Oracle Cloud Vmware SolutionはVMware Cloud Foundationをベースとしており、VMwareの導入と移行を行うためのフルサポートと、カスタマイズ可能なクラウド環境を提供します。このソリューションは、VMware vCenter、ESXi、NSX、vSANなどのフルスタックのソフトウェア定義のデータセンター(SDDC)を提供します。Oracle Cloud VMware Solutionがターゲットとする具体的なユースケースには、データセンターとアプリケーションの移行、ハイブリッド拡張、オンデマンドの容量、ディザスタ・リカバリなどがあります。
Oracle Cloud VMwareソリューションは現在、コンピュートがサポートしているすべてのOCIリージョンでご利用いただけます。
Oracle Cloud VMware Solutionはマネージド・サービスではありません。お客様に完全な管理アクセスと制御を提供する、お客様管理型のサービスです。VMwareの運用、パッチ適用およびはお客様が制御および管理します。
はい。Oracle Cloud VMware Solutionは、Oracle Database-as-a-Service (DBaaS)など、他のOracle Cloud Infrastructureサービスと容易に接続できます。
Oracle Cloud VMware Solutionは、DenseIOシリーズ(DenseIO.52(X7)およびDenseIO.E4)のシェイプをサポートしています。また、Standardシリーズのベアメタルシェイプ(Standard2(X7)、Standard3(X9)、Standard.E4)もサポートしています。
既存のリージョンでは、X7の容量の提供を継続(2022年3月現在)します。また、お客様がコミットした期間中、X7でOracle Cloud VMware Solutionを消費することができます。
Oracle Cloud VMware Solutionは、vSphere 7.0およびvSphere 8.0のプロビジョニングをサポートしています。vSphere 6.5および6.7は、2022年10月15日にVMwareからの一般サポート・フェーズが終了しました。オラクルは、VMwareからの一般サポート・フェーズが2022年10月15日に終了し、技術ガイダンス・フェーズに移行した後、vSphere 6.5および6.7環境のプロビジョニングに関する商業的に合理的なサポートの提供を開始しました。Oracle Cloud VMware Solutionのシェイプのサポートは、一般サポート・フェーズの終了時にサポートされたシェイプに限定さ れています。2022年10月15日以降に導入された新しいOracle Cloud VMware Solutionのシェイプは、6.5または6.7では有効ではありません。2023年11月15日の技術ガイダンス終了時点で、vSphere 6.5または6.7を使用したプロビジョニングはご利用いただけなくなります。
Oracle Cloud VMware Solutionは、現在のVMwareの上限である64インスタンスまでのVMwareクラスタの導入をサポートします。追加のホストインスタンスは、OCIサービス制限に基づいて、お客様のテナンシーでサポートされている最大数までいつでも追加できます。注:お客様がVMwareのソフトウェアとツールを使用して、vCenter Server内に追加のクラスターを定義してください。Oracle Cloud VMwareソリューションSDDCには64台を超えるホストを含めることができますが、VMwareの制限に基づいて、各クラスターの現在の最大数は64です。また、標準シェイプは最大32インスタンスに制限されることにご注意ください。
Oracle Cloud VMware Solutionは、単一ノードSDDC(Denseシェイプでのみ利用可能)の場合は1つのESXiホスト、マルチホストSDDCの場合は最低3つののESXiホストをサポートしています。
単一ノードSDDCは、テナンシやリージョンを問わず、グローバルで最大10までとなります。
詳細は、サービスの説明(PDF)をご覧ください。
詳細は、サービスの説明(PDF)をご覧ください。
高可用性構成は、マルチホスト・クラスタ(3台以上のホスト)でのみ機能します。マルチホストで動作する他のすべての機能は、単一ホストでも動作します。
追加のVMware製品スイートは、VMware互換性マトリックスに基づき、Oracle Cloud Vmware Solutionで宣伝されているとおりに機能することが想定されています。
いいえ。すべてのVMwareの構成、パッチ適用、運用、およびアプリケーションの導入は、お客様またはお客様の運用パートナーの責任となります。
BYOL VMwareライセンス・モデルは、Oracle Cloud VMware Solutionのコア・コンポーネント(vSphere、vSAN、NSX)には対応していません。これは、すべてのパブリッククラウド製品にわたるVMwareの標準です。
仮想化環境で動作するオラクルのソフトウェア(Oracle Databaseを含む)のライセンス・ポリシーは変更されていません。Oracle Cloud VMware Solution上にオラクルのソフトウェアを導入するお客様には、オラクルの現行のサーバー/ハードウェア・パーティショニング・ポリシー(PDF)が適用されます。
お客様は、VMware Site Recovery Manager(SRM)、VMware Horizon VDI、VMware vRealize Suite、VMware Tanzuなどの付属サービスのライセンスを購入する必要があります。
お客様は、VMware Site Recovery Manager(SRM)、VMware Horizon VDI、VMware vRealize Suite、VMware Tanzuなどの付属サービスのライセンスを購入する必要があります。
VMware HCXを使用してワークロードを本番環境用の3ノードSDDCに移行するか、任意の移行方法を使ってワークロードをSDDC間で移行することができます。
Oracle Cloud VMware Solutionは、旧バージョンからVMware vSphereバージョン7へのアップグレードを開始し、アップグレードするための自動化されたガイド付きワークフローと、いくつかの手動ステップをサポートしています。SDDCのアップデートを自動化し、バイナリおよびライセンスのダウンロード可能なリンクを提供し、ホストを最新バージョンにするためのローリング・アップグレードを実行します。ステップ・バイ・ステップの詳細な手順については、Oracle Cloud VMware Solutionのドキュメントを参照してください。vSphere 8.0へのアップグレードは現在サポートされていません。
SDDCアップグレードが完了すると、DetailsのページにVMware Cloud Foundationバンドルのバイナリおよびライセンスへのリンクが表示されます。ダウンロード可能なリンクは、vCenterコンポーネント・バンドルとNSX-T Data Centerバンドルを指す、事前認証済の読み取り専用オブジェクト・ストレージ・バケットURLです。
バイナリやライセンスについてサポートが必要な場合は、My Oracle Supportからチケットを送信してください。
SDDCのアップグレードが完了したら、アップグレード対象のESXiホストの一覧から、各ホストを選択し、最新バージョンにアップグレードしてください。作成された新しいホストは、既存のホストの構成と同じになります。旧ホストから新ESXiホストへのワークロードの移行が完了したら、旧ESXiホストを削除する必要があります。新しいESXiホストは時間単位で課金されます。通常の時間単位SKUとは異なり、このホストには「最低8時間のサブスクリプション期間」は適応されません。古いホストに割り当てられていた期間コミットメントは、古いホストが削除されると新しいホストに引き継がれ、元のコミットメントと同じ条件が適用されます。
古いホストを削除する必要があるという通知が送信され、古いホストが削除されるまで、新しいホストが1時間ごとに請求されます。
Oracle Cloud VMware Solutionは、単一のSDDCで複数のクラスタを作成するためのサポートを導入します。SDDCを作成するには、3つのホストおよび追加のワークロード・クラスタのオプションを含む、必須の統合管理クラスタを設定します。プロビジョニング後に追加のワークロード・クラスタを作成することもできます。
1つのSDDCには、統合管理クラスタを含む最大6つのクラスタを作成できます。
いいえ。単一ホストSDDCは、1つのESXiホストを持つ単一クラスタに制限され、マルチクラスタに変換することはできません。
はい。統合管理クラスタにデプロイされた単一のvCenterは、そのSDDCにデプロイされているすべてのクラスタを管理できます。
いいえ。SDDC内のすべてのクラスタを管理するvCenterは1つのみになります。
はい。クラスタ間のvMotionがサポートされています。ユーザーは、OCIネットワーク・セキュリティ・グループを変更するクラスタ全体でvMotionを制限できます。
vSANベースのストレージはクラスタに対してローカルであり、クラスタ間で共有されません。
OCIブロック・ストレージは、プロビジョニング・プロセス中に標準シェイプのクラスタにのみマッピングされます。
はい。元の統合管理クラスタとは異なるシェイプの追加ワークロード・クラスタを作成することができます。
クラスタを作成する場合、同じシェイプとコアの3つ以上のノードの本番クラスタをデプロイする必要があります。プロビジョニング後に、選択した元のシェイプと互換性のあるさまざまなシェイプのホストを追加できます。
ホストを追加する際に、SDDCの主要なVMwareソフトウェア・バージョン内のESXiソフトウェア・バージョンを選択できます。
クラスタの初期ホスト・シェイプの構成 | 追加されたホストで使用可能なシェイプ |
---|---|
BM.DenseIO2.52(X7) | BM.DenseIO2.52(X7)、BM.Standard3.64(X9)、BM.GPU.A10.4(ベータ版) |
BM.Standard2.52(X7) | BM.Standard2.52(X7)、BM.Standard3.64(X9)、BM.GPU.A10.4(ベータ版) |
BM.Standard3.64(X9) | BM.Standard3.64(X9)、BM.GPU.A10.4(ベータ版) |
BM.GPU.A10.4(X9) | BM.Standard3.64(X9)、BM.GPU.A10.4(ベータ版) |
BM.DenseIO.E4.128(AMD) | BM.DenseIO.E4.128(AMD)、BM.Standard.E4.128(AMD) |
BM.Standard.E4.128(AMD) | BM.Standard.E4.128(AMD) |
50 GB〜32 TBのブロックボリュームを1 GB単位でプロビジョニングできます。
1つのホストに最大32個のブロックボリュームをアタッチできます。
サポートされる最大パフォーマンスは、現時点では50ボリューム・パフォーマンス・ユニット(VPU)です。
Oracle Cloud VMware Solutionでは、マルチパス、バックアップ・ポリシー、自動パフォーマンス、クロス・リージョン・レプリケーション、および50を超えるVPUはサポートされていません。
ベアメタルDenseシェイプには、ローカルNVMeを搭載したvSANがストレージとしてあります。ストレージは、ホストを追加したり、OCI Block StorageやNFSなどの外部ストレージを追加することで拡張できます。ベアメタルStandardシリーズのシェイプは、プライマリ・データ・ストアとしてOCI Block Storageを使用します。ブロックボリュームを追加したり、外部ストレージとしてNFSを使用することで、ストレージ容量を拡張できます。
1つのブロック・ボリュームに最大32のESXiホストを追加することができます。
20VPUを超えるブロックボリュームを選択する場合、任意のデバイスパスを割り当ててください。
最新の価格については、価格表を参照してください。
時間単位、月単位、1年単位、3年単位のコミットメントがあります。月次コミットメントは、Denseシェイプの場合のみ利用可能です。
Oracle Cloud VMware Solutionでは、1時間単位のコミットメント・オプションを利用して、8時間(最小コミットメント期間)からご利用いただけます。
コミット期間の終了前にホストが削除された場合、コミット期間中は請求が継続されます。
いいえ。Oracle Cloud VMware Solutionは、お客様の使用レポートにおいて、ホストごとに1つのSKUで請求されます。これには、インフラストラクチャとVMwareの両方のライセンスへのアクセスが含まれます。
同じシェイプとコア数のホストをプロビジョニングしている間、コミットメントを再利用できます。コミットメント期間は変更されません。
2つのアクティブなホスト間で請求コミットメントをスワップできます。
HCX Advancedからアップグレードする場合にのみ、Denseシェイプ(DenseIO.52およびDenseIO.E4.128)でHCX Enterpriseの料金を支払う必要があります。
はい。お客様は、その監視ツールに関するVMwareのガイダンスと推奨事項を遵守する必要があります。
ESXiベアメタル・インスタンスにはエージェントがインストールされていないため、標準のOracle Cloudテレメトリは使用できません。ただし、お客様は、ESXi、vCenter、NSX-Tの管理インターフェイスや、これらのサービスの一部として提供されるAPIを介して、VMwareから直接コンピュートとネットワークのテレメトリ・データを取得できます。
オラクルは、サポートに関連するすべての問題に対して、Tier 1、Tier 2、Tier 3のカスタマーサポートを提供します。
オラクルは、オラクルがライセンスを発行して導入するVMware Cloud Foundationのコア・コンポーネント(vSphere、vCenter、vSAN、NSX)に対するサポートを提供します。