Cloud Guard

セキュリティ・ポスチャをグローバルに把握

すべてのサブスクライブ済みリージョンにわたって、コンパートメントとリソースで構成されるグローバルなOracle Cloud Infrastructureテナンシ全体の問題を監視および検出できます。これにより、グローバルな一元化されたアプローチでクラウド・セキュリティ・ポスチャ管理戦略を導入し、OCIテナンシを安全に保つことができます。Cloud Guardは、新しく作成したリソースの問題を特定でき、Cloud Guardをルート・コンパートメントに適用すると、すべての子コンパートメントおよびリソースを継承できます。

統合および自動化された修復

Cloud Guardは、ディテクタ・レシピとレスポンダ・レシピを使用して、統合および自動化された修復を実現します。Cloud Guardレスポンダは、ディテクタが問題を特定したときにCloud Guardが実行できるアクションです。レスポンダには2つのタイプがあります。

• 通知レスポンダ: 問題の詳細をOracle Cloud Infrastructure Events Serviceに送信します。
• 修復レスポンダ: 自動的に、またはユーザーの確認に応じて、問題に対してアクションを実行します。すべてのレスポンダ・アクティビティはOCI監査イベントとしてログに記録されます。

ユーザーは、レスポンダがすぐにアクションを実行するように、または実行前にユーザーに確認するようにレスポンダを設定できます。ユーザーは、レスポンダを無効にすることもできます。

ユーザー・アクティビティとユーザー行動の統合脅威検出

脅威検出ツールは、危険なイベントを問題として特定し、即時対応のための実用的な推奨事項を提供します。問題は次の3つの異なる方法で処理できます。

• 修正済み: Cloud Guardレスポンダを使用して修正済み
• 解決済み: 別のプロセスを使用して修正済み
• 却下済み: クローズ済み

脅威検出ツールは、新しいインシデントの出現を予防的に監視し、一連のイベントの包括的なビューを表示して、それらのイベントの評価を促進します。

Cloud Guardと外部SIEMツールの統合

Cloud Guardでは、OCI Events、OCI Notifications、OCI Functionsとの統合により、堅牢に拡張できます。つまり、お客様は、脅威が検出された問題に関連するデータを含むCloud Guardログを一元化された外部セキュリティ情報およびイベント管理（SIEM）システム（IBM QRadarやSplunkなど）にエクスポートして、より詳しい分析や処理を行うことができます。また、お客様のサービス管理システムでチケットを作成し、特定された問題に対処するオプションもあります。