Oracle Cloud Infrastructure(OCI)Visionは、ディープ・ラーニングを活用した画像分析を大規模に実行するためのAIサービスです。開発者は、機械学習(ML)の専門知識がなくても、すぐに使える事前構築済みのモデルを利用して、アプリケーションに画像認識とテキスト認識を簡単に組み込むことができます。業界固有のユース・ケースの場合、開発者は独自のデータを使用してカスタム・ビジョン・モデルを自動的にトレーニングできます。これらのモデルを活用することにより、製造過程における視覚的な異常を検出したり、デジタルメディア資産を整理したり、製品や出荷をカウントするために画像内のアイテムへタグ付けしたりできます。
イメージからテキストまたはビジュアル情報を自動的に抽出し、それを利用して分析アプリケーションを強化します。画像からのビジュアル情報を、製品の販売履歴や顧客レビューなどのその他の入力と組み合わせて、製品の可用性や人気度などの全体的なトレンドを把握できます。
画像ベースのファイルをメタデータ(オブジェクトや色など)でエンリッチすることで、デジタル・アセット管理システムや大規模なデータウェアハウスでのインデックス作成と取得を適切に行えるようになります。インテリジェント検索から小売管理まで、使用する画像を簡単に取得できます。
変色、裂け目、錆、変形、破損などの外観に基づいて、製品や機器を規格内または欠陥として分類します。欠陥資材の検出を自動化して、修理が必要だというフラグを立てます。
画像内のオブジェクトやシーン全体を見つけて、電力線の監視画像で植物が成長しているかどうかや、トラックを配達用に多く利用できるかどうかを検出します。特定のオブジェクトがシーン内のどこにあるかを特定し、画像全体を分類します。
Oracle Analytics、製品戦略担当シニア・ディレクタ、Benjamin Arnulf氏
OACとOCI Visionを併用することで、多くの業界のユースケースに対応することができます。例えば、Children's Medical Research Instituteが、顕微鏡画像の解析を迅速化し、シミュレーション時間を大幅に短縮することで、進歩を加速している様子を本動画でご覧いただけます。このブログでは、OACとOCI Visionをローコード/ノーコード環境で使用するメリットを得るために取ることのできる手順をいくつか紹介します。