止した場合、中断を最小限に抑えながら、Autonomous Data Guardによってスタンバイ・データベースがプライマリ・データベースに変換されます。フェイルオーバーが完了すると、Autonomous Data Guardによって新しいスタンバイ・データベースが自動的に作成されます。
はい。アーキテクチャ・センターが更新され、新しい一連のデータウェアハウスパターンが提供されています。現在、次のパターンが利用可能です(注:これ以外にもさまざまなパターンが構築されており、すぐに追加される予定です)。
- HCMデータ強化機能を備えたエンタープライズ・データウェアハウス
- 部門別データウェアハウス(EBS統合の例)
- 部門別データウェアハウス/データマート(スプレッドシートを統合)
- エンタープライズ・データウェアハウス(統合されたデータレイクの例)
- Oracle Machine Learningを使用するデータサイエンス環境のセットアップ
BYOLには、Oracle Advanced Analyticsのライセンスは必要ありません。ただし、現時点ではR EnterpriseはADWに含まれておらず、サポートされていないことに注意してください。
はい。RとPythonは今後サポートされる予定です。
OMLドキュメントの紹介セクションに、OMLのチュートリアルとビデオへのリンクが掲載されています。詳しくは、こちらをクリックしてください。
WebツールであるOracle ML Notebooksには、最も一般的に使用されるデータマイニング機能に関する、さまざまなサンプルノートブックが含まれています。これらはすべて、機械学習製品管理チームによって作成および管理されています。その他のサンプルを、GitHubからも入手できます。詳しくは、こちらをクリックしてください。
ADBでは、特別な設定をしなくても、プロビジョニングしたCPUの数に基づき並列度が構成されます。つまり、並列度を明示的に構成する必要はありません。
必要であれば、クエリに並列度のヒントを含め、データベース・パラメータの設定によってそれらのヒントを有効化できます。最適なパフォーマンスを実現するために、デフォルトの設定を使用することが推奨されます。
SQL Developerのデータ・ロード・ウィザードで、またはコマンドラインを使用して、拒否制限を完全に制御できます。これにより、最初の行が拒否されることでロードが失敗するかどうか、または特定の数のエラーが許容され、これらのエラーを後から確認できるかどうかを制御できます。最高水準のデータ完全性を確保するために、拒否制限のデフォルト値はゼロに設定されています。詳しくは、こちらをクリックしてください。
ADBには、5つの事前構成済みデータベース・サービス(HIGH、MEDIUM、LOW、TP、TPURGENT)が用意されています。各サービスは、システムにリソースの負荷がかかっている場合に、セッションの優先順位を制御します。一部のサービスは、使用される並列度を制御します。デフォルトでは、TP、TPURGENT、およびLOWサービスに接続されている場合は、クエリは順次に実行されます。
TPおよびTPURGENTサービスに接続されている場合、ユーザーはオブジェクトの並列度を指定したり、オプティマイザのヒントを使用して、使用されるパラレル実行をトリガーしたりすることができます。セッションがHIGHおよびMEDIUMサービスに接続されている場合、クエリは自動的にパラレルで実行されます。
できます。Autonomous Databaseでは、ネットワークのアクセスタイプを切り替えることができます。パブリック・エンドポイントからプライベート・エンドポイントへ、またはその逆へのインプレース切り替えを実行できます。
できます。SQL Developerでは、他のデータベース向けと同様に、AWS Redshift向けの移行ウィザードが提供されます。このウィザードを使用すると、ソースのRedshiftデータベースに接続し、メタデータとデータをAWS S3にエクスポートして、それらをADWにインポートできます。移行スクリプトを保存し、SQL Developerの外部のお好きな場所で実行することもできます。詳しくは、こちらをクリックしてください。
できます。SQL Developerでは、Teradata向けの移行ウィザードが提供されます。このウィザードは、ソースのTeradataデータベースに接続し、メタデータとデータをローカルストレージ上のファイルにエクスポートします。これらのエクスポートデータをOracle Object Storeに移動し、共有インフラストラクチャ上のADBにインポートできます。移行ウィザードを使用すると、移行スクリプトを保存して、必要に応じてSQL Developerの外部で実行できます。詳しくは、こちらをクリックしてください。
できます。SQL Developerでは、DB2向けの移行ウィザードが提供されます。このウィザードは、ソースのDB2データベースに接続し、メタデータとデータをローカルストレージ上のファイルにエクスポートします。これらのエクスポートデータをOracle Object Storeに移動し、共有インフラストラクチャ上のADBにインポートできます。移行ウィザードを使用すると、移行スクリプトを保存して、必要に応じてSQL Developerの外部で実行できます。詳しくは、こちらをクリックしてください。
できます。SQL Developerでは、Sybase向けの移行ウィザードが提供されます。このウィザードは、ソースのSybaseデータベースに接続し、メタデータとデータをローカルストレージ上のファイルにエクスポートします。これらのエクスポートデータをOracle Object Storeに移動し、共有インフラストラクチャ上のADBにインポートできます。移行ウィザードを使用すると、移行スクリプトを保存して、必要に応じてSQL Developerの外部で実行できます。詳しくは、こちらをクリックしてください。
できます。SQL Developerでは、MySQL向けの移行ウィザードが提供されます。このウィザードは、ソースのMySQL Databaseに接続し、メタデータとデータをローカルストレージ上のファイルにエクスポートします。これらのエクスポートデータをOracle Object Storeに移動し、共有インフラストラクチャ上のADBにインポートできます。移行ウィザードを使用すると、移行スクリプトを保存して、必要に応じてSQL Developerの外部で実行できます。詳しくは、こちらをクリックしてください。
できます。SQL Developerでは、SQL Server向けの移行ウィザードが提供されます。このウィザードは、ソースのSQL Serverデータベースに接続し、メタデータとデータをローカルストレージ上のファイルにエクスポートします。これらのエクスポートデータをOracle Object Storeに移動し、共有インフラストラクチャ上のADBにインポートできます。移行ウィザードを使用すると、移行スクリプトを保存して、必要に応じてSQL Developerの外部で実行できます。詳しくは、こちらをクリックしてください。
原則として、ウォレットをサポートするOCI「シック」接続またはJDBC「シン」接続を使用してOracle Databaseに接続する、すべてのビジネス・インテリジェンス・ツールは、共有インフラストラクチャ上のADBと連携して機能します。オラクルは多くのサードパーティ開発業者と提携して、各種のツールおよび接続ソリューションをテストし、認定しています。特に人気の高いツールの詳細については、こちらを参照してください。
はい。ADBのサポートするアプリケーション・コンティニュイティは、Oracle Autonomous Databaseを使用するシステムおよびアプリケーションのフォルトトレランスを高めます。
このセクションでは、専用インフラストラクチャ上のOracle Autonomous Databaseに関連する、よくある質問の一覧を紹介します。
専用インフラストラクチャ上のAutonomous Database(ADB-D)は、他のテナントとExadataインフラストラクチャを共有するのではなく、自分専用のExadataクラウド・インフラストラクチャに自律型データベースをプロビジョニングするためのデプロイメント選択肢です。
ADB-Dでは、パフォーマンスおよびセキュリティ・ガバナンスを最大限に高めるためにソフトウェアとハードウェアを分離するなど、運用ポリシーをお客様独自にカスタマイズすることができます。このデプロイメントは、一般的なエンタープライズ・ライフサイクル制御を使用したクラウドにOracle Autonomous Databaseをデプロイしようと考えるお客様に最適であり、特に、独自のデータベースクラウドを介したセルフサービス機能の提供を必要とする場合には理想的です。ADB-DはOracle Cloudでも使用できますが、Exadata Cloud@Customerを導入したお客様のデータセンターでも使用できます。
Autonomous Databaseクラウドサービスには、共有、専用のいずれかのインフラストラクチャを選択できます。
最も単純な構成である共有インフラストラクチャ(ADB-S)では、複数のユーザーがExadataクラウド・インフラストラクチャのリソースを共有します。最低コミットメントなしにすぐに使用を開始でき、データベースの迅速なプロビジョニングと、コンピューティングとストレージの独立したスケーラビリティを活用できます。共有インフラストラクチャは、Oracle Cloud Infrastructure上で運用されます。
専用インフラストラクチャ(ADB-D)では、お客様はまず、プロセッサ、メモリ、ネットワーク、ストレージリソースを共有しない、他のテナントから分離された専用のExadata Cloud Infrastructureをサブスクライブする必要があります。このインフラストラクチャ・オプションでは、ソフトウェアとインフラストラクチャの優れたライフサイクル制御、データベース・ワークロードを分離できるカスタマイズ可能なポリシー、ソフトウェアの更新スケジュールとバージョニング、ワークロード統合、可用性ポリシーが提供されます。専用インフラストラクチャは、Oracle Cloud InfrastructureおよびExadata Cloud@Customerで利用できます。
どちらのAutonomous Databaseインフラストラクチャ・オプションでも、高可用性、卓越したパフォーマンス、およびマルチレベルのセキュリティが保証されます。
共有インフラADB(ADB-S)は、きわめてシンプルで柔軟性のある、クラウドでのデータベース・デプロイメントです。お客様は、ご自身の自律型データベースを迅速にプロビジョニングでき、新たなアプリケーション開発において生産性を向上できます。ADB-Sでは、すべての運用決定はオラクルに委ねられ、最高レベルの自律体験が実現します。ハンドルやクルーズコントロールが不要な自動運転車を想像してみてください。
一方、専用インフラADB(ADB-D)は、ハンドルとクルーズコントロールが搭載されている自動運転車のようなものです。ADB-Dでは、Exadataクラウド・インフラストラクチャ・レベルを起点とした高度な制御と分離が可能であり、さらにメンテナンス・スケジュール、ソフトウェア更新バージョン、バックアップの保持期間などをカスタマイズできます。ADB-Dを使用することで、組織の構造やアプリケーション・ワークロードの重要性に基づき、各データベースをグループ化または分離できます。ADB-Dは、パブリッククラウドまたはお客様のデータセンターで運用される、独自のデータベースクラウド環境内でセルフサービス・データベース機能を提供したいと考えるお客様に最適です。このモデルでは、お客様のフリート管理者は、ハンドルとクルーズコントロール(カスタマイズ可能な運用ポリシー)を使用して、組織内のさまざまな場所で運用計画をカスタマイズできます。その後は、ハンドルとクルーズコントロールが不要な自動運転車のようなセルフサービス体験となります。
専用インフラADBでは、あらゆるサイズ、規模、重要度のデータウェアハウジング(ADW-D)、トランザクション処理、または混合ワークロード(ATP-D)データベースをすべて実行できます。さらに、最高レベルのガバナンス、一貫したパフォーマンスおよび運用管理を必要とするデータベースをサポートできます。
Autonomous Databaseを必要としているものの、データ主権、企業ポリシー、ネットワーク遅延、セキュリティ要件といった要因のためにパブリッククラウドに移行できないオンプレミスのお客様にとって、Exadata Cloud @ Customerデプロイメントでの専用インフラADBは理想的な選択肢となります。
はい。専用インフラADB用の同一Exadataラック内に、ATP-DデータベースとADW-Dデータベースを混在させることができます。
Oracle Database Enterprise Editionで提供されるすべての機能を専用インフラADBで利用できるわけではありません。たとえば、データベース管理機能は使用できません。利用できる全機能の一覧については、専用インフラADBのドキュメントを参照してください。
Autonomous Database on Exadata Cloud@Customer(略して「ADB-ExaC@C」)は、オンプレミス導入としてGen 2 Exadata Cloud @Customerで実行される、専用インフラストラクチャ上のAutonomous Databaseです。Oracle Cloud Infrastructureで実行される専用インフラADBクラウドサービスと同じですが、唯一の違いは、お客様のデータセンター内で運用されることです。これは、Autonomous Databaseを必要としているものの、国の法律、業界規制、企業方針、ネットワーク遅延、セキュリティ要件といった問題によってパブリッククラウドを利用できないお客様、あるいはローカルに実行されるデータベースと緊密に結合されたオンプレミス・アプリケーションを運用するお客様に適します。
これらは、基盤となるプラットフォームが異なるだけで、同一の専用インフラAutonomous Databaseクラウドサービスです。どちらのサービスも、同じインタフェース、OCIコンソール、CLI、およびREST APIを介して管理されます。いずれも同一の機能セットを備えていますが、新機能のリリース日はプラットフォームごとに異なります。
主な違いは次のとおりです。
バックアップとリストアの操作、オブジェクト・ストレージとローカルExadataストレージの管理を担当するのは、Oracle Autonomous Databaseです。お客様の管理するストレージ(NFSおよびZDLRA)を使用したバックアップとリストアについては、お客様が責任を負うことになります。
Exadataデータベースとユーザーデータベース(Dom0およびDomU)のどちらに対するパッチ適用も、Oracle Autonomous Databaseが担当します。オプションとして、お客様がデフォルトのパッチ適用スケジュールをオーバーライドし、任意のスケジュールを設定することもできます。
最初のリリースでは、ExaC@CラックがAutonomous Database用なのかExadataデータベース用なのかを指定する必要があります。Autonomous DatabaseとExadataデータベースの組み合わせに対するサポートは、2021年のロードマップ項目です。
X8およびX7 Exadata Infrastructureのクォーター、ハーフ、およびフルラック構成がサポートされます。各システムの容量と特性の詳細については、こちらをご覧ください。
Gen 2 Exadata Cloud at Customer Infrastructureのクォーター、ハーフ、およびフルラック構成がサポートされています。
注:ADBは、基本システムおよびGen 1 Exadata Cloud at Customer Infrastructureでは使用できません。各システムの容量と特性の詳細については、こちらをご覧ください。
X8クォーターラック構成のExadata Infrastructureでは、100基のCPUコアが有効です。したがって、CPUコアと同じ数のデータベース(100データベース)をサポートできます。
ADB-Dが部分的なOCPUおよびオーバープロビジョニングをサポートしている場合は、1つのCPUコアに対し最大10のデータベースを実行できます。ただし、高可用性デプロイメント用にプロビジョニングされた個々の自律型コンテナデータベースでは、最大200のデータベースしかサポートされません。
高可用性構成の場合、ハーフラックとフルラックでは最大12の自律型コンテナデータベースと、コンテナデータベースあたり最大200のAutonomous Databaseがサポートされ、クォーターラックではコンテナデータベースあたり100のAutonomous Databaseがサポートされます。
フリート管理者は、(IAM権限によって管理される)論理サービスロールを持ち、専用デプロイメント用の自律型Exadataインフラストラクチャ(AEI)と自律型コンテナデータベース(ACD)のリソースを作成し、管理する責任を担います。Exadata Cloud@Customerでは、フリート管理者はバックアップ先とAutonomous Exadata VMクラスタのプロビジョニングおよび管理も担当します。これらのリソースを事前に作成しておかないと、専用Autonomous Databaseを作成できません。
論理ロールは、AEIおよびACDリソースを管理するユーザーグループ(フリート管理者グループ)にIAM権限を付与することで実体化されます。詳細については、フリート管理者向けのAutonomous Database専用デプロイメントガイドを参照してください。
データベース管理者は、(IAM権限によって管理される)論理サービス・ユーザー・ロールとデータベース・ユーザー・ロールの両方を持ち、Autonomous Databaseを作成、監視、管理する責任を担います。Autonomous Databaseのリソースを管理するサービスロールは、自律型コンテナデータベースのリソースも最低限使用できなければなりません。このリソースは、ADBのターゲットとして割り当てるため、プロビジョニング中に表示されている必要があります。
データベースユーザーは基本的にアプリケーション開発者であり、Autonomous Databaseに接続し、Autonomous Databaseを使用して、アプリケーションが生成したデータにアクセスして保存できるユーザーです。データベースユーザーは、サービスユーザーのようにIAMによって管理されるのではなく、Autonomous Databaseにネイティブに構築された機能によって管理されます。データベース管理者はIAMサービスユーザーであり、特殊な場合は、最高レベルのOracle ADB権限を持つユーザーであるデータベースユーザーでもあります。
データベース管理者は、スキーマとAutonomous Databaseへのユーザーアクセスを作成、接続、管理できます。データベース管理者の役割は、ADB-DとADB-Sではまったく同じです。
できます。オンプレミスのM 13.3+またはOCI Marketplace EM 13cイメージを使用して、OCI上のADB-D、およびAutonomous Database on Exadata Cloud@Customerの両方を監視できます。
詳細については、Oracle Autonomous Database用のEM Cloud Control管理者ガイドを参照してください。
以下の2つの要素で構成されます。
1.インフラストラクチャ:Oracle Cloud Infrastructureデプロイメント用のExadata Cloud Infrastructure、またはCloud at Customerデプロイメント用のExadata Cloud at Customer Infrastructureをサブスクライブします。
2. データベースOCPU:ライセンス込み、またはBYOLライセンスのいずれかのタイプを使用して、消費されたアクティブなOCPUごとに1時間単位でサブスクライブします。各Exadata Cloud InfrastructureリソースにおけるアクティブなすべてのOCPUの合計が集計され、毎月請求されます。
OCI上でADB-Dを使用する場合の詳細な価格設定については、Autonomous Database価格設定ページ(ATP/ADW)をご覧ください。ExaC@CでADBを使用する場合の詳細な価格設定については、Exadata Cloud@Customerの価格設定ページをご覧ください。
OCIの場合は、Exadataインフラストラクチャ・レベルで定義されます。ExaC@Cの場合は、Autonomous VMクラスタレベルで定義されます。つまり現在では、ADB-D、ADB-ExaC@Cそれぞれで1ラックあたり複数のVMクラスタがサポートされるまで、Exadataラックに対する1つのライセンスタイプ(ライセンス込またはBYOL)だけを使用できます。