日本オラクル特集記事

クラウド・インフラストラクチャの目に見えない4つのコスト

オラクル・コーポレーション
サーシャ・バンクス・ルーイ

ほとんどのクラウド・インフラストラクチャ・ベンダーは、データセンターの管理、ハードウェアへの投資、ソフトウェアのインストールと更新を行う必要なく、アプリケーションを作成・実行するための安定したセキュアな環境を企業に提供している。そして、ほとんどのクラウド・ベンダーが提供しているサービスは同じである一方で、サービスの課金と提供の方法には違いがある。


(提供:オラクル)

クラウド・インフラストラクチャ・ベンダーを評価する際は、目に見えない4つのコストを考慮しなければならない。

1. 「オートスケール」しないコンピュート・サービスの価格

クラウド・インフラストラクチャの最も本質的な要素の一つであるコンピュート・サービスはデータとワークロードの処理に必要なCPU/GPUを企業に提供する。コンピュート費用の見積りを困難にしているのは、必要な容量が変動することである。クラウド・ベンダーの価格モデルでの小さな差が、お客様が支払うコストにおいては大きな差となる場合がある。

サンフランシスコ湾岸のアドテック企業であるWidgetは、高い授業料を支払った。Widgetのソフトウェア実装パートナーであるVastEdgeのクラウド・エバンジェリスト、ヴィク・メータ(Vik Mehta)氏は次のように述べている。「使ってもいないサーバー容量のために、とんでもない金額を他社クラウドに支払っていた」

本当の意味で「弾力性のある」キャパシティを得るのであれば、クラウドベースのサーバーの価格は、企業が実際に使ったキャパシティを反映させたものにしなければならないと、オラクルのビジネスデベロップメント担当ディレクターであるブレント・ユーリッヒ(Brent Juelich)は述べている。しかし、多くのクラウド・ベンダーのコンピュート・サービスの課金は想定キャパシティ範囲に基づいている。

あるクラウドを利用する場合、「弾力性の範囲を最初に決定する必要がある」とメータ氏は述べている。Widgetが望んでいたのは、日常業務用のより少ないキャパシティと、テスト中の短期間にキャパシティを拡大するオプションであった。
「しかし、そのクラウド・ベンダーでは出来なかった」

2. 節約とならない一括ストレージ「割引」

企業が収集するデータの量が増えたことで、クラウドストレージが魅力を増しているが、適切なタイプのクラウドストレージの選択は一筋縄ではいかない。

そのために、一部のベンダーはブロックおよびオブジェクトストレージの一括割引を行っているが、多くの場合、これは不要な容量で企業を拘束する。屋外セキュリティ・プラットフォームのスタートアップ企業であるV5 Systemsのビジネスデベロップメント担当バイスプレジデント、マイケル・シードラー(Michael Seidler)氏は、次のように述べている。「当社のストレージのニーズはお客様のストレージのニーズに基づいているため、短期間に増減する場合があり、予測することが難しい」

3. 厄介な一方向ネットワーク課金

クラウド・ネットワークは先進的なデジタル・ビジネスのバックボーンであるが、このようなネットワークがすべて同じように作られているわけではないことに注意が必要だ。

注意が必要な領域として、Oracle Cloud Infrastructureのプロダクトストラテジー担当バイスプレジデントであるカイル・ヨーク(Kyle York)は、分析、レポート、共有などの目的でデータをクラウドから公共インターネットに移動する際のコストを挙げる。どのクラウド・プロバイダーでもお客様は自社のデータを無償でクラウドにアップロードできるが、そのデータをダウンロードする際の金額には違いがある。

ヨークによれば、オラクルでは最初の10テラバイトまでのデータのダウンロードについてお客様は課金されない。一方で、あるクラウド・ベンダーは5ギガバイトを超えると課金され、また別のベンダーではたった1ギガバイトを超えると課金される。

4. 保証のないプレミアムサポートパッケージ

どのクラウド・インフラストラクチャ・ベンダーでもお客様はオンライン・ドキュメントとコミュニティ・フォーラムに無償でアクセスできるが、レイテンシーの問題やネットワーク停止を解決するために必要なハンズオンやエキスパート・サポートには少なからぬ金額が請求される。ヨークは次のように述べている。「企業は、階層的なエスカレーション、専任のサポート・マネージャー、パフォーマンス保証が含まれるエンタープライズレベルのサポートを1つのパッケージとして無償で提供しているベンダーを探す必要がある」

メータ氏によれば、Widgetがあるクラウドを使ってモバイル通信プラットフォームの実行を開始したときに同社がインフラストラクチャ・サポートとして毎月支払っていた金額は数百ドルであった。しかし、繰り返されるレイテンシーの問題、サーバー停止、16回を超えるオープンソース・テクノロジーの専任サポートの不在に対応を迫られ、1年もしないうちに同社が毎月支払う金額は2万ドルを超えた。メータ氏は「すべてをシャットダウンする以外に選択肢はなかった」と述べている。

オラクルは無償のプレミアムサポートと、お客様がクラウド・インフラストラクチャで実行するすべてのワークロードについて99%以上のアップタイムを提供している。そのため、「やっとサポートコストの高騰に悩まされずにコアビジネスに集中できる」とメータ氏は語っている。

本記事はForbes.com OracleVoiceの以下の記事を抄訳しています:
4 Hidden Costs Of Cloud Infrastructure