日本オラクル特集記事

オラクル、米国テキサス州に約5万坪のクラウド営業拠点を新設

オラクル・コーポレーション
ジョン・フォーリー

米国南部・テキサス州の州都がある人口約100万人のオースティン市。その都市がクラウドコンピューティングによるイノベーションの発信地となる。オラクルは、オースティン市内にあるレディーバード湖南岸に約5万坪、東京ドーム約3.5個分の広大なキャンパスを建設した。

オラクルの新しい複合施設の中心は、56万平方フィートのオフィスビルである。第一陣として2,500名の従業員を受け入れるが、今後その数は増加する見込みだ。オラクルの経営執行役会長兼CTOであるラリー・エリソンは、2018年3月22日のオープニングセレモニーで、最終的には1万名もの従業員が勤務できるようになると述べた。「私たちには壮大な計画があります」とエリソンは語っている。


(写真:オラクル)

フルサービスのレストランから、フードトラック、スターバックスコーヒー、ゲームルーム、フィットネスセンター、そして295部屋の集合住宅まで備わった最先端の複合施設は、オラクルの没入型セールストレーニングプログラム「Class Of」の一環で採用される大学新卒生を含め、最高の人材を雇用するために設計された。「オラクルのクラウドビジネスでの空前の成長をサポートする最高の人材を引きつけ、採用し、トレーニングを行うため、ここオースティンで事業を拡大します。」とCEOのマーク・ハードは語っている。

この建物には、オラクルの次世代コンタクトセンターが初めて設置される。これは、最新テクノロジーを用いて顧客との迅速かつ効率的なやり取りを支援するための施設であり、曲面ワイドスクリーンモニター、コンテキストデータによるリアルタイムなインテリジェンス、Click-to-Call(クリックで発信)機能などが導入される。オラクルのデジタルセールスチーム担当シニアバイスプレジデントであるダウンズ・ディアリングは、次のように述べている。「これは当社の勢力範囲を拡大し、セールス担当者の仕事をやりやすくするための、非常に効果的な手段です。セールス担当者は情報をすぐに利用できます」

新しい「Oracle Cloud Solution Hub」にはオラクルのエンジニアが配置され、人工知能、バーチャルリアリティ(VR)、「Oracle Blockchain Cloud Service」などの最新テクノロジーを使用して、顧客とともに、そして顧客のために構築した革新的プロジェクトのデモンストレーションが行われる。このハブと、他のオラクル拠点にある3つの同様の施設によって、顧客はデジタル・トランスフォーメーションについてのアイディアを自ら着想できるのだ。


(写真:オラクル)

オースティンは、「Oracle Startup Cloud Accelerator」プログラムが米国で初めて実施される都市でもある。2016年に開始されたこのプログラムは、ブラジル、イギリス、フランス、インド、イスラエル、シンガポールですでに展開中である。6か月に及ぶこのプログラムにおいて、スタートアップ企業はアドバイスやワークスペース、「Oracle Cloud」の無料クレジットといったオラクルのリソースを利用できるほか、オラクルの顧客にもアクセスできる。

最高のロケーション

200万という都市圏人口がさらに増加しているオースティンは、食べ物や音楽、アウトドアアクティビティ、そして独創的な起業家精神という財産を数十年にわたって継承し、繁栄を続けている。オラクルはオースティン・キャンパスの開設により、この地のコミュニティの一部になるだけではなく、ベイラー大学、テキサスA&M大学、テキサス大学オースティン校など、州内の大学から優秀な人材を採用できる。

エリソンはオープニングセレモニーのあいさつで、オラクルにとってオースティンの中心、特に水辺にこの施設を置くことが重要だったと語っている。ここでは従業員は、カヤックやハイキングを楽しむこともできる(レディーバード湖はコロラド川の貯水湖である)。「私たちがオースティンを好ましいと感じる理由は、従業員にとって好ましい場所だと思われるからです。毎日気持ちよく仕事に通えるような施設を作りたいのです」


(写真:オラクル)

エリソンはオースティン郊外の土地には見向きもしなかった。用地検討時のエピソードとして披露された話では、土地の視察に向かうためエリソンとハードが乗っていた車が、街から何マイルも離れると、エリソンはドライバーにUターンするよう伝えたという。「『ここはオースティンではない。こんなところでは降りないよ』と」

レディーバード湖のほとりの土地は、まさにエリソンとハードが探していた場所だった。エリソンは次のように述べている。「ここは、最高の人材を受け入れるための素晴らしい施設です。経験豊かなベテランであろうと、大学を出たばかりの新卒社員であろうと、オラクルに来てくれれば、キャリアを磨き、新しいテクノロジーを学び、会社とともに成長することができます」

ディアリングは、ロック・クライミング・ウォールや屋外コラボレーション・スペース、そしてオースティンをテーマにした壁画などを含むオラクルの新しい拠点を、新しい設備やワークスペースにとどまらない「体験」であると評している。「うちの子どもたちに『かっこいい』と思われる職場は、ここが初めてです」

本記事はForbes.com OracleVoiceの以下の記事を抄訳しています:
Oracle Opens 'Phenomenal' Campus In Texas State Capital