Oracle Could Infrastructure Computeは、妥協のないパフォーマンス、柔軟性、コントロールを備えたベアメタルおよび仮想マシン(VM)のコンピュート容量を提供するWebサービスです。オラクルのインターネット規模の次世代インフラストラクチャ・サービスを搭載し、現代の企業が要求の厳しいアプリケーションやワークロードをクラウドで開発および実行する際に、費用を抑えながら、より多くの成果を上げることができるように設計されています。
Oracle Cloud Infrastructure Computeでは、使いやすいWebコンソールを使用して、数分でコンピュート容量をプロビジョニングできます。ベアメタル・コンピュート・インスタンスでは、プロビジョニングされると、ホストにアクセスできるようになります。これにより、要求の厳しいアプリケーションやワークロードに必要となる妥協のない柔軟性、コントロール、パフォーマンスを手に入れることができます。料金は使用した分だけの支払いです。
Oracle Cloud Infrastructureはリージョンにホストされ、各リージョンには少なくとも3つの可用性ドメインが含まれています。リージョンとは、「ドイツ」や「米国西部」などの地理的な地域のことです。可用性ドメインとは、少なくとも1つのデータ・センターで構成される、分離されたフォルト・トレラントなリソースのセットです。それぞれの可用性ドメインは、建物、発電機、冷却装置などのインフラストラクチャを共有していません。1つの可用性ドメインで障害が発生しても、他の可用性ドメインの可用性に影響はありません。
フォルト・ドメインとは、可用性ドメイン内のハードウェアとインフラストラクチャをグループ分けしたものです。フォルト・ドメインにより、単一の可用性ドメイン内の同じ物理ハードウェアにインスタンスが集中しないようにインスタンスを分散できるため、フォルト・トレランスを一層強化することができます。各可用性ドメインには、3つのフォルト・ドメインが含まれています。1つのフォルト・ドメインに影響するコンピュート・ハードウェアのハードウェア障害やメンテナンスは、他のフォルト・ドメインのインスタンスには影響しません。
Oracle Cloud Infrastructure Computeには、お客様のアプリケーションやワークロードに必要なオプション、柔軟性、コントロール、パフォーマンスが用意されています。使いやすいWebコンソールまたはAPIで、数分でコンピュート・インスタンスをプロビジョニングできます。Oracle Cloud Infrastructureでは、ベアメタル、仮想マシン(VM)、およびGPUインスタンスが提供されています。
コンピュート・インスタンスは、シェイプやサイズに関係なく、Oracle Cloud Infrastructureコンソールからプロビジョニングするか、LaunchInstanceRequest APIコマンドを発行してから数分以内に起動します。
Linuxインスタンスの場合、認証用の公開鍵と秘密鍵のペアによる業界標準のセキュア・シェル(SSH)プロトコルを使用して、インスタンスにリモートで接続できます。Windowsインスタンスの場合、ユーザー名とパスワードによるリモート・デスクトップ・プロトコル(RDP)クライアントを使用できます。
その答えは「はい」です。LaunchInstanceDetailsオブジェクトでmetadata属性のuser_dataキー/値ペアにカスタム・スタートアップ・スクリプトを含めることで、プロビジョニング・ワークフローの一部としてスクリプトを実行できます。詳細については、LaunchInstanceDetails APIに関するドキュメントを参照してください。
その答えは「はい」です。インスタンスを削除せずに停止できます。コンピュート・サービスでは、インスタンスに対して次のアクションがサポートされています。
お客様はshop.oracle.comにアカウントを作成することにより、事前のコミットメントなしにOracle Cloud Infrastructureリソースを消費できます。料金は使用した分だけの支払いとなります。既存のお客様は、営業担当者に連絡して既存のクレジット・プールを有効にするか、新しいプールを購入して、公開されている従量制の料金に基づいてOracle Cloud Infrastructureリソースを消費できます。
Oracle Cloud Infrastructureは、コンピュート・インスタンスに対する柔軟性、アクセス、およびコントロールを提供しています。Microsoft SysInternals(sysmon、diskmon、process monitor)やLinux監視ツール(sysstats、vmstate、iostate)などのさまざまな監視ツール、またはOracle Enterprise Managerなどのエンタープライズ管理ツールを使用して、コンピュート・インスタンスの状態を監視できます。詳細については、Oracle Enterprise Managerに関するドキュメントを参照してください。
Oracle Cloud Infrastructure Computeには、Oracle Cloud Infrastructureコンソール、REST API、または SDKを介してアクセスできます。オラクルのお客様はshop.oracle.comにアカウントを作成することにより、事前のコミットメントなしにすべてのリソースを消費できます。料金は使用した分だけの支払いとなります。または、営業担当者に連絡して既存のクレジット・プールを有効にするか、新しいプールを購入して、公開されている従量制の料金に基づいてOracle Cloud Infrastructureリソースの使用を開始できます。
アカウントがプロビジョニングされたら、詳細についてサービス・ドキュメントの入門ガイドを参照してください。インスタンスを初めて起動する場合の手順を示したチュートリアルが提供されています。
Oracle Cloud Infrastructureは、前世代のコンピュート・インスタンスを実行しているお客様も引き続きサポートします。ただし今後も新しいインスタンス・タイプが引き続きリリースされるため、最高のパフォーマンスと価格設定を活用できるよう、最新の製品を使用することをお勧めします。前世代のインスタンスと推奨されるアップグレードについては、以下のリストを参照してください。
Bare Metal High I/O(BM.HighIO1.36)
BM.HighIOベアメタル・シェイプを使用しているお客様については、X7ベースのDense I/O仮想マシン・インスタンスにアップグレードすることをお勧めします。X7ベースのVM.DenseIO2.16シェイプでは、16個のOCPU、240 GBのRAM、12.8 TBのNVMeストレージを含む、新しいIntel Skylakeプロセッサーが低価格で提供されています。また、X7ベースのVM.DenseIO2.16シェイプではネットワーク帯域幅も向上されています。詳細については、サービス・ドキュメントのコンピュート・シェイプを参照してください。CPU集約型のワークロードのお客様の場合、24個のOCPU、320 GBのRAM、25.6 TBのNVMeストレージを含むVM.DenseIO2.24シェイプなど、さらにCPUの多い製品を選択することもできます。
インスタンス・タイプ | 1か月あたりのサービス内容 | 推奨アップグレード・オプション |
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High I/O | BM.HighIO1.36 OCPU: 36 メモリ: 512GB ローカル・ディスク: 12.8TB NVMe SSD ネットワーク帯域幅: 10Gbps 追加ストレージ: 最大1PBのリモート・ブロック・ボリューム |
X7-Based VM.DenseIO2.16 OCPU: 16 メモリ: 240GB ローカル・ディスク: 12.8TB NVMe SSD ネットワーク帯域幅: 16.4Gbps 追加ストレージ: 最大1PBのリモート・ブロック・ボリューム |
「X5」シリーズのコンピュート・インスタンス・シェイプ
SKUタイプ | 「X5」コンピュート・インスタンス・シェイプ | 推奨される代替オプション |
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Bare Metal Standard – "X5" | BM.Standard1.36 OCPU: 36 メモリ: 256GB ネットワーク帯域幅: 10Gbps |
X7-based BM.Standard2.52 OCPU: 52 メモリ: 768GB ネットワーク帯域幅: 2x25 Gbps AMD-based BM.Standard.E2.64 OCPU: 64 メモリ: 512GB ネットワーク帯域幅: 2x25 Gbps X7-based VM.Standard2.24 OCPU: 24 メモリ: 320GB ネットワーク帯域幅: 24.6Gbps |
Bare Metal Dense I/O – "X5" | BM.DenseIO1.36 OCPU: 36 メモリ: 512GB ローカル・ディスク: 28.8TB NVMe SSD ネットワーク帯域幅: 10Gbps |
X7-based BM.DenseIO2.52 OCPU: 52 メモリ: 768GB ローカル・ディスク: 51.2TB NVMe SSD ネットワーク帯域幅: 2x25 Gbps X7-based VM.DenseIO2.24 OCPU: 24 メモリ: 320GB ローカル・ディスク: 25.6TB NVMe SSD ネットワーク帯域幅: 24.6Gbps |
Virtual Machine Standard – "X5" | VM.Standard1.1 OCPU: 1 メモリ: 7GB ネットワーク帯域幅: 最大600Mbps |
X7-based VM.Standard2.1 OCPU: 1 メモリ: 15GB ネットワーク帯域幅: 1Gbps AMD-based VM.Standard.E2.1 OCPU: 1 メモリ: 8GB ネットワーク帯域幅: 0.7Gbps |
Virtual Machine Standard – "X5" | VM.Standard1.2 OCPU: 2 メモリ: 14GB ネットワーク帯域幅: 最大1.2Gbps |
X7-based VM.Standard2.2 OCPU: 2 メモリ: 30GB ネットワーク帯域幅: 2Gbps AMD-based VM.Standard.E2.2 OCPU: 2 メモリ: 16GB ネットワーク帯域幅: 1.4Gbps |
Virtual Machine Standard – "X5" | VM.Standard1.4 OCPU: 4 メモリ: 28GB ネットワーク帯域幅: 1.2Gbps |
X7-based VM.Standard2.4 OCPU: 4 メモリ: 60GB ネットワーク帯域幅: 4.1Gbps AMD-based VM.Standard.E2.4 OCPU: 4 メモリ: 32GB ネットワーク帯域幅: 2.8Gbps |
Virtual Machine Standard – "X5" | VM.Standard1.8 OCPU: 8 メモリ: 56GB ネットワーク帯域幅: 2.4Gbps |
X7-based VM.Standard2.8 OCPU: 8 メモリ: 120GB ネットワーク帯域幅: 8.2Gbps AMD-based VM.Standard.E2.8 OCPU: 8 メモリ: 64GB ネットワーク帯域幅: 5.6Gbps |
Virtual Machine Standard – "X5" | VM.Standard1.16 OCPU: 16 メモリ: 112GB ネットワーク帯域幅: 4.8Gbps |
X7-based VM.Standard2.16 OCPU: 16 メモリ: 240GB ネットワーク帯域幅: 16.4Gbps |
Virtual Machine Dense I/O – "X5" | VM.DenseIO1.4 OCPU: 4 メモリ: 60GB ローカル・ストレージ: 3.2TB NVMe SSD ネットワーク帯域幅: 1.2Gbps |
X7-based VM.DenseIO2.8 OCPU: 8 メモリ: 120GB ローカル・ストレージ: 6.4TB NVMe SSD ネットワーク帯域幅: 8.2Gbps |
Virtual Machine Dense I/O – "X5" | VM.DenseIO1.8 OCPU: 8 メモリ: 120GB ローカル・ストレージ: 6.4TB NVMe SSD ネットワーク帯域幅: 2.4Gbps |
X7-based VM.DenseIO2.8 OCPU: 8 メモリ: 120GB ローカル・ストレージ: 6.4TB NVMe SSD ネットワーク帯域幅: 8.2Gbps |
Virtual Machine Dense I/O – "X5" | VM.DenseIO1.16 OCPU: 16 メモリ: 240GB ローカル・ストレージ: 12.8TB NVMe SSD ネットワーク帯域幅: 4.8Gbps |
X7-based VM.DenseIO2.16 OCPU: 16 メモリ: 240GB ローカル・ストレージ: 12.8TB NVMe SSD ネットワーク帯域幅: 16.4Gbps |
請求は、インスタンスの作成に使用したシェイプとインスタンスのステータスによって異なります。
インスタンス・タイプ | 請求メトリック | インスタンスステータスが次の場合、請求は停止します |
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標準 | 1時間あたりのOCPU | 停止 |
Standard Flex | 1時間あたりのOCPUと1時間あたりのGB | 停止 |
Dense I/O | 1時間あたりのOCPU | 終了 |
GPU | 1時間あたりのGPU | 終了 |
HPC | 1時間あたりのOCPU | 終了 |
詳細については、「コンピュートの価格」を参照してください。専用仮想マシンホストとMicrosoft Windowsサーバーイメージ、およびそれらが停止したときにどのように請求されるかについては、このFAQの「 Microsoft WindowsサーバーOS」と「専用仮想マシンホスト」に関するセクションを参照してください。
Oracle Cloud Infrastructure Computeの自動スケーリング機能を使用すると、コンピュートAPIを手動で呼び出したりTerraformスクリプトを使用したりする代わりに、パフォーマンス・メトリックの変化に応じて、ワークロードのコンピュータ・インスタンスを自動的にスケーリングできます。ガイド付きのコンソールと自動スケーリングAPIを使用することで、インスタンス・プール内のインスタンスによって発行されたメトリックに基づいてインスタンスを自動的に起動または終了する自動スケーリング・ポリシーを簡単に作成できます。負荷が増加すると、新しいインスタンスが動的にプロビジョニングされ、負荷が減少すると、インスタンスが自動的に削除されます。
この機能は、市販リージョンの仮想マシン(VM)インスタンスに対して追加費用なしで提供されています。
自動スケーリングはインスタンス・プールに作用し、Oracle Cloud Infrastructure Monitoringサービスによって収集されるパフォーマンス・メトリックに依存します。インスタンス・プールにより、VMインスタンスをグループ化し、プール内のすべてのVMインスタンスを正常に実行し続けることができます。Oracle Cloud Infrastructure Monitoringにより、インスタンス・プールのインスタンスから平均CPUおよびメモリ使用率に関するメトリックをキャプチャできます。
自動スケーリングでは、Oracle Cloud Infrastructure Monitoringがインスタンス・プールのインスタンスからキャプチャした合計メトリックにしきい値を設定できます。自動スケーリング・イベントは、自動スケーリング・ポリシーおよびルールに基づいて、しきい値に達するか超えたときにトリガーされます。自動スケーリングは、インスタンス・プールにインスタンスを追加または削除することでトリガーに応答します。自動スケーリングはインスタンス・プールのサイズを変更することで機能します。インスタンス・プールは自己管理型で、プールが目標サイズに達するまで新しいインスタンスを終了または起動します。
最初に初期サイズでインスタンス・プールを起動した後で、インスタンス・プールの自動スケーリング構成を定義する必要があります。自動スケーリング構成を定義すると、インスタンスからOracle Cloud Infrastructure Monitoringにメトリックが流れ始めるようにOracle Cloud Infrastructure Monitoringが設定されます。次に、Oracle Cloud Infrastructure Monitoringによりメトリックが平均化され、平均化されたメトリックが自動スケーリングに返されます。これによりイベントがトリガーされ、設定したしきい値に基づいてスケーリングが開始されます。
自動スケーリング構成は、インスタンス・プールの自動スケーリングを構成するために必要な情報を定義します。スケーリング・ルールによる自動スケーリング・ポリシーや、スケーリング・イベント間のクールダウン期間も定義します。
インスタンス・プールごとに1つの自動スケーリング構成を設定できます。
自動スケーリング・ポリシーは、スケーリングするインスタンスの最小数および最大数とインスタンス・プールの初期サイズを定義します。また、自動スケーリング・ポリシー・タイプも定義します。各自動スケーリング・ポリシーには、スケールイン用とスケールアウト用の2つの自動スケーリング・ルールも含まれています。
次のタイプの自動スケーリングをインスタンス・プールに適用できます。
自動スケーリングは、Standard、DenseIO、GPUシェイプを使用する仮想マシン(VM)およびベアメタル・インスタンス・プールでサポートされています。
自動スケーリング・ルールは、スケーリングに使用するメトリックとスケールインおよびスケールアウトのしきい値を定義します。スケールイン・ルールとスケールアウト・ルールの両方に使用する単一のメトリックを選択し、各スケーリング・アクションで追加または削除するインスタンスの数も定義します。
自動スケーリングでは、メトリックとしてCPU使用率とメモリ使用率がサポートされています。
インスタンスは1個単位で追加または削除できます。最大インスタンス・プール・サイズは50です。
数分でスケールインおよびスケールアウトできます。また、自動スケーリング・アクション間の待機時間であるクールダウン期間を調整することで、自動スケーリングがトリガーされる頻度を制御することもできます。
クールダウン期間とは、自動スケーリングが次のスケーリング・アクションの実行を待機する最小時間のことです。これにより、インスタンス・プールを更新されたレベルに安定させることができます。クールダウン期間は、インスタンス・プールが前のスケーリング・イベントの目標サイズに達した後に開始されます。最小クールダウン期間は5分です。
インスタンス・プールはインスタンスのライフサイクルを監視します。実行中または起動中の状態にあるインスタンスの数がインスタンス・プール・サイズを下回ると、インスタンス・プールは追加のインスタンスを作成します。実行中または起動中の状態にあるインスタンスの数が目標サイズよりも小さい場合にも、インスタンス・プールは追加のインスタンスを作成します。
自動スケーリングに直接関連するサービス制限はありません。ただし、自動スケーリング・アクションで作成されたインスタンスは、コンピュート・インスタンスの制限にカウントされます。コンピュート・インスタンスの制限に達すると、自動スケーリングはインスタンス・プールにインスタンスを追加できません。各インスタンス・タイプのデフォルトの制限と、サービス制限の引き上げをリクエストする方法については、サービス制限に関するドキュメントを参照してください。
ロード・バランサ・ワーキング・セットOCIDをインスタンス・プールにアタッチできます。これを行うと、インスタンス・プールにインスタンスが追加されるたびに、そのIPアドレスもバックエンド・セットに追加されます。インスタンスが正常な状態になると(インスタンスが構成されたポート番号でリッスンし始めると)、自動的に着信トラフィックが新しいインスタンスにルーティングされます。同様に、インスタンスが削除されるたびに、そのIPアドレスもバックエンド・セットから削除されます。ロード・バランサ・ワーキング・セットからインスタンスを削除する場合、自動スケーリングは2分間待機してからインスタンスを終了します。この2分間の遅延により、ロード・バランシング・サービスは、インスタンスが終了する前にインスタンスのIPアドレスの接続を処理することができます。2分間経過してもまだアクティブな接続は、インスタンスのシャットダウン時に終了します。
2018年11月18日以降にリリースされたオラクル提供のイメージに基づくインスタンス構成では、メトリックを発行してOracle Cloud Infrastructure Monitoringおよび自動スケーリングと連携するOracleCloudAgentがすでにインストールされています。また、カスタム・イメージに対して手動でエージェントをビルド、インストール、および有効にすることもできます。
VM.Standard1、VM.DenseIO1、VM.Standard2、VM.DenseIO2、VM.Standard2.E2、VM.GPU2、VM.GPU3を含む、すべてのVMインスタンス・シェイプでサポートされています。
現在サポートしているのは、AMDシェイプのみです。
仮想マシン・コンピュート | ベアメタル・コンピュート |
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VM.Standard.E4.Flex | BM.DenseIO.E4.128 |
VM.Standard.E3.Flex | BM.Standard.E4.128 |
BM.Standard.E3.128 |
機密コンピューティングを有効にしても、コンピュート・インスタンスの料金以外の追加コストはありません。
現在サポートしているのは、機密VMインスタンスの新規作成のみです。
ベアメタル・インスタンスは、クラウド内のオンデマンドのベアメタル・コンピュート・リソースです。ベアメタル・インスタンスは、仮想マシン(VM)インスタンスとは異なり、物理ホスト全体を1人のお客様だけが使用することができ、ハイパーバイザーやオラクルにより適用されるソフトウェアはインストールされていません。ベアメタル・ホストのリソースを完全に制御できるため、妥協のない柔軟性、コントロール、およびパフォーマンスを手に入れることができます。ベアメタル・コンピュート・インスタンスは、要求の厳しいアプリケーションやワークロードに最適です。
Oracle Cloud Infrastructure Computeでは、さまざまなインスタンス・タイプを提供しています。各インスタンス・タイプでは、さまざまなアプリケーションとワークロードをサポートするために、異なるハードウェア構成が提供されています。
各インスタンス・タイプのデフォルトの制限と、サービス制限の引き上げをリクエストする方法については、サービス制限に関するヘルプ・ドキュメントを参照してください。アカウントの制限は、必要に応じて引き上げることができます。
現時点ではOracle Cloud Infrastructureに、ベアメタル・インスタンスを別のベアメタル・インスタンス・タイプまたは仮想マシン(VM)シェイプに移行するための機能は組み込まれていません。ただし、(イメージの作成機能を使用して)作成したブート・イメージから新しいコンピュート・インスタンスを起動し、ブロック・ボリュームを新しいインスタンスにアタッチすることにより、移行を手動で行うことができます。データがローカルに保持されている場合は、ローカル・データを新しいインスタンスに手動でコピーまたは複製する必要があります。また、ブート・ボリュームを介してインスタンスのシェイプ変更またはスケーリングを軽減することもできます。インスタンスを終了したときにインスタンスのブートボリュームを保持しておき、元のインスタンスから保持したブート・ボリュームを使用して、異なるシェイプの新しいインスタンスを起動できます。
その答えは「はい」です。ベアメタル・インスタンスは、ハイパーバイザーがインストールされていない専用の物理ホストです。ホストにアクセスし、既存のライセンス条項に従って、KVMやVirtualBoxなどの独自のType2ハイパーバイザー(ホスト型ハイパーバイザー)をインストールし、ハイパーバイザーでサポートされている任意のバージョンのOSを実行できます。
Oracle Cloud Infrastructure Computeの専用仮想マシン・ホストを使用すると、お客様のOracle Cloud Infrastructureテナンシ専用の物理サーバーでVMコンピュート・インスタンスを実行できます。他のテナンシまたは他のオラクルのお客様のVMがこの専用ホストで実行されることはありません。VMコンピュート・インスタンスを起動するときにオプションのパラメータを設定することで、VMコンピュート・インスタンスを専用仮想マシン・ホストに配置できます。これらの専用ホストは、「1つのテナント」(お客様のテナンシにのみ使用される専用のテナント)となります。OCPUの数、メモリ量、パフォーマンスなどのVMの特性は、Oracle Cloud Infrastructureの通常の共有ハードウェアで実行する場合と同じです。
現時点でOracle Cloud Infrastructure Compute DVHは、DVH.Standard2.52シェイプで提供されています。このシェイプにより、VM.Standard2インスタンスをDVHで起動できます。今後も新しいDVHシェイプが追加される予定です。
専用仮想マシン・ホストが実行中の状態にある場合、そのホストに対して課金されます。ホストで起動された個々のコンピュートVMインスタンスに対しては課金されませんが、Windows Serverイメージを使用してVMインスタンスを実行する場合は、Windows Serverライセンスに対してOCPU時間ごとに課金されます。専用ホストを終了すると、請求は停止します。DVH.Standard2.52ホストの場合は、専用仮想マシン・ホストの実行が開始されると、OCPUが52個のBM.Standard2.52インスタンスに対して課金されます。請求書の「Oracle Cloud Infrastructure Compute Bare Metal Standard - X7」の項目に52個のOCPUに対する料金が記載されます。DVH.Standard2.52でVMを実行するには、最大48個のOCPUを使用できます。
専用仮想マシン・ホストでサポートされているアクションは、起動、コンパートメントの移動、および終了のみです。ただし、専用仮想マシン・ホストでVMインスタンスが実行されている場合は、専用仮想マシン・ホストを終了することはできません。専用仮想マシン・ホストを終了する前に、すべてのVMインスタンスを終了する必要があります。
Oracle Linuxを実行するOracle Cloud Infrastructureコンピュート・インスタンスには、Oracle Kspliceが同梱されています。Kspliceは、重要なカーネルおよびユーザー空間のセキュリティ・コンポーネントを再起動することなく更新できるOS管理テクノロジーです。
OSインスタンスへのパッチのダウンロード方法の詳細については、Oracle Kspliceを参照してください。
その答えは「はい」です。ブート・ディスクのカスタム・イメージをバックアップとして作成するか、事前構成済みのOSイメージのパッケージ化メカニズムとして使用することで、新しいコンピュート・インスタンスを起動できます。これは、同じ構成のコンピュート・インスタンスを多数作成する必要がある場合に特に便利です。カスタム・イメージは、インスタンス・タイプやシェイプに依存しません。ベアメタル・インスタンスまたは仮想マシン・インスタンスであるかに関係なく、任意のインスタンス・タイプまたはシェイプを起動できます。
イメージの作成を開始すると、ブート・ディスク・イメージの一貫性を確保するために、システムはコンピュート・インスタンスを停止します。イメージの作成プロセスにかかる時間は、ブート・ディスクのサイズによって異なります。イメージの作成が完了すると、コンピュート・インスタンスが自動的に再起動します。インスタンスの再起動時にアプリケーションおよびサービスが自動的に起動しない場合、それらを手動で再起動する必要があります。
2020年4月25日に、Oracle Cloud Infrastructureでは、Windowsライセンスの価格をOCPU/時間あたり0.092ドルに変更しました。新しい価格では、すべてのクラウドプロバイダで一貫したWindows価格となっています。Oracle Cloud Infrastructureは、サードパーティ・ソフトウェア・プロバイダからのライセンスのコストに基づいて、サードパーティ・ソフトウェア・ライセンスの価格を設定します。
Microsoft Windows Serverは、オラクルが提供するプラットフォーム・イメージとして利用でき、カスタムイメージのインポートもサポートされています。次のバージョンとエディションのMicrosoft Windows Serverがサポートされています。
プラットフォーム・イメージは英語で利用できます。プラットフォーム・イメージおよびWindows BYOIに関するドキュメントを参照してください。
基盤となるコンピュート・インスタンスの価格に加えて、Microsoft Windows Serverライセンスのコストが追加で必要になります。インスタンスの作成に使用したシェイプに基づいて、コンピュート・インスタンスの料金が請求されます。Windows Serverライセンスは別料金です。コンピュートの価格のページを参照してください。
Microsoft Windows Serverの価格設定の詳細については、コンピュートの価格のページを参照してください。
Oracle Cloud Infrastructureでは、Microsoft Windows Serverで自動更新を有効にし、Windowsパッチの適用に関するデフォルトの設定を使用しています。Microsoft Windows Updateサーバーからパッチをインストールするには、VCNセキュリティ・リストを更新して、ポート80(http)およびポート443(https)のエグレス・トラフィックを有効にする必要があります。
その答えは「はい」です。お使いのWindows Serverインスタンスのカスタム・イメージを作成し、それを使用して新しいコンピュート・インスタンスを起動できます。Windowsインスタンスには、「一般」イメージ(テンプレートまたはゴールデン・イメージの作成に使用)と「特殊」イメージ(バックアップとして使用)の作成がサポートされています。イメージ・タイプの詳細については、Windowsカスタム・イメージの作成に関するヘルプ・ドキュメントを参照してください。
その答えは「はい」です。Microsoft Windows Serverの自分のライセンス(BYOL)を、専用のベアメタルまたは専用の仮想マシン・ホストに持ち込むことができます。Microsoftの製品条項が適用されます。Microsoftのライセンス条項へのコンプライアンスを維持するために、自分のライセンスを管理する必要があります。詳細については、Microsoft Windowsのライセンスオプションを参照してください。
次の表は、Oracle Cloud InfrastructureでのMicrosoftライセンスのBYOL要件を示しています。
Microsoftライセンス | ベアメタル・マシンと専用仮想マシン・ホスト | 仮想マシン(マルチテナント共有ホスト) |
---|---|---|
Windows Server | 専用のベアメタル・ホストのBYOLは、KVMハイパーバイザーを使用している場合にのみ対象となります。BYOLは、オラクル提供のイメージを使用するMicrosoft Windows Serverや、自身のMicrosoft Windows Serverイメージをインポートする場合は対象外となります。 | 対象外です。 共有ホストはオラクル提供のイメージを使用する必要があります。これにはMicrosoftライセンスが含まれます。 |
SQL Server Microsoft製品条項に従う |
対象です。 ソフトウェア・アシュアランスによるライセンス・モビリティが必要です。 |
対象です。 ソフトウェア・アシュアランスによるライセンス・モビリティが必要です。 |
Visual Studio(MSDN) | 対象です。 非本番環境でのみ使用できます。 |
対象です。 非本番環境でのみ使用できます。 |
Microsoft 365 Apps for enterprise(Office 365 ProPlus)およびOffice Professional Plus | 対象です。 | 対象外です。 |
Microsoft Office | なし* | 非対応 |
Windows 7、Windows 8、およびWindows 10 | 対象です。 ソフトウェア・アシュアランス付きのエンタープライズ契約ライセンスか、Windows Virtual Desktop Access(VDA)ライセンスが必要です。 |
対象外です。 |
その他のMicrosoftアプリケーション | 対象です。 Microsoft製品条項に従います。 |
対象です。 ソフトウェア・アシュアランスによるライセンス・モビリティが必要です。 |
Oracle Cloud Infrastructure VMインスタンスで実行する場合、SQL ServerやSystem Centerなどのアプリケーション・ライセンスにソフトウェア・アシュアランスによるライセンス・モビリティが必要になる場合があります。ライセンス・モビリティは、Microsoft Office、Windowsクライアント、Windows Server BYOLでは使用されません。ライセンス・モビリティをサポートするアプリケーションを検証するには、Microsoft製品条項を確認してください。
ライセンス権に関するご質問は、MicrosoftまたはMicrosoftの再販業者にお問い合わせください。
いいえ。専用のベアメタル・マシンと専用の仮想マシン・ホストでのみMicrosoft Windows Serverライセンスを持ち込む場合は、自身のMicrosoft Windowsイメージを持ち込む必要があります。Microsoft Windows ServerライセンスのBYOLは、マルチテナント・ホスト上の仮想マシンには許可されていません。
Oracle Supportでは、Oracle Cloud Infrastructureで実行されているMicrosoft Windows Serverオペレーティング・システム、およびOracle Cloud Marketplaceによって提供されるSQL Serverイメージに対して限定的なサポートを提供します。製品の問題については、Microsoftサポートに直接お問い合わせください。Microsoftソフトウェアのサポート・オプションに関する詳細情報を入手できます。
オラクルでは、Microsoft Windows Serverだけでなく、Oracle Linux、CentOS、UbuntuなどのさまざまなLinuxディストリビューションでもイメージを提供しています。完全なリストおよび詳細については、オラクル提供のイメージに関するヘルプ・ドキュメントを参照してください。Oracle Linux OSのサポートでは、追加費用なしでOracle Cloud InfrastructureにOracle Linux Premier Supportを同梱しています。
サポートされているOSは、Oracle Cloud Infrastructure Computeベアメタルまたは仮想マシン・コンピュート・インスタンスのどのシェイプでも起動できます。使用可能なすべてのシェイプのリストについては、コンピュートの価格のページを参照してください。
その答えは「はい」です。Oracle Cloud Infrastructure Computeでは、OSイメージ持ち込みがサポートされています。詳細については、OSイメージ持ち込みに関するヘルプ・ドキュメントを参照してください。
Oracle Cloud VMwareソリューションはVMware Cloud Foundationをベースとしており、VMwareの導入と移行を行うためのフルサポートを提供するカスタマイズ可能なクラウド環境が用意されています。このソリューションは、VMware vCenter、ESXi、NSX、vSANなどのフルスタックのソフトウェア定義データセンター(SDDC)を実現します。Oracle Cloud VMwareソリューションが対象とするユースケースとしては、データセンターとアプリケーションの移行、ハイブリッド拡張、オンデマンドの容量、災害復旧などがあります。
Oracle Cloud VMwareソリューションは現在、すべてのOCIリージョンで利用できます。
Oracle Cloud VMwareソリューションは「マネージドサービス」ではありません。「お客様自身が管理」するソリューションであり、お客様に包括的な管理アクセスと制御を提供します。VMwareの運用と更新はお客様が制御および管理します。
Oracle Cloud VMwareソリューションは、マルチホストSDDCデプロイメントの場合、現在のVMwareの制限である64インスタンスまでのVMwareクラスタ・デプロイメントをサポートしています。追加のホストインスタンスは、OCIサービス制限に基づいて、お客様のテナンシーでサポートされている最大数までいつでも追加できます。注:お客様がVMwareのソフトウェアとツールを使用して、vCenter Server内に追加のクラスターを定義してください。Oracle Cloud VMwareソリューションSDDCには64台を超えるホストを含めることができますが、VMwareの制限に基づいて、各クラスターの現在の最大数は64です。
Oracle Cloud VMwareソリューションは、単一ノードSDDCの場合は1つのESXiホストSDDC、マルチホストSDDCの場合は最低3つのESXiホストをサポートしています。
オラクルは、サポートに関連するすべての問題に対して、Tier 1、Tier 2、Tier 3のカスタマーサポートを提供します。
オラクルは、オラクルがライセンスを発行して展開するコアVMware VCFコンポーネント(vSphere、vCenter、vSAN、NSX)のサポートを提供します。
Oracle Cloud VMware Solutionは、VMware Lifecycle Policyに定義されているように、これらのバージョンがVMwareのGeneral Support Phaseにある間、vSphere 6.5、6.7、および7.0のプロビジョニングをサポートします。
オラクルは、vSphere 6.5および6.7環境がVMwareからの一般サポートを終了し(2022年10月15日)、技術指導フェーズに入った後、プロビジョニングに関する商業的に合理的なサポートを提供する予定です。Oracle Cloud VMware Solutionのシェイプのサポートは、General Support終了時にサポートされるシェイプに限定されます。2022年10月15日以降に導入された新しいOracle Cloud VMware Solutionのシェイプは、6.5または6.7では有効ではありません。2022年12月13日以降、既存のシェイプでは6.5または6.7を使用してプロビジョニングできなくなります。
追加のVMware製品スイートは、VMware互換性マトリックスに基づいてOracle Cloud VMwareソリューションで宣伝されているとおりに機能することを想定されています。
いいえ。すべてのVMwareの構成、パッチ適用、運用、およびアプリケーションの展開はお客様またはその運用パートナーが責任を負います。
単一ノードSDDCは、テナンシおよびリージョン全体のグローバルで最大10に制限されています。
HCXを使用して本稼動の3ノードSDDCにワークロードを移行するか、任意の方法を使ってワークロードをSDDC間で移行することができます。
詳細は、サービスの説明(PDF)をご覧ください。
詳細は、サービスの説明(PDF)をご覧ください。
高可用性(HA)構成は、マルチホスト・クラスタ(3つ以上のホスト)でのみ機能します。マルチホストで動作する他のすべての機能は、単一ホストで動作します。
BYOL VMwareライセンスモデルは、コアのOracle Cloud VMwareソリューション・コンポーネント(vSphere/NSX/vSAN)ではサポートされていません。これは、すべてのパブリッククラウド製品にわたるVMwareの標準です。
Oracle Cloud VMwareソリューションは、時間単位のサブスクリプション・オプションを使用して、最低8時間のサブスクリプション期間をサポートします。
いいえ。Oracle Cloud VMwareソリューション製品は、お客様の使用状況レポートではホストごとに1つのSKUで請求され、インフラストラクチャとVMwareライセンスアクセスの両方が含まれます。
その答えは「はい」です。Oracle Cloud VMwareソリューションは、他のOracle Cloud InfrastructureやOracle Database as a Serviceなどのサービスに簡単に接続できます。
その答えは「はい」です。お客様は、その監視ツールに関するVMwareのガイダンスと推奨事項を遵守する必要があります。
ESXiベアメタルインスタンスにはエージェントがインストールされていないため、標準のOracle Cloudテレメトリは使用できません。ただし、お客様は、ESXi、vCenter、およびNSX-Tの管理インターフェイスでVMwareから直接、またはこれらの製品の一部として提供されるAPIを介して、コンピュートおよびネットワークのテレメトリを取得できます。
Oracle Databaseを含め、仮想化環境で実行されているOracleソフトウェアのライセンスポリシーは変更されていません。Oracle Cloud VMwareソリューションにOracleソフトウェアを導入するお客様は、オラクルの既存のサーバー/ハードウェア・パーティショニング・ポリシーの対象となります。OracleのPartitioning Policyの詳細については、以下のリソースを参照してください。Server/Hardware Partitioning (PDF)
VMware Site Recovery Manager(SRM)、Horizon VDI、vRealize Suites、Tanzuなどの付属サービスのライセンスは、お客様がVMwareから購入する必要があります。
ホストが予約済容量にある場合、請求は予約済容量のSKU価格に基づいて行われます。ホストがOracle Cloud VMware Solutionを通じて予約済容量からプロビジョニングされると、ホストは選択したコミット間隔に基づくOracle Cloud VMware Solution SKU価格の使用に切り替わります。コミット期間の終了前にホストが削除された場合、コミット期間中は請求が継続されます。予約済容量プールのホスト(アクティブではない)は、Oracle Cloud VMware Solution コミットの請求とは別に請求されます。
予約済容量や使用方法については、Capacity Reservationsをご覧ください。
既存リージョンでは引き続きX7のキャパシティを確保し(2022年3月時点)、お客様のコミット期間中はX7上でOracle Cloud VMware Solutionを利用できるようにします。
こちらのコスト試算ツールを参照して「サービス」タブに移動し、「カテゴリの選択」ドロップダウン・メニューで「ネイティブVMware」オプションを選択して、「Oracle Cloud VMwareソリューション」をロードしてください。
Oracle Cloud VMware Solutionは、旧バージョンからVMware vSphereバージョン7にアップグレードするための自動化されたガイド付きワークフローと、いくつかの手動ステップをサポートしています。SDDCのアップデートを自動化し、バイナリおよびライセンスのダウンロード可能なリンクを提供し、ホストを最新バージョンにするためのローリング・アップグレードを実行します。ステップ・バイ・ステップの詳細な手順については、Oracle Cloud VMware Solutionのドキュメントを参照してください。
SDDCアップグレードが完了すると、DetailsのページにVMware Cloud Foundationバンドルのバイナリおよびライセンスへのリンクが表示されます。ダウンロード可能なリンクは、vCenterコンポーネント・バンドルとNSX-T Data Centerバンドルを指す、事前認証済の読み取り専用オブジェクト・ストレージ・バケットURLです。
バイナリやライセンスについてサポートが必要な場合は、My Oracle Supportからチケットを送信してください。
SDDCのアップグレードが完了したら、アップグレード対象のESXiホストの一覧から、各ホストを選択し、最新バージョンにアップグレードしてください。作成された新しいホストは、既存のホストの構成と同じになります。旧ホストから新ESXiホストへのワークロードの移行が完了したら、旧ESXiホストを削除する必要があります。新しいESXiホストは時間単位で課金されます。通常の時間単位SKUとは異なり、このホストには「最低8時間のサブスクリプション期間」は適応されません。古いホストに割り当てられていた期間コミットメントは、古いホストが削除されると新しいホストに引き継がれ、元のコミットメントと同じ条件が適用されます。
古いホストを削除する必要があるという通知が送信され、古いホストが削除されるまで、新しいホストが1時間ごとに請求されます。
その答えは「はい」です。コンピュート・インスタンスの作成ウィザードから、Oracle Cloud Infrastructureに対して有効になっているビルド済みのOracleエンタープライズ・イメージおよびソリューションを起動できます。
Oracleアプリケーションに応じて、30日間の評価トライアル期間があります。トライアル期間の終了後も引き続き使用するには、ライセンスが必要になります。トライアル情報については、イメージ選択のインストール前の注意事項に詳細が記載されています。
Oracle Cloud Infrastructureでは、さまざまな使用事例をサポートするために、次のストレージ・オプションが提供されています。
ローカルNVMe SSDは、非常に高性能なストレージを提供し、要求の厳しいワークロードに最適です。NVMe SSDのパフォーマンスの詳細については、製品仕様書を参照してください。
コンピュート・インスタンスを終了した後、後で再び使用できるようにインスタンスのブート・ボリュームを保持することができます。ブート・ボリュームを保持しない場合は、割り当てが解除され、消去されます。ストレージ向けに最適化されたインスタンスのローカルNVMeストレージは、消去され、割り当てが解除されます。インスタンスにアタッチされたブロック・ボリューム内のデータは、後で使用できるようにすべて保持されます。
インスタンスを終了する前に、ブート・ディスクのカスタム・イメージを作成し、後でそのカスタム・イメージを使用して新しいインスタンスを起動できます。
すべてのサードパーティのイメージは、Oracle Cloud Infrastructureコンソールに組み込まれたMarketplaceからアクセスできます。起動するパートナーのイメージを選択し、ガイドに従ってインスタンスの起動プロセスを実行します。
パートナーのイメージをインストールした後は、イメージに関連する製品の問題はパートナーがすべて対応します。イメージのインストールに関連するサポートの問題については、My Oracle Supportでチケットを送信してください。
Oracle Cloud Infrastructure Compute VMは、ベアメタル・インスタンスよりも小さなコンピュート・シェイプを提供します。VMは、クラウド向けに最適化された、ベアメタル・インスタンスと同じハードウェアとネットワーク・インフラストラクチャを使用して、アプリケーション・ニーズの変化に対応するための柔軟性とパフォーマンスを備えたコンピュート・シェイプを提供します。
Oracle Cloud Infrastructure Computeは、構築するアプリケーションのさまざまなニーズを満たすようにインスタンスのメモリとCPUを構成できる柔軟なVMインスタンスを提供します。Standard E3ベースの柔軟なVMインスタンスは、1〜64コア、およびコアあたり1〜64 GBのRAM(最大1024 GB)をサポートします。
IntelおよびAMDプロセッサ、NVMeローカルSSDストレージ、GPUなどのさまざまなオプションを備えた固定シェイプを選択することもできます。詳細については、「コンピュートシェイプ」ページを参照してください。
デフォルトの制限と、サービス制限の引き上げをリクエストする方法については、サービス制限に関するヘルプドキュメントを参照してください。アカウントの制限は、必要に応じて引き上げることができます。
VMシェイプによってプロセッサコアの数、メモリ量、およびディスク構成が異なるため、アプリケーション・ニーズに合ったサイズを簡単に選択できます。
VMシェイプには、以下の3つのタイプがあります。
コンピュートコンソール、API、またはCLIを使用して、作成後にVMのシェイプを変更できます。既存のオペレーティング・システム・イメージと互換性のある任意のVMシェイプを選択できます。シェイプを変更すると、再起動が必要になりますが、すべてのインスタンス・プロパティが保持されます。インスタンスのシェイプを変更する方法の詳細については、技術文書を参照してください。
(イメージの作成機能を使用して)作成したブート・イメージから新しいコンピュート・インスタンスを起動し、ブロック・ボリュームを新しいインスタンスにアタッチすることにより、VMを手動で移行することもできます。データがローカルに保持されている場合は、ローカル・データを新しいインスタンスに手動でコピーまたは複製する必要があります。
Oracle Cloud Infrastructureでは、フィードバックを送信したり、コミュニティやオラクルからサポートを受けたりするためのいくつかのオプションが用意されています。Oracleフォーラムでは活気に満ちたコミュニティ・サポートを見つけることができ、 Oracle Cloud Infrastructureブログでは定期的に最新情報を得ることができます。
また、My Oracle Supportからサービス・リクエストを送信することにより、デバッグやトラブルシューティングのサポートを受けることもできます。