デジタル・アシスタントの機能
会話型AI
生成AIの機能
Oracle Digital Assistantの生成AI機能を利用すると、ユーザーは大規模言語モデル（LLM）やその他の生成機能を自分のデジタル・アシスタントに統合できます。また、開発者は生成AIを利用してデジタル・アシスタントをより迅速かつ効率的に構築できます。
自然言語の理解と機械学習
Oracle Digital Assistantは、自然言語処理、自然言語理解（NLU）、およびカスタム・アルゴリズムを用いた深い意味解析を適用して、一般的な会話を理解し、正確な意図と文脈を導き出します。
AI搭載の音声
オラクルのAIによる音声を活用することで、サードパーティの製品やサービスに頼る必要がなくなります。ユーザーは、ビジネス特有の語彙を理解し、自然で表現力豊かな対話を可能にする音声コマンドとアシスタントを利用して、ビジネス・アプリケーションとやりとりできます。エンドツーエンドのセキュリティを実現し、PIIやGDPRなどのプライバシー基準に準拠することで、データをより詳細に制御できるようになります。
分析とインサイト
デフォルトの分析機能で会話のボトルネックや使用パターンを特定し、カスタマー・インサイトを得ることができます。そして、データ・ドリブンな意思決定によってユーザー・エクスペリエンスを継続的に改善させることができます。
エンタープライズ・アプリケーションとの統合
統一化された会話エクスペリエンス
Oracle Digital Assistantにより、単一目的のチャットボットが1つのデジタル・アシスタントに統合され、ユーザーは1つの会話で複数のシステムと簡単にやりとりできるようになります。会話は文脈に沿って行われ、個々のユーザーや役割に合わせてパーソナライズされます。
Oracle Cloud Application向けにデフォルトで構築済みのチャットボット
Oracle Digital Assistantだけが、Oracle Cloud ERP、Oracle Cloud SCM、Oracle Cloud HCM、Oracle Cloud CXに対応したすぐに使えるチャットボット機能を提供しています。
チャットボット・アーキテクチャ・フレームワーク
サンプル・テンプレート、再利用可能なコンポーネント、組込みのチャットボット・アーキテクチャ・フレームワークを利用して、サードパーティ・アプリケーションやオンプレミス・アプリケーションに組み込むカスタム・チャットボットを迅速に構築できます。
高度な会話型デザイン・ツール
会話型デザイナー
ポイント・アンド・クリック操作によるノーコードの対話フロー・インターフェイスを通じて、独自の会話体験をビジネス・ユーザーに設計してもらうことができます。
対話トレーナーおよびドメイン・トレーナー
カスタム・ドメインの語彙でボットをトレーニングさせます。 すぐに使えるトレーニングと人間によるトレーニングを組み合せることで、アシスタントの精度がさらに向上します。
ネイティブな多言語サポート
スペイン語やフランス語などの複数の言語でトレーニング・データを追加できるため、外部の翻訳サービスを省くことができます。これにより、エンゲージメントが向上し、英語圏以外の人々の利用を拡大させることができます。Oracle Digital Assistantのゼロショット多言語NLUでは、言語ごとに同じトレーニング・データセットを作成し直す必要はありません。
オープンでスケーラブル、かつセキュア
マルチチャネルのサポート
Web、モバイル、SMSテキスト、スマート・スピーカー、Slack、Microsoft Teamsなど、既に利用されている一般的なチャネルでユーザーに利用してもらうことができます。あるチャネルで始めた会話を、文脈を損ねることなく、別のチャネルで終えることができます。
ボットからエージェントへの自動転送
Oracle Digital AssistantはOracle Service Cloudやその他のヘルプデスク管理システムと連携して機能し、サービス・リクエストにインテリジェントに対応し、次の最適なステップを提案します。また、ヘルプデスクの自動化により最大40%のコスト削減を達成できます。複雑な通話の場合は、全通話履歴を人間のエージェントに簡単に引き渡すことができ、顧客満足度とサービスレベルの向上を実現します。
統合された認証プロファイル
1つの認証プロファイルを有効にすることで、ユーザーは役割に応じてバックエンドのさまざまなアプリケーションとシームレスかつセキュアに会話できるようになります。Oracle CloudアプリケーションにはOracle Digital Assistantのセキュリティがあらかじめ組み込まれており、複数のアプリケーションをシングル・サインオンで使用できます。