Oracle Cloud Infrastructure (OCI) は、API(アプリケーション・プログラミング・インターフェース)のライフサイクルを管理する包括的なサービス群を提供しています。あらかじめ組み込まれたツールにより、開発者チームはコラボレーションしながら、APIのプロトタイプの作成やテスト、検証を簡単に行うことができます。Oracle Cloud Infrastructure API Gatewayは、APIおよびSOAベースのシステムに対して統合、高速化、ガバナンス、およびセキュリティの機能を提供し、チームがWeb APIをセキュアに管理および配信できるようにします。さらに、利用プランとサブスクリプションにより、APIオペレータはAPIを監視して収益化することもできます。
OpenAPIでAPIを記述し、ポリシーを使用してAPIおよびWeb・モバイル・アプリケーションを作成、導入、運用、保護できます。
開発者は幅広いツールから選択して、OCI APIゲートウェイがサポートするOpenAPI形式のAPI記述を作成できます。
広く受け入れられているOpenAPI標準のサポートにより、各組織のAPIをサードパーティが容易に採用できます。
OCI APIゲートウェイによる標準レスポンスAPIのサポートにより、開発チームはAPI記述のプロトタイピングとテストを迅速に行うことができます。早期にフィードバックを得ることで、チームはコードを書く際のリスクを排除することができます。
Code Editorを使用して、API仕様をOCIコンソール内で直接、すばやく編集できます。Code Editorには、Gitの統合、自動バージョニング、パーソナライズ、OCIサービスとの組み込みが付属しています。
Oracle Identity Cloud ServiceやOkta、Auth0などのサードパーティIDプロバイダが提供するJSON Web Tokenを使用してAPIをセキュリティで保護します。Webページの相互運用性を確保するために、CORS(Cross Origin Resource Sharing)をサポートするAPIを作成します。
APIに対するレート制限により、バックエンド・サービスへのトラフィックを抑制し、これによってインターネットへの露出を制御してサービス拒否攻撃から保護します。
OpenID Connectは、アプリやAPIの共通の実施ポイントとして、またOpenID Connectのフローを直接サポートできないアプリケーションの認証を代理する手段として使用されます。
Oracle API Gatewayは高可用性の仮想ネットワーク・アプライアンスであり、API呼び出しを大規模に受信し、ロードバランサー、コンピューティング、Kubernetes、サーバーレス・ファンクションなどのOCIバックエンド・サービスにルーティングできます。
アプリケーションの要件に基づいて、APIへのアクセスをプライベート・ネットワーク(リージョン・サブネット)の範囲に制限できるほか、インターネットからAPIにアクセス可能にすることもできます。
OCI API GatewayとOracle Functionsを使用するサーバーレスAPIは、需要に基づいてリソースのスケールを自動的に調整できるので、インフラストラクチャの運用が不要になります。
API管理者は、API Gateway内で利用プランを作成し、APIアクセス階層を定義することができます。利用プランとサブスクリプションは、社内のユーザー・グループと社外の開発者エコシステムとで共有することができます。
API管理者は、サブスクリプションと権限を管理し、API利用者がAPIをサブスクライブできるようにします。
APIチームは、利用プランとサブスクリプションに基づいて、APIのトラフィックと分析を監視することができます。これにより、お客様は利用パターンを分析し、APIを収益化することで新たな収益源を確保することができます。
Oracle Visual Builder、Oracle Functions、Oracle API Gatewayを使用して、Oracle Fusion ApplicationsのSaaS拡張機能を設計および導入します。
アプリケーション・ドメインのセマンティクスを定義し、APIのアーキテクチャ・スタイルを決定することにより、APIを準備、設計し、そのプロトタイプを作成します。
IDプロバイダーで認証するプロキシを作成し、クラウドとオンプレミスの両方で複数のRESTfulサービスへのアクセスを提供します。
製品戦略担当ディレクター、Robert Wunderlich
拡張性の高いメンテナンス可能なソリューションを構築しようとする開発者が増えるにつれて、クラウドネイティブへの注目度が高まっています。しかし、クラウドネイティブとは実際には何を意味し、APIはどのように関連しているのでしょうか。
Cloud Native Computing Foundationによるクラウドネイティブの定義をお読みください。
全文を読む